◇◆幼なじみ◆◇
| 「あれ〜?向こうから歩いてくるの昌にぃじゃない?」 駅前の道を向こうから歩いてくるのが見えた。 「おぉ〜!!元気してたかぁ〜!?相変わらずちっちぇなぁ〜(笑)」 通りすがりにそう言って私の頭をポンポンと叩く。 彼は昌にぃこと坂本昌行。V6のメンバー。 TVに出るようになってから、1人暮らしを始めた。たまの休みには実家に帰ってくる。 そして私。昌にぃの実家の隣に住む高校生。年は随分と離れているが一応幼なじみ。っていうかおもちゃのように遊ばれてたって言った方がいいかなぁ・・・ で、彼が私の片思いの相手。 「!今からどこ行くんだ?おぉ!?さてはデートだなぁ?」 「何言ってんのよ!ちょっと駅前の本屋に行こうと思っただけです!!昌にぃこそ今日はどうしたの?」 「俺か?久しぶりのオフだから、たまには家帰ろうかと思って。」 「じゃぁ〜家まで一緒に帰ろう!」 私は、昌にぃの腕に自分の腕をからめて元の道へと歩き出した。 「、いいのか?本屋行くんだったんだろ?」 「いいの!いいの!本屋なんていつでも行けるんだから。それより昌にぃ!今日の晩ご飯私が作ったあげようか?」 「えっ〜!?が作れるの〜!?包丁なんて持てんのかよ!?俺の方が上手いんじゃないのか?」 「失礼ね〜!これでも料理が得意なんです!!」 「おばちゃ〜ん!昌にぃ帰ってきたよ〜」 「あぁ〜昌!お帰り!ちゃん!なんか冷たいモンでも飲ましてやってよ!そろそろ忙しくなる時間だからさぁ〜」 「はぁ〜い!おばちゃん、今日晩ご飯私が作らしてもらうね!?いいでしょ?」 「ありがとう!助かるわ〜ちゃんみたいな子が昌のお嫁さんに来てくれるといいんだけどね〜」 「はいはい。何言ってんだか。年離れ過ぎだっての(笑)」 私は、家の奥へと向かいながらも昌にぃのその一言が胸に響いた。 「はい。冷たい麦茶。で、晩ご飯何がいい?」 「何でも。いいよ。」 「じゃぁ〜何か適当に作るね。」 私は、さっきの昌にぃの言葉が気になって、台所から思い切って聞いてみた。 「あのさぁ〜昌にぃ。さっきのことなんだけど。」 「ん〜?さっきのことって?」 「さっきさぁ〜年離れ過ぎだとか言ったじゃない?」 「ん〜」 「あれって、年離れてると恋愛対象じゃないってこと?ってことは、私じゃダメってことよね!?」 私は、顔が見えないことをいいことに今の自分の気持ちを伝えることにした。 「私の気持ち正直に言うとね、昌にぃのことずっと好きだったの。年が離れてたってそんなの全然平気。 さっきの昌にぃの言葉、ホントの気持ちなの?」 「・・・・」 「昌にぃ、黙ってないで何とか言ってよ!」 声がしないので振り返ろうとした瞬間、後ろから抱きしめられた。 「。」 「ちょっと待ってよ!昌にぃ、どうしたの?」 「、お前の方こそ、俺のことずっと昌にぃ、昌にぃって言ってんじゃん。なんで俺が、たまのオフに家に帰ってくると思ってんの!?」 「えっ!?」 「に逢いたいからだろ!今更だけど、俺だってずっと好きだったんだ。でも年のこと気になって・・・」 私は、振り返った。 「昌にぃ・・・」 「昌にぃじゃないだろ!」 「・・・昌行。」 昌行は、もう1度私を抱きしめ、そっとキスをしてくれた。 |