
| 1983 Say It Isn't So |
BassとDrumsの刻む正確なリズムをバックに足、又足の連続で始まる。足の(正確には靴)登場する順番はMickey
Curry/John/Charlie DeChant/G.E. Smith/Daryl/G.E. Smith/Mickey Curry/T-Bone
Wolk/John/Darylの順である。スポット・ライトの当たる中にDarylが到着し、曲の本編に入る。右斜め前方にJohnがいる。さらにそれより左斜め前方にCharlieが…というふうに、それぞれがピンスポットを浴びた状態で点在している。寒い中での撮影だったらしく、みんな冬支度をしている。曲の1番が終わりに近づいたころ、Darylが鉄のドアを蹴破り外へ出る。ドアを蹴る時にはギターは持っていないが、外へ出た瞬間にはもうギターを持っている。別撮りで編集したのだろうが、「そのギターは一体どこから???」と思ってしまう人もいるだろう。外は遥か彼方に夕焼けが見える。首に巻いたDarylのスカーフが舞い上がるところから、風が吹いていたことを思わせる。間奏部分はバンドメンバーをチラチラと映した後、雨の中にDarylが立って手を前に出したり振りまわしたりのポーズに続き、キーボードを三連符の連続演奏へと続く。そこへ画面はオーバーラップした黒づくめのDarylが軽快なステップを踏むシーン、Johnのアップなどが続いて行く。2番に入ると、白いテーブルにワイングラスが置いてあり、その前にDarylか座って手をパチパチと打って唄っている。カメラが引くとテーブルはとても長く少し離れたところにJohnも座っている。そのまま、カメラワークに合わせて振り向いたりしながら唄う部分が続く。サビにはいる時はまた外に出たシーンへとかわるが、1番の時とは変わって、空はすっかり夕暮れ時を迎えている。Saxを鳴らしながらあちこちワープするCharlieのソロがあり、続いてDarylのドアップが現れ、そしてすっかり日も暮れ夜景の見えるシーンへと移り変わる。Say
It Isn't Soには未公開の老人メイクをしたDarylとJohnが登場するものも撮影したらしいが、何故かボツになっている。メイクをするメイキングビデオは一部公開されているが、せっかく撮影したのだから見たかったと思うのは私だけではないのではないかと思う。![]() |
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| 1983 Say It Isn't So Original Version |
これは我々が普段目にする内容とは大きく異なっている。まず、イントロの部分であるが、これはDarylとJohnが白い背景にライティングした壁の前で、ステップを踏んでいる。良く見ると半ば過ぎた辺りで、G.E. SmithとCharlie DeChantが登場するが、これは誰かをG.E.が抱えて運んでいるのである。コマ送りにしないと良く分からないが、残り二人のバンドメンバーのどちらかであると思う。さて、曲に入るとDarylの顔のアップから始まる。画面に入りきらないほどのアップである。背景は黒く、輪郭線が不自然であるところからこれは後から画像を重ねたのだと思う。そしてサビに入るがここが1番のハイライトシーンである。テーブルについたDarylが両手の拳を握り締め、力を入れた途端、目の前にある花を生けたベースがこなごなに砕け散る。(Darylは超能力者???)そして、水が伝い流れるガラス越しに頭を抱えて唄うDarylが映し出される。 2番になると、また最初のイントロ部分と同じ踊るDarylとJohnのシーンになるが、パンドメンバーが背景にシルエットとして登場している。どのシルエットが誰であるかは見れば一目瞭然である。次にDarylが唄うアップに移るが、今度はその顔のアップの前に踊るDarylとJohnがいる。さて、2番のハイライトシーンは間奏部分である。性格には2番の…というより全体のハイライトと言った方が良いのかもしれない。海外では「ソープ・オペラ」という言い方をするらしいが、日本流で言うといわゆるメロドラマのようなドラマ仕立てになっているのである。まず、ダイニングテーブルに男女が向かい合って座っている。男性はテニスウエア姿のJohnである。手を握り合ったりして、お熱いムードのようである。とそこへDarylが登場する。ダークスーツに白いワイシャツ、ストライプのネクタイ、髪は七三分け、淵の太いめがねをかけ、手には新聞を持っている。一瞬驚き、狼狽する女性とJohn。「一体どうなっているんだ、理由を説明しろよ!」と怒るDaryl。Johnが「まあまあ」と説明するが何やら紙を取り出して投げつけその場を出て行くDaryl。そんな内容である。その後またDarylとJohnのアップを中心としたダンスシーンになる。その後は通常のクリップでも見られるDarylがひとりでステップを踏みその影が長く尾をひいて壁に映っているシーンであるが、これにも少し違う点がある。くるりくるりと回るDarylは通常のものでは上からのアングルで足元までは明確に見えないが、こちらの方は踊る全身の姿を見ることができる。(ブーツがカッコイイぞ!!!)そしてアップのシーンへと戻り終わる。このクリップは当時MTVで1回だけ放送されたものということで、クオリティの高いもののビデオテープにお目にかかることは難しい。見たい方はUSのH&Oオフィシャル・サイトでダウンロードすることができる。(リンク先はリンクのページへどうぞ) |
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| 1983 Adult Education |
このビデオ・クリップはイギリスの映像作家で、当時新進の…と言われていた人が制作したということだが、前衛的なイメージが強く少し頭をひねってしまう感がある。とは言えDarylはなかなかカッコ良く撮れていると思う。内容は若い男女が貫頭衣のような服装で占い師のようなしかし違うようなおじさんをたずねて、まじないのような儀式をしてもらう。その儀式の行われている洞穴のようなところの一番奥にステージのようになっている場所があり、H&Oはそこで唄い踊っている。バンドメンバーはというと、Darylの足元のほとんど見えない所にG.E. Smith、Johnの足元にMickey Curryが寝転んだ状態でドラムというより、太鼓のバチのようなもので、土くれのようなところを叩いている。Charlie DeChantは画面左奥で、やはり何か楽器代わりのものを触っている。T-Bone Wolkは竿のような棒を持って、地面を突っついている。Johnはへし折ってしまったギターを振り回す。まともな格好をしているのはDarylだけである。とにかく不思議な光景である。歌詞を意識したコンセプトで制作されたと思うが、唸って見てしまうクリップである。 | |