Nursery Cryme
Genesis
01.The Musical Box
02.For Absent Friends
03.The Return Of The Giant Hogweed
04.Seven Stones
05.Harold The Barrel
06.Harlequin
07.The Fountain Of Salmacis
TOTAL TIME 39'29"
★71年、カリスマ。
★ある意味で最もジェネシスらしいアルバム。
今ではデジタル・リマスターを施され分離の良いサウンドになってしまったものの、英国の天気のようなくぐもったサウンドはこの時期の彼らならでは。
音と同様、不思議に怖い絵本のようなジャケもいいですねえ。
★新加入のコリンズとハケットによって演奏力は格段に増し、いわゆる黄金期のメンバーとなったわけです。
01はいわずもがな、02、03、07も代表曲。独特の世界だよね。
後にフォロワーたちが再現しようとしたジェネシスのイメージはこれ。
★ガブリエルのボーカルは、かなりの場面で声色を変えダブル・トラックで録音されています。それをフィーダー操作で交互に出し入れしたり同時に鳴らしたり。
コリンズによる似たような声のハーモニーも加わって、彼らなりにシアトリカルな表情を出そうと工夫しています。
ああ、寓話的な歌詞はもう、深い意味があるようなないような。
この時点では未だ人生経験の少ないおぼっちゃん連中ですから、ファンタジーの世界にリアリティーを持ち込むしかなかったのよね。
後に世界一のライブ・バンドになったりトップ・エンタテイナーになったり社会派アーチストになったりする人たちとは到底思えません。
★いつ聴いても古色蒼然としたオルガンの音がこのアルバムの肝でしょう。
繊細で内向的な初期ジェネシスの、奇妙な奇妙な作品。
当時はほとんど売れなかったらしいです。
★おすすめ度/86★「怪奇骨董音楽箱」という邦題が素敵だ度/86★ホワイトヘッ度/86
2003/12/07