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思った通り機内では数時間しか眠れなくて、徹夜 空港の図→ |
次のフライトはエドモントン行き。小さい飛行機で、いかにも古い。離陸。しばらくすると軽食みたいのが出て
きた。サンドウィッチ、コーヒー、ポテトチップスそして「にんじん」。長さ4センチくらいの、小指みたいな、でも
明らかに「ミニにんじん」。恥ずかしながら初めて見たのだが、苦からず甘からず、固すぎず柔らかすぎず、
うまからずって感じ。
エドモントン国際空港に到着した。時刻表では2時間半かかるはずなのに、1時間半しか乗ってない。しかも
腕時計と空港の時計が1時間違う。をっ!時差だ!国内で時差があるとは、、、恐るべしカナダ。この街では
乗換えが5時間あったので、「世界一のショッピングモール」に行くつもりでいた。空港と市内を結ぶバスも
ちゃんとここのモールに止まる、有名な観光地なのだ。
バスを待っていたが、とにかく寒い。寒い寒い。寒い寒い寒い。しかも吹雪。バカな自分は「飛行機だから
薄着でいいや」とコートの一部を成田で荷物の中に入れてしまっていたので、本当に寒い。体感気温−25
度って感じである。
我慢して待っていると、予定通りの時間にAIR
SHUTTLE と書かれた10人乗りくらいのハイエース×1.2くらい
のバンがやってきた。「?」と思い、聞いてみたらこれがそのバスだという。日本の感覚だと、空港と市内を
結ぶバスって観光バスみたいな、でかいのをイメージするのだけど、まさかハイエース×1.2だとは。。。他の客
と一緒に乗り込み、吹雪の中をバンは走る。
吹雪の高速道路をバンは爆走し、目的地「West Edmonton Mall」に到着。とにかくでかいってことは聞いて
いたので、帰りの空港行きのバスの時間を確かめ、出口の番号もちゃんと覚えて、中に入った。やっぱりうわさ
通り、でかい。入り口のところにはホテルがあり、しばらく歩くとテーマパークあった。ジェットコースターが動い
ていた。もうしばらく歩くと、スケートリンクがあり、子供たちが滑走に興じていた。ちなみに入り口からここまで、
両側には店が連なっている。
フードコートのようなところで、怪しげな東洋人の作る「テリヤキエビ炒飯」みたいな奇妙な「日本食」を食べ、
さらに歩く。まだ旅の最初なので、ここでいろいろとものを買うつもりはないのだけれど、機内で風邪気味に
なってしまったので、風邪薬を買った。ただ歩きつかれて、「でかい」という感想だけ残して、確かに面白いのだ
が、とりあえず空港に戻る。迷って焦りながらもバス乗り場に着き、予定時刻よりちょっと遅れてきた空港行き
のハイエース×1.2のバンに乗った。
運転手は「モハメッド・サハン」という名の中東のレバノンって国出身の30過ぎの青年。乗客は自分ひとり。
さらに激しくなった吹雪の中、バンは空港に向かって走る。「サハン」は話好きな奴だった。「カナダはどうよ?」
「彼女いんの?」そんな話をしている間に、自分は何も変なことは言ってないはずなんだが、「サハン」は興奮
しだした。"I hate America!!!!""Israel is fucking country!!!!!!!"こんなことを言い出した。
しかも吹雪の高速道路をとんでもないスピードで走ってるのに、こいつは興奮して前を見ていない。そして、
いつの間にか日本の話になった。「俺日本は好きだよ」「あんな小さいのにアメリカと張り合ってんだからな」
「パールハーバーのときはまったくよくやったぜ、えらい」「やっぱ日本ってすげーよな」「俺SONY製品持って
るぜ」という会話をしていたら「サハン」は落ち着いたようだった。
一時はこのまま山の中で殺されるんじゃないかとすら思ったが、よくわからない中東人の日本観のおかげで
助かった。ホテルを何件か経由して無事エドモントン国際空港に到着。"Have a good trip, my friend!!" と言い
残し、「サハン」は次の客を乗せて再び街へバンを走らせた。
ここからはオーロラの見える街、イエローナイフへ向かう。改装中の空港をうろつき、コーヒーを飲み、フライト
を待つ。空港にいたのは半分位日本人だった。みんなオーロラ見に行くんだろうな。トイレに入って驚いた。
個室の扉の下の床上20センチくらいの部分が無いのだ。これじゃみえちゃうじゃないか。安心してできない。
これって20センチ分の木を節約しているのか?よくわからんな、カナダ的合理主義。
飛行機に乗る列も日本人ばっかりだった。離陸してベルトサインが消えると、すぐにまた食事が出てくる。
ラザニアみたいなものだった。何だか脂っこい。胸焼けがしそうだったが、実際このときは自分的にはほとんど
徹夜明けの昼間みたいな状態だったので、すぐに寝てしまった。次に起きたときには、コクピットからオーロラが
見えるというのでみんなそれを見るために通路に長蛇の列を作っていた。あとで聞いたらここでみたのが
一番きれいだったと言っていた。「見たいなー」と思いつつも、並ぶの面倒だし、睡魔にも負けた。