◇◆約束◆◇

「10年後の今日、この公園でもう1度会おう!」

小学校卒業式の日に剛くんと約束した。
剛くんとは幼なじみ、でも私は剛くんのことが好きだった。
どうして、こんな約束をしたのかもよく覚えていない。でも約束の日だけはしっかりと覚えている。
同じ中学校に進んだけれど、1度も同じクラスにはなれなかった。
たまに帰り時間が一緒になって、その日あった出来事を話しするだけだった。
別々の高校に進んでから、さらに会う機会がなくなって
久しぶりに会った剛くんから
「今度デビューするんだ。」って聞いた。
「そうなんだ。おめでとう!なんか遠い人になっちゃうね・・・」
「そんなことないって。休みの日とかは地元のみんなと遊ぶし、俺は俺で何も変わらないって。」
「ふ〜ん、そうかな?」
「そん時は、お前も誘うから来いよ。」
「わかった。」

剛くんはデビューを果たし、そしていつのまにか有名人になっていた。
地元に帰ってきた時は、たまに遊ぶけれどやはり”V6の森田剛”は有名人で、たくさんいる友達の中に1人でも
女の子がいるとファンの子達はおもしろくないようだ。
あっという間にファンの間で噂になってしまう。
だから私は一緒に行動をしなくなった。
剛くんから電話かかってきて、
「気にするなよ。オフの時は”V6の森田剛”じゃなくて、ただの森田剛なんだから。」
「でもね・・・」
たまに携帯に電話がかかってきて話をするだけになった。

それから数年がたち、そして22才になった。
そう気がつけば、あの約束の日が明日にせまっていた。
ただ電話で話すだけの関係が今まで続いてきて、剛くんはあの約束を覚えているんだろうか?

当日の朝、「そういや、時間って約束してなかったけ?(笑)」何時にそれも来るかどうかもわからないのに私は家を出た。
公園に着きベンチに座って、ひたすら待った。
周りが暗くなり始めて、
「やっぱり覚えてなかった・・・帰ろう・・・」
と公園を出かけたその時に、遠くから見覚えのある車が来た。
「ごめん!待ったよね?」
剛くんが目の前にいることが信じられなかった。
「どうして?覚えてくれてたの?」
思わず涙が出てきた。
「忘れるわけないじゃん。そういや、時間決めてなかったなぁって思って(笑)今日仕事があってこの時間にしかこれなかったんだ。」
「・・・・」
「お前こそ忘れてるかと思った。それにもう1度ここで約束したかったんだ。」
「何を?」
「あのさ・・・俺、お前のこと好きだから・・・幼なじみとしてでなく、ずっと好きだったんだ。」
「えっ?」
「子供心に決めてたんだけど、本当は今日プロポーズしようと思ってたんだ。でも俺まだまだだし・・・もう少し一人前になってからって思って。
 2年後にもう1度ここで会って欲しい。その時まで俺がんばるから!返事は?」
「はい。」
嬉しくて涙が止まらない私を、剛くんはそっと抱きしめてくれた。

そして、2年後の今日私は、森田に名前が変わる。




初の自作小説です。ヘボヘボ過ぎて嫌になってしまいますvvv
次回はもう少しマシなモノが作れますように・・・


          BBS