BLIND PIG
届くだろうか僕の詞が
聞こえるだろうか僕の血が騒ぐ音が
この一瞬が永遠になればいいと思った
この瞬間を永遠に感じられればいいと思った
この瞬間を二度と感じたいとは思わなかった
僕はただおめでたいだけなんだろうか?
僕はただナイーブ過ぎるだけなんだろうか?
もう戦えないのかな
もう戦えないんだよ
そうなんだね
そうなんだよ
僕を取り囲む凶暴なジャッカルみたいな人たちが
牙を剥いてこっちを向いて
僕の行く末を決めようとしている邪教徒たちが
僕を手招きして追い払って
病気に犯された美しい膣が涎を垂らして待っている
僕はそれをつたって這い出てくるんだ
目を閉じてみれば
僕の環境は一変するんだろうな
でもそれが幸せなのかもしれない
でもそれが不幸せかもしれない
それは簡単なことなのかもしれない
それは難しいことなのかもしれない
悪魔の丘に住む人たちは僕から思考を奪って
僕から意識を奪って何を吹き込んだのだろう
あそこに見える落書きに真実が書いてあるかもしれない
ただ真実のフリをしたウソかもしれない
チャンスがあれば時間があれば
世界を手にできたかもしれない
世界を手にして王になれたかもしれない
この文章には意味がないかもしれない
この散文には何か意味があるかもしれない
僕には解らない
今は意味を不明瞭にする時間ではない
ただおめでたいだけなんだ
ナイーブ野郎なんだ
閉じ込められて見えてくる
閉じ込められて括弧でくくられて僕は限定されてしまった
リアルを過剰摂取して
僕は眩暈がする
叫ばれても腕をつかまれてもそれを振り切っていってしまうんだね
止められようがないんだね
止めようがないんだね
僕は麻薬のような存在になりたかった
依存されて依存させて
僕のことを決して忘れさせないようにしたかった
それは危険だった
麻薬は人を死に至らしめる
力が欲しいわけではなかった
でも力は必要だった
必要なモノなんてなかった
欲しくないモノなんてなかった
なりたくないモノなんてなかったんだ
Shunichi