JJ72


JJ72

01.October Swimmer
02.Undercover Angel
03.Oxygen
04.Willow
05.Surrender
06.Long Way South
07.Snow
08.Broken Down
09.Improv
10.Not Like You
11.Algeria
12.Bumble Bee
13.Astoria

(13は日本盤ボーナス・トラック)

TOTAL TIME 47'51"

★00年、Lakota。
当時、かなり話題になっていたアイルランドのバンドです。JJ72。
もちろん貴方も知ってるでしょ。
★全曲、マーク・グリーニー(ヴォーカル&ギター)の作。要するに、これは彼のソロ・アルバムみたいなもん。
確かに瑞々しいまでの純粋さは感じるけど、別に騒ぐほどのことはない、と思う。
かん高い声でナルシスティックに歌われる、同じ様な曲ばかりじゃん。
ただし、歌詞の喚起するイメージの拡がりは素晴らしい。音楽性よりもむしろ私はこちらを評価したいなあ。
★一応トリオ編成、らしいけど。
グリーニーの才能を最も早くから見抜いていたファーガル・マシューズ(ドラムス)以外のメンバーが定着しなかった理由は何処にあったのだろうか。まあ、だいたい想像はつく。
ダブリンの街にベーシストがひとりもいない、ということはないだろうし。それまで楽器をやったことのない美女ヒラリー・ウッズにベースを任せたのはビジュアル的戦略だったのか苦し紛れの選択か。どちらかの恋人だったのかも。あ、ちなみに彼女は2ndアルバム発売時には既に脱退しております。
★何曲かのアレンジにオーケストラが使われているけど、メランコリックな側面を強調しているだけ。
やっぱりどの曲も基本的に似ているよね。シンプルなアレンジにこだわらないほうが良かったかも。アルバム一枚を通して聴くといささか単調。
★なんにせよグリーニー君は、温室の外にある世界に触れてしまったわけで。
そこに降り注ぐ語彙の雨が彼のプラスになるかマイナスになるかは誰にもわからない。
過剰な自己憐憫から一歩踏み出した時に、このひんやりした繊細さを失わずにいられるかどうか、そこがポイント。
★おすすめ度/82★記号でしかないバンド名とそれ以外に何も記されていないジャケが勝因だったのではないか度/82★いっそ「隠れた名盤」であったほうが良かったかもしれない度/82

2003/10/27