はらゆうこが語るひととき
原由子
01.My Baby Shines On Me
02.おしゃれな女 (Sight Of My Court)
03.I Love Youはひとりごと
04.しっかりJohn-G
05.うさぎの唄
06.がんばれアミューズ
07.いにしえのトランペッター
08.Loing You
09.幸せなルースター
10.Last Single X'mas
TOTAL TIME 40'51"
★86年、ビクター。
サザンの鍵盤奏者、原由子の1stソロ。プロデュースは桑田佳祐。
ファンの間では、未だこれが最高傑作との声も多い。確かに、恥ずかしそうに歌う健気でウブっぽいボーカルは非常に魅力的。
★ただし、良い曲とそうでない曲との差が大きい、と私は思う。まあ、これはサザンのアルバムにも言えることで。
放送禁止になった最初のシングル03と06や07辺りに通底する、古いジャズ・クラブみたいなムードは(当時の)桑田の趣味だろう。
これらを含むいくつかの曲は凡庸な出来だが、2ndシングル05とそのB面08は日本のポップス史上に残る名曲だと信じる。お洒落な02もかなりの水準。
★民謡とも童謡ともつかない05は、作曲が宇崎竜童で作詞はサザンの関口(ジャケのイラストも彼)。彼女のひたむきさが、おふざけやシャレの域を通り越して感動的ですらある。日本人の原風景を、などと言ったら大袈裟か。だって原ボウの風景じゃん。
そして08、これはもうケチのつけようがない完璧な曲。メロも構成も演奏も桑田によるコーラスも、全てが素晴らしい。
この2曲と02があるだけで、このアルバムは永遠なのである。サザンのどの作品よりもこれが好きな人、きっといるだろうな。
★おすすめ度/89★03のオカマ声の主は桑田である度/89★08と09の間に02の短いインスト・ヴァージョンがあるが、これは当時「オールナイト・ニッポン」でジングルとして使用されていたはず度/89
2003/09/03