アンプ。どんなに良いギターも良いアンプがないと意味が無い。
良くギターサウンドを決定付けるのは「7:2:1」で「アンプ:ギター:エフェクター等」と言われている。
それだけに世にアンプは星の数程あり、各メーカー、各オーナーが拘りを持っている。だからアンプはこう有るべきというものは一概には言えない。例えば1980年代に生産されたMarshall-JCM800。世界中のアーティストがこのアンプを使用し名盤が生まれている。そして今現在MarshallはJCM2000という新たなラインナップをそろえているにも関わらず、800シリーズの愛好者は多い。それはアンプにある絶対的ではない音のファジーさにあるとおもう。特にロックの歴史を作ったのはギターアンプの歴史と言っても過言では無い。真空管アンプの偶発的な歪みこそがギターの魅力の一つでもあり。ロックの代名詞でもあるからだ。
いちいちギターアンプのA-Zを書いていては天文学的論文になってしまう。ので、アンプを例に出しながら以下にアンプについて述べたいと思います。
1Marshall・・・・JTM-45・JCM2000
今でも人気のあるJTM-45。私が思うに人気の秘密は他のパートを邪魔しないクランチサウンドにあると思う。例えばR社のJC-120はクリーンでもクランチでも音量を上げるとうるさい。しかしJTM-45は他のパートにスルっと溶け込むサウンドになっている。音量がでかくなっても。他のパートを殺さない。コレがこのアンプのいいところだと思う。時代は21世紀になり、今までMarshall社の課題となっていたクリーンサウンドに磨きが掛かり、更にスーパーリードと呼ばれるハイゲイン回路も強化された。しかしMarshallの歪みを先頭とする伝統は脈々と受け継がれている。
つい先日楽器店から、Hughes & KetnerのTRIAMP(定価26万)が入ったので試奏しないか?と誘いがあったので早速試奏してみた。スゲーいいアンプで、音抜け、ドライブ加減、レンジ幅どれを取っても最高だった。で比較として、隣にあるJCM-2000(売値10万)を弾いてみる・・・・とスイスイフレーズが浮かぶし、弾いていて心地よい。結論的に美味しい音を出すのはTRI
AMPだったが、私にとって使える音はJCM2000だった訳だ。ま、俺はフランス料理よりラーメンの方が好きだから。ギターもB級グルメかも知れないね。
2 Fender・・・・・Twin Reverb
初めて良いアンプを使ったのがコレ。今でもクリーンサウンドはこいつに勝てるのは無いかな・・・・。クリーンなのに6弦を弾いた瞬間「ゾン!」と鳴って「うぁぁ〜これがギターの音かぁ!」と感動したのを覚えている。クリーンで良い音=エフェクターを使っても良い音、となる。R社のJCは低音が割れてしまうが、このアンプは低音がふくよかなので弾いていて心地よい。私の良いアンプの条件はクリーンで腰のあるサウンドである。その規準としてこのアンプは良い手本になっているね。
・・・・・で問題はアンプの歪みの方なんだけど、やっぱりマーシャル系に比べると硬いかな?でも全然使える。もちろんクランチ風味だけど、これでブルージーな曲を弾くともう止まらない。歌を歌うようにギターの声の表情が現れてくる。マーシャルと同様ギターと相性が良いアンプだと思う。
3 Dr.Z・・・・・Carmen Ghia Combo,Head
ケーブルの話でも分かる通り回路が複雑になるにつれて音はどんどん劣化していく。このアンプは1vol.1toneの2つしかつまみが無い。つまりスピーカー出力まで最短のコースを辿っている訳だ。音を出してみると分かるがとにかくアタックが速い!!シングルでVol2〜4くらいで良い塩梅のクリーンサウンド。・・・・そしてVolを12時以降に回すと、最高のふくよかなクランチサウンド。マジでこのアンプはお勧めです!!!はっきり言って3バンドイコライザーなんか付いていたってろくにいじれない。トーンは1つで十分!・・・・ま、それで納得できる音を出せるこのアンプがスゴいんだけどね。
出力は18w、PA機器の充実している昨今ではコレだけあれば十分と言える。勿論音圧はそれ以上に体感できるし。
そしてルックスも最高。これからスタンダードになる予感のするアンプです。
4.ROLAND・・・・・JC120
構造がトランジスタでメンテナンスフリー、と言うことも在ってスタジオに常備されている通称ジャズコ。仙台に越してくるまでこのアンプは使用して事が殆ど無かった。その理由は、低音が細く、無理に出すと割れる。高音がうるさく、硬い音が辛い・・・・ということでやり難かった。然し仙台に越してみるとスタジオにフェンダー系のクリーンアンプを置いている所も無くジャズコを攻略しなきゃならなくなった訳です。で、ジャズコの長所と言うものはまず高音がきらびやか、素のギターの音が出る。という点があると思う。ではエフェクター等でサウンドメイクして使えるようにするには・・・・まずリンクを使う。チャンネル2のHIにシールドをインプットしたら、チャンネル1のHIとチャンネル2のローをシールドを挿してリンク。チャンネル2はイコライザーをハイトレブルから5,0,5のドンシャリにしてみる。すると低音がモワモワして高音が輪郭を作る。そしてチャンネル1でほぼイコラーザーをフラットにし、ボリュームを上げる。そうすると、ジャズコサウンドながら結構使える音になってくる。
まぁどんなエフェクターを使ってもこのアンプに掛かれば硬い音になってしまうんだけどね・・・そこは個性として、プレイヤー側がアンプに歩み寄っていくしかないかな・・・・
・・・・・つづくよ