One Hour By The Concrete Lake
Pain Of Salvation
01.Spirit Of The Land
02.Inside
03.Big Machine
04.New Year's Eve
05.Handful Of Nothing
06.Water
07.Home
08.Black Hills
09.Pilgrim
10.Shore Serenity
11.Inside Out
12.Beyond The Mirror
13.Timeweaver's Tale
(12と13は国内盤ボーナス・トラック)
TOTAL TIME 73'48"
★98年、アヴァロン/マーキー。
★北欧出身で「ペイン・オヴ・サルベイション」などという理屈っぽいバント名。「テクニカルなプログレ・メタル」だということはなんとなく推測できるでしょ?
97年のデビュー・アルバム「Entropia」に続くこの2ndは、環境汚染その他のヘヴィな主題に基づくコンセプト・アルバムで、その音も負けず劣らず重い。
中心人物のギタリスト、ダニエル・ギルデンロウは11歳の頃から業界に注目されていた天才少年らしいね。
その音楽性に対する評価は非常に高い。
★しかし。
複雑な曲構成は望むところだけど、ちょっとダークに過ぎないか。雰囲気が暗いんだ。そもそも、主題に救いがないわけで。
緩急の、急ばかりでは息苦しくなってしまうのだよ。09その他に垣間見られる叙情性は素晴らしいのだから。
惜しいよね。
好みの問題かもしれないけど、ボーカルの質にも問題がある、と思う。上手いんだけど。
カタルシスがないんだ。
何でも自分でやろうとせず、ギルデンロウは在野の専任ボーカリストを探すべき。
陰鬱なクワイヤ風コーラスも爽快感のあるものに変えて欲しいです。
歌詞の世界がリアルかつ切実だからって、サウンドまで暗くしなくたっていいと思うのだけれど。
06や07の美しいメロ(ここら辺は、例えばTENのファンにも受け入れられるだろう)をもっと有効に使っていただきたい。
★かなりハイ・レベルなバンドだけに、何かひとつ突き抜けることができさえすればワールド・ワイドでの成功も夢ではないでしょう。
ピアノとギターの絡みは絶品。と言うよりも、どこも絶品には違いないわけで。
アメリカ人を嫌っているのかもしれないけど、思い切ってアメリカ人プロデューサーに一任してはいかがかな。
マニア以外の支持、も必要だよ。
なお、01はイエス「エンドレス・ドリーム」のイントロにそっくり。
★おすすめ度/81★緊張度/81★ジャケも真面目過ぎてイメージの拡がりがない度/81
2003/11/09