◇◆卒業◆◇
| 「あ〜今日も残業でクタクタだし・・・1人の寂しい部屋に帰るのは辛い!!」 は、OL。実家を出て1人暮らし。 「やっと家に着いた〜」 DMしかやって来ない郵便受けを見て、自分の部屋へと入る。 机の上に郵便を何気に置いた。その中のひとつ目についた1枚のハガキ。 《★★高等学校3年1組同窓会のお知らせ》 「えっ〜懐かしい。同窓会なんてするんだぁ〜何年ぶり?」 ちょうどその時、高校からの友人優から電話。 「もしもし !!ハガキ見た??」 「見た見た!もう何年ぶりよ!?」 「10年ぶりじゃない?」 「懐かしいね〜みんな変わってるんだろうね?」 「ねっ!?そうだ〜坂本くんって来るのかな?我が1組のスパースター。も気になるよね〜!?」 「そんなことないよ〜何言ってんの!仕事忙しくって来れないんじゃない?」 「そうかな?来て欲しいよね・・・」 「じゃ、当日待ち合わせて行こうね!」 「うん。わかった。じゃ〜ね☆」 自分の心臓の音が優にまで聞こえるんじゃないかってドキドキした。 3年1組を思い出すのに1番に浮かんだのが坂本昌行、彼だった。 彼は、高校を卒業して芸能界デビューを果たした、クラスのスターだった。 10年前のあの日、卒業式・・・ 「もうこれでお別れだね。」 「との腐れ縁もこれまでだなっ!」 「デビューするの?」 「いや。まだその前の段階だな。でも絶対デビューしてみせるから。」 「そう。がんばってね。応援してるから。」 「じゃ〜デビューしたらファン1号になれよ。」 「え〜!?ウソウソ。ファンさせていただきます(笑)あのさ〜坂本くん・・・」 「何?」 「あのね・・・」 「お〜い!!坂本!!早く来いよ!」 「わりぃ。隆が呼んでるわ。で、何?」 「ううん。何でもない。早く行って。」 「おぉ!じゃ〜なっ!」 あの日自分の気持ちを伝えることができなかった。あれから10年、今も気持ちを引きずっている。 同窓会、果たして坂本くんは来るのだろうか? 同窓会当日。 あちらこちらで、「元気〜!?」「変わってないね〜!?」などの声が聞こえてきて。 乾杯の音頭で始まった同窓会。の待ち人はまだ来てない。 仕事が忙しいから来れないんじゃないって言ったのは自分なのに・・・来てくれることに期待している自分。 しばらくすると、みんなの目が入り口に集中して 「おっ〜!!間に合ったか!?」 ふっとも入り口に目をやるとそこには坂本くんの姿が。 「待ってました〜我らのスパースター、今や全国のスター坂本昌行登場。」 「ちょっと待ってよ。今日は、V6の坂本昌行じゃなくて。坂本商店の息子坂本昌行ってことで(笑)」 「じゃ〜もう1度乾杯vvv」 は、 坂本くんと話をしたかったがそばに行くことができなかった。。 そして1度も話をすることができず同窓会はお開きに。 「、2次会どうすんの?」 「私やめとくわ〜」 優を残して、は帰る準備をした。 その後ろから「俺も明日仕事で早いんだ。ごめんな〜」と坂本くんの声。 「よう!久しぶり。元気してた〜!?お前帰んの?俺、車で来てるんだけど送るよ。」 は、第一声なんて話そうか、ずっと考えていたのに案外あっけなく話かけられてびっくりした。 「家どこ?」 「恵比寿」 「あれ?俺の近所?家出たんだ?結婚したの?」 「してないよ!一人暮らし。」 「で、今何やってんの?」 「普通のOL。」 「ふ〜ん。」 そしてしばらく沈黙が続き 「あのさ〜に会ったら聞きたいことあったんだ。お前俺のファン1号になるんだったよな。 コンサートに来てくれたことあったけ?俺待ってたのに。」 「・・・」 車は、の家の前で止まった。 「高校卒業式の日お前何言おうとしてたんだ?」 は、卒業式に伝えられなかった思い、10年間思い続けてた思いを今話すことにした。 「高校の時、坂本くんのこと好きだった。ううん今もずっと坂本くんのことが好き。今まで何人か付き合った人はいたけど やっぱり坂本くんのこと忘れることできなかった。」 「・・・」 「今こんなこと伝えて迷惑だとは思うけど、10年間思い続けて来たの。もうこういう思いから卒業したいって思った。」 「・・・卒業することないんじゃない?」 「えっ!?」 「卒業式の日俺期待してたんだよな〜いよいよ告白かぁ!って(笑)でもは何も言ってくれなかったから俺の 勘違いかと思った。俺の片思いだったのかって。それから俺もずっと気になってたんだ。俺も何人か付き合いは あったけど、やっぱりどこかであの卒業式の日を忘れられなかった。だから今日は、絶対出席したかったんだ。 に会いたかったんだ。今からでも遅くない。今から始めよう!」 「・・・」 思わずは涙を流し 「ありがとう。」それだけ伝えるのが精一杯だった。 今日が2人の卒業式。そして今日から2人の始まり。 |
| 久しぶりに書いた小説、いつもに増してまとまり悪くて。 なんとなくこんな話しにしたいなぁってところから始まった話。 10年の片思いは長すぎないか!?ちょっと疑問(爆) |