Liquid Tension Experiment 2


Liquid Tension Experiment

01.Acid Rain
02.Biaxident
03.914
04.Another Dimension
05.When The Water Breakes
06.Chewbacca
07.Liquid Dreams
08.Hourglass

TOTAL TIME 73'57"

★99年、magna carta。
前触れなしに各人の技術を衝突させることで奇跡的な作品を創り上げてしまったLTE、その成果は一度限りのセッションで終わらせるにはあまりにも惜しいものだった。
ということで、マイク・ポートノイ、ジョン・ペトルーシ、トニー・レヴィン、ジョーダン・ルーデスという同じメンツによる第2弾。
★前作との大きな違いは「レコーディング時間が増えた」ということ。ただし、それでもたかだかトータル2週間半。
もちろんそれは作曲及びアレンジに費やす時間も含んでのものであり、通常であればとても考えられないスピードである。
だがそのために、実質5日ほどで全てをこなした前作よりも「作為的」となってしまった感は否めない。
旋律は豊富になり音色もカラフルになりはしたが、緊張感は希薄になった、と言えるのではないか。
★複雑な構成の01、02、04、05は当然ながらドリーム・シアターの音に近い。
美しい08はペトルーシとルーデスのデュオ。
ペトルーシ不在時に録音された03、06、07はトリオでの即興であり(06と07には後からギターがダビングされている)、やはりこちらのほうがスリリング。
全体を曲間なしで繋ぐ発想は功を奏しているが、やはり前作にあった魔法は失われてしまった。
なお、後からギターのみを付け加えた曲でプロ・ツールズを担当しているのはパット・スロール。
★このプロジェクトで類い希なる才能を披露したルーデスはDTに加入することとなる。
従って、実質的にはボーカル抜きのDT(ただしベースはレヴィン)による裏アルバム、と見なして良いだろう。
★テクニカルなロックとして最高水準の作品であることは間違いない。
惜しむらくは、もっと徹底的に練るか、さもなくば全く練らずにおくか、どちらかであって欲しかった、ということ。
リスナーの期待とは無責任なものである。
★おすすめ度/90★あくまでも実験記録だ度/90★メンバーを少しずつ入れ替え永久に続けてみても面白いのでは度/90

2003/12/07