アルバム「2U」には「to you」「ひとりで泣かないで」「恋」「セピ
ア色の涙」「BE FREE」「NAKED」「TRUE HEART」、そし
てラストのシークレット・トラック「GOOD LUCK」からなる全8曲が収
録されています。
もう1枚の「4U」のほうもそうですが、1曲目にいきなりドカーンと来る曲
を持ってきて、その後いろいろなタイプの曲を配置するという構成はとてもお気
に入り。曲順もよく考えられていて、効果的ですね。
タイトル・チューン「to you」に始まり、ハードな「NAKED」、切
ないバラード「セピア色の涙」、ポップなラブ・ソング「恋」、新曲である「B
E FREE」など、さまざまなHeart of heartsを楽しむこと
ができる名盤です。ラストには楽しいオマケもあり。
ちなみに日記のコーナーにも少し書いてありますが、「2U」のブックレット
に使用されているライブ・ショットは、昨年12月9日、十六番倉庫で開催され
たライブの時のものです(「to you」のページの写真でこーじさんの真ん
前にいるのが僕です)。また裏ジャケのレコーディング風景の写真は、アルバム
を録音した「スタジオ・キャッツ」でのものです。
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#1 to you
アルバム「2U」のオープニングを飾るのは、やはりタイトル・トラックのこ
の曲しかないでしょうというわけで、YOUさん在籍時のラスト・ライブの一番
最後にも演奏されていたこの曲が1曲目です。
Heart of heartsの名刺代わりといった趣の、キャッチーな歌
メロ主体の極上のハード・ポップ・チューン。歌詞もとてもストレートなラブ・
ソングで、ハードでドライブ感あふれるベースがとにかく気持ちいい曲です。ラ
イブでもすっかりおなじみのナンバーですね。
ちなみにこのCD収録のヴァージョンは、サビの歌メロがライブのものとは少
し違っています(CD収録の歌メロは、ライブでのそれより若干下げられていま
す)。個人的には、ライブ・ヴァージョンのほうが、より爽快感があってよいと
思うんですが、みなさんはどうでしょうか?
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#2 ひとりで泣かないで
続いては名曲「ひとりで泣かないで」で、切なく素朴なメロディーが印象的な
ナンバー。ラブ・ソングに留まらないポジティブなメッセージを伝える歌詞も、
ダイレクトに胸に届きます。サビのメロディーと歌詞は本当に絶品。
またこの曲ではコーラス・ワークも聴きどころ。Aメロ等で聴かれるソフトな
女性コーラスがとても耳に心地良いです。
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#3 恋
バンドのポップ・サイドを凝縮した感のある、爽快でゴキゲンなポップ・ロッ
ク・ナンバー。イントロからしていきなりハートを掴まれてしまいます。
この曲では、A・Bメロとサビで一気に流れが変わる、その対比がとても面白
いと感じました。でもキーも全然違うから歌っていて音が取りずらいだろうなと
か、余計なことまで考えてしまったりして…。
歌詞のほうはまさにタイトルそのまま、誰かを好きになった時の気持ちをスト
レートに記したもの。使われている言葉はごくシンプルな、素朴なものがほとん
どですが、とても心に響く、素敵な歌詞です。
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#4 セピア色の涙
タイトルどおり、聴いていて思わず泣きたくなるような…そんな、とても切な
いバラード・ナンバーです。
8分近くあるとても長い曲ですが、聴き始めるとあっという間に終わってしま
います。アコギ主体のソフトな雰囲気の演奏に乗る、情感たっぷりの歌唱は何回
聴いても素晴らしい。ラストのファルセットも本当にゾクッときます。
歌詞は、別れた昔の恋人のことを忘れようとするもどうしても振り切れず、過
去の楽しかった日々を思い出して…といった感じでしょうか。本当に、胸に刺さ
る切ない内容になっています。どうやったら、こんなに素敵な歌詞が書けるんで
しょうか…きっと、つらい恋愛をいっぱいなさったんだろうな、と思いました。
個人的にも、いろいろ思うところのある歌詞でした。
歌が終わってからのギター・ソロは雰囲気的にちょっと明るめでメロディアス
なものですが、それを聴いて個人的に、この曲の主人公は最後に過去を吹っ切っ
て、また新しい恋を探し始めたのかな…というイメージが浮かんできました。
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#5 BE FREE
アルバム発売前から、いち早く新曲としてライブで披露されていたナンバー。
本来はこのアルバムのために書き下ろされた新曲です。
曲はこれまでのHeart o heartsのポップ・ロックのナンバーの
流れを汲んだ、ハードっぽい音でポップな曲を演奏するというタイプ。ストレー
トでキャッチーなロック・ソングです。
2コーラス目後のベースのみになるブレイク部分や、ギター・ソロ後の展開な
ど、全体的に構成はかなり凝っていますが、それを一気に聴かせてしまう勢いは
まさにHeart of heartsならでは。
歌詞はSYUさんのペンによるものですが、恐らくHeart of hea
rtsのことをしたためたであろう熱く前向きな歌詞は、読む者にとても勇気を
与えてくれます。
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#6 NAKED
ライブでも定番のハードなロック・ナンバー。全編を貫く、なりふり構わない
といった感じの激しく荒々しい演奏や、中盤でのシンガロングなど、ライブの雰
囲気をかなり色濃く漂わせています。
Aメロでは歌・演奏ともにかなりハードに攻めていますが、サビに入ると一転
メジャー・コードのポップっぽい感じにガラリと変わるダイナミズム、それを無
理なく構成するバンド・アレンジはさすがのひとこと。ノレるし口ずさめる、本
当にカッコイイ曲です。ライブでは、3コーラス目のサビ前に一度演奏を止めて
メンバー紹介に入るという演出も、もうすっかりお馴染みですね。
タイトルの“NAKED”は“ありのままに”といった感じの意味合いかと思
いますが、歌詞のほうはご覧のとおり結構辛らつなことも書かれていて、このシ
ンプルなタイトルもいろいろ深読みできそうな感じですね。
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#7 TRUE HEART
本編ラストは、切なく雄大なバラード「TRUE HEART」。雪融け、春
の訪れといった季節を感じさせる雰囲気の曲に、強くまっすぐな愛を伝える歌詞
…。全編を通してのアコースティックな雰囲気と相俟って、とても感動的な仕上
りになっています。名曲!
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#8 GOOD LUCK
CDを聴いたみなさんはもうとっくにご存知かと思いますが、「TRUE H
EART」が終わってからそのままにしておくと、そのうち練習中のスタジオに
関係者らしき人がやってきてしばし歓談…みたいな音声が流れてきます。
そしてこの曲が始まるわけですが、曲はアコギを主体にしたミドル・テンポの
ソフトな感触のナンバー。移りゆく日々に流されそうになりながらも、前を向い
て懸命に生きていこうとする、そんな歌詞が、とても綺麗な歌メロに乗せて歌わ
れています。もしかしてまだ未完成の状態なのか、曲そのものはとても短くてす
ぐに終わってしまうんですが、とにかくとてもいい曲です。
曲のあとはまたスタジオでのやり取りに戻りますが、「いやーいい曲ですね。
バキューンですよ」という会話はなんのことなんでしょう? 気になります。
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「2U」
1:to you
2:ひとりで泣かないで
3:恋
4:セピア色の涙
5:BE FREE
6:NAKED
7:TRUE HEART
8:GOOD LUCK
→アルバム
→アルバム「4U」
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