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2002(平成14)年 4月21日(日)
浪花町十六番倉庫
浪花町十六番倉庫第2回生誕祭 サウンドシャッフルスペシャル
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前回のライブ以来、約4ヶ月振りのライブということで、本当にバンドもファ
ンも待ち望んでいた、という感じの今回のライブ。もちろん僕も、とても楽しみ
にしていました。
今回は十六番倉庫でのスペシャル・イヴェントに出演。全部で6バンドが出演
し、Heart of heartsはトリを努めたのですが、僕はイヴェント
開始からすべてのバンドを見ていたので、参考までに各バンドについて少し触れ
てみると…。
(1:花時計)
バンドについての感想の前に…。このイヴェントの開始時刻は午後1時30分
だったので、僕はその30分前に会場入りしていたんですが、この花時計はなぜ
か知らんが1時30分のだいぶ前にライブを開始し、1時30分前には既に終了
していたという…でも僕は、まだ開演前の時間だからこれはリハーサルかな、と
思いながら見ていたら実はそれがもう本番で、そうだと気づいたのは彼らの出番
が終わってからだったという、なんともマヌケな状況だったのでした。
いつもやっているスピード・ナンバーをやってくれなかったのは個人的に残念
だったものの、透明感ある魅力的なヴォーカルを活かした曲をいっぱいやってい
たので、それはそれでよかったかも。ロックっぽさを抑えめにして、もっと歌を
中心に据えたソフトな路線でいけばよりよくなると思います(大きなお世話)。
(2:???)
とても失礼ながら、お名前を存じ上げません…ごめんなさい。本来ならば別の
バンドが出演するはずが、欠場となってしまったため、急遽登場となった男性シ
ンガーさん。アコギ一本で、オリジナル曲2曲とT−BOLANのラブ・バラー
ド「離したくはない」を披露。歌唱・演奏はやや荒いところもあるものの、単純
にじーんとくるものがあってよかった。その昔、僕が初めてギターを手にしたと
きのことを思い出しました…。
(3:ANOTHER LIFE)
続いては男性ふたりのデュオ。基本的には打ち込みのデジタル・サウンドを流
し、そこに生歌とギターが乗っかる…という感じ。
5曲披露した曲はすべてオリジナルということでしたが、コンピューター・サ
ウンドにハードなディストーション・ギターをブッ刺し、その上でハイ・トーン
の男性ヴォーカルが駆け巡る…というスタイルは、accessやB’zを彷彿
とさせ、とても楽しめました。楽曲・演奏ともにかなりの高品質で、個人的にと
ても気に入ってしまいました。今回初めて見ましたが、また見てみたい…。
(4:アロマ)
お次は、サウンド・シャッフル常連のアロマ。いつもその実力を遺憾なく発揮
したパワフルなステージですっかりその地位を確立した、といった感じさえする
このバンドですが…今回もやってくれました。
オープニングSEとして彼らが流したのは、なぜかアニメ「北斗の拳」のせり
ふ部分。しかも延々と流し続けていたのでなんじゃこりゃと思いながらも聴いて
いたら、そこから突如、同アニメのテーマ曲「愛をとりもどせ!」を演奏してラ
イブをスタートするというハチャメチャぶり。しかも、うまい! これにはすっ
かりやられたなって感じでした。
その後はいつものようにハードなオリジナル曲を連発し、会場の雰囲気をアロ
マ一色に染め上げてしまう、いつもながらのレヴェルの高さはさすが。やっぱり
すごいなあと感心しながら見ていたのでした。
(5:トニートニーチョッパーズ)
今回このレポートで、トニチョに関する個人的な感想を書かせていただいたの
ですが、その内容が不適切で配慮に欠けるものだったため、トニチョのヴォーカ
ルご本人から直々に苦言をいただきました。
今回のことは、自分でも軽率だったと反省しています。多くの方をいたずらに
傷つけ、不愉快な思いをさせてしまったことを深くお詫びいたします。
今後は、このようなことが二度と起こらないよう、自らの言動に責任を持って
ページづくりに取組んでいきたいと思います。
トニチョのバンド関係者の方々、ファンの方々、その他このHPをご覧になっ
ていただいたみなさん、本当にどうもすみませんでした。
そんなこんなで5つのバンドの渾身のパフォーマンスが終わり、そして…いよ
いよ真打ち登場、今回のトリを飾る、我らがHeart of heartsの
出番と相成ったのでした。では、レポートをどうぞ。
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Heart of heartsの4ヶ月ぶりのライブ。アルバム・レコーデ
ィングも終了し、ようやくライブ・モードに切り替わった彼らの一発目のライブ
とあっては、気合いが入らないわけがない。きっと今回も、いつものように素晴
らしいステージを見せてくれるだろう…。
と期待しながら他のバンドのステージを見ていたのだが、他のバンドのメンバ
ーは楽屋からちょこちょこ客席の方に出てきているのに、Heart of h
eartsのメンバーはなぜか全然姿を見せないので、「もしかして、さっきの
アコギのお兄ちゃんが言ってた“今日来られなくなったバンド”って、Hear
t of heartsのことか?」とマジで心配(アホ)。
そんなこともあってか、開演前、ステージにメンバーが登場したのを見ただけ
で「おー!」と感動。忙しく楽器のセッティングをするメンバーの姿を見ている
と、どんどん期待感が高まっていく。
今回はなぜかお客さんの数がいつもより少なく、また例によってみんな会場後
方や壁際に固まっていて肝心のステージ前はガラ開き状態。開演前、SYUさん
が「みなさん、前に出てきてください」と何度か呼びかけるも、反応はイマひと
つな感じ。かくいう僕も、なんかこの雰囲気だとステージの真ん前には行きづら
かったので、ちょっと奥の方に引っ込んでいたのでした。
始まる直前になって、ギターのHitoshiさんのコーラス用マイク・スタ
ンドの先っちょが取れるというアクシデントがあったものの、ついに4ヶ月ぶり
のライブがスタート。前回はSEを流していたが、今回はSYUさんが自ら「L
adies and gentleman,we are Heart of
hearts!」とコール、すぐさまこーじさんのベース音がかぶさり(前回と
違ってすごくジャリジャリした音色だったので、まずそれで“おっ!”とビック
リしました)「DEAD A CRUSH」が始まった。4ヶ月ぶりというブラ
ンクをまったく感じさせない、パワフルで息の合った演奏。うーん、いいなあと
思いながらステージ上に目を走らせる。
前奏曲的な「DEAD A CRUSH」の最後の音を引っ張り、SYUさん
が「おい、行くぞ!」と客席を煽る。続いて聴こえてきたのは…なんと「Gir
l」! この名曲をもうこんな早い位置で出してしまうなんて、今日のHear
t of heartsは出し惜しみする気はまったくないらしい。もちろん演
奏も歌も最高。2番が終わって各楽器で短いソロを回すパートでは、再びSYU
さんが「後ろ、前に来いよ!」と客席を煽る。そしてこの時、僕と目が合ったS
YUさんが「前来い、前」と僕を手招きしてくれ、思わぬことにびっくりしなが
らも吸い寄せられるようにステージ前へと歩み出る僕。ギター・ソロに移行して
からもファンに呼びかけたSYUさんのおかげで、ステージ前に徐々に人が集ま
り始め、閑散としていたステージ前がようやく盛り上がってきた。そのままの勢
いで曲は終盤、大サビに突入。サビのコーラスではSYUさんはドラム・セット
にも足を伸ばし、ドラムを叩くYOUさんにマイクを差し出して歌わせるという
微笑ましい光景も。うーん、それにしてもやっぱりいい曲だなあ。1曲目からフ
ル・スロットルで駆け抜けた「Girl」の演奏に、客席からは大きな拍手が。
曲の後、SYUさんが客席に挨拶をした後、誰も予想していなかった衝撃の事
実がSYUさんから発表される。なんと、ドラムのYOUさんが今日のライブを
最後にバンドを脱退してしまうという…。あまりに突然のことで、なんだかとて
も信じられないけど、とにかく今日のこのライブが、この4人で行う最後のライ
ブということになってしまう…。
SYUさんは、次の曲を「昨年から続けてきたレコーディングでできた新曲」
と説明し、「今までバンドを続けてこれたのは、応援してくれたみんながいたお
かげ。みなさんひとりひとりにこの曲を贈ります」とMC。そして、ギターのイ
ントロから新曲が静かに始まった。
曲は「Memory」。近日発売予定のアルバムにも未収録の、このライブで
初お披露目の新曲だ。ミッド・テンポのバラード風ナンバーで、胸を揺さぶるな
んとも切ない佳曲、まさにHeart of heartsだ。中盤のギター・
ソロとマーチング・ドラムもいい。じーん…と感動しながら聞き惚れていたので
した。曲が終わってからSYUさんは「“Memory”というタイトルのとお
り、この曲がみんなの思い出になってくれればいい」とコメント。きっと、メン
バー自身にも思い入れがたっぷりつまっているであろうこの曲、きっとSYUさ
んの言葉どおり、多くの人の心に残る名曲になることだろう。
続いての曲もこの日のライブで初披露となる新曲「バーニング ビート」。S
YUさんが「今までのHeart of heartsにはなかったとてもハー
ドなナンバー」と前置きし、「カモーン、Hitoshi!」とシャウト。すぐ
さまHitoshiさんのギターがキュイーンと入ってきたかと思いきや、一転
してハードな16のカッティング。それにドラムとベースも加わり、一気に疾走
する曲本編へと突入だ。4ビートで加速するドラムにバリバリ“ロック”なギタ
ー…一聴すれば確かにこれまでにはなかったタイプの曲ではあるが、決してバン
ドに不釣合いではなく、これも紛れもないHeart of heartsの曲
だ。中間部分のヴォーカルの英語での語り、ギターとベースのちょっとしたバト
ルもとてもスリリングでカッコイイ。バンドの新たな魅力を存分に発揮した、こ
ちらも素晴らしいナンバーだ。全力投球の演奏に、客席を埋めるファンからも惜
しみない拍手が送られた。
時間の関係で、次の曲でもう最後。この4人でのステージも…。ラストの曲は
「永遠〜EIEN〜」。「僕たちに勇気を与えてくれた曲なので、ここに集まって
くれたみんなにも聴いてほしいと思います」とのSYUさんのMCの後、ラスト
の曲「永遠」はスタートした。胸に染みる、壮大なラブ・バラード。最後を飾る
にふさわしい、気持ちのこもった極上の歌と演奏はまさに絶品。ギター・ソロの
歌いっぷりなんか本当にすごかったです…。
こうして、この4人でのラスト・ステージは幕を閉じた…と思いきや、客席か
らアンコールを求める声が。こーじさんの「アンコール、やりますか!」の一声
で、急遽予定外のアンコールを行ってくれることに。SYUさんが「何も決めて
なかったんで…。じゃ、今回のライブでバンドを卒業するYOUに、曲を選んで
もらおうかな」ということになり、YOUさんが選んだのは「to you」。
これで本当に最後、この4人でのラスト・ライブだ。「現時点でライブの予定と
かもなくて、バンドがどうなるかはわかりませんけど、忘れずにいてください。
もう本当にこの4人では最後なんで、心をこめて歌います」…かみしめるように
言葉を紡ぐSYUさん。そして、「to you」が始まった。この曲も、He
art of heartsを代表する名曲だ。ドライブ感あふれるベースがと
にかく聴いてて気持ちいい。ギター・ソロ後、名手のこーじさんがなぜかミスを
連発するというハプニングがあったものの、曲はあっという間に終了。ラストの
音を引っ張り、SYUさんがジャンプして曲を終わらせる…はずが、SYUさん
が着地してもなぜかみんなそのまま曲を伸ばし続け、なかなか終わらない。曲の
後SYUさんは「引っ張り過ぎだよ!」と言っていたが、僕には、“この4人”
での最後のステージを、ほんの少しでも長く続けていたかったのかな…そんな風
に見えた。そう考えると、なんだかあのラスト・シーンには思わずうるっときて
しまいました…。
終演後、こーじさんは女性ファンの一群に写真撮影を求められていたが、激し
いライブの直後できっとお疲れだったろうに、いやな顔ひとつせずににこやかに
撮影に応じていたのが印象的だった。また、SYUさんはなんと僕に声をかけて
くれ、「いつも来てくれてありがとうございます」と言ってくださった。突然の
ことに固まり、「あ、どうも…」とかなんとか言うのがやっとだった僕。今考え
たら「応援してます、がんばってください」とか、もうちょっと気の利いたこと
を言えばよかったのに…SYUさんすみません。でも、まさかご本人さんから声
をかけていただけるなんて思ってもみなかったので、とても感激でした。また、
「いつも」来てくれて、と言っていただいたということは、もしかしたら前回のラ
イブに僕が行ったことをSYUさんは覚えていてくれたのかな、と勝手に解釈し
て嬉しくなったりもして…。
今回は時間的な制約のため、いつもより曲数が少なめでしたが、もちろんパフ
ォーマンスはいつもどおりのハイ・クオリティでしたし、さらにアルバム発売に
先駆けて新曲も披露してくれたりと、聴きどころたっぷりのライブでした。
残念ながらこのライブを最後にYOUさんが脱退してしまったため、今回のラ
イブ以降の活動は決まっていないようですが…。今は、また新たなメンバーとと
もに大復活・活動再開してくれることを願って、次のライブを心待ちにすること
にしましょう…。
メンバーの皆さん、おつかれさまでした。そしてYOUさん、今まで本当にご
苦労さまでした。これからもお元気で!
(SET LIST)
1:DEAD A CRUSH
2:Girl
3:Memory
4:バーニング ビート
5:永遠〜EIEN〜
EN:to you
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