Grass - The 20th Anniversary Edition's 2nd


佐野元春

01.ディズニー・ピープル
02.君が訪れる日 ['00 Mix Version]
03.ミスター・アウトサイド ['00 Mix Version]
04.ブッダ
05.インターナショナル・ホーボー・キング ['00 Mix Version]
06.君を失いそうさ ['00 Mix Version]
07.天国に続く芝生の丘 ['00 Mix Version]
08.風の中の友達 ['00 Mix And Edited Version]
09.欲望 ['00 Mix And Edited Version]
10.ジュジュ ['00 Mix Version]
11.石と卵 [Feat. Bonnie Pink]
12.ボヘミアン・グレイブヤード ['00 Mix And Edited Version]
13.モリスンは朝,空港で ['00 Mix Version]

(なお、シークレット・トラックとして14に「モスキート・インタールード(即興もしくはデモの断片?)」、15に「サンチャイルドは僕の友達(リハーサル・テイク)」を収録)

TOTAL TIME 44'52"

★00年、エピック。
★佐野元春は普段でも例の口調で会話しているらしい。本当っぽいな。
現在、容易に入手可能な彼のベスト盤はいくつもある。なにしろ、他のどんな作品よりも、初のベスト盤「ノー・ダメージ」は売れてしまったわけで。
パブリック・イメージには全くそぐわないが、彼ほどベスト盤の魔力を理解しているアーチストも少ないだろう。
★これはデビュー20周年を記念して00年初頭にリリースされた2枚組ベスト盤の続編。いわゆるヒット曲集ではないところがミソ。
一連のヒット・シングルに於けるポジティブな歌詞に比べると、ここでの主人公は、ややぼんやり、ふらふらした男。
★アーティスティックな欲求と、何度もベスト盤を出さざるを得ない商業的立場。その均衡。
とにかく彼の(ライブ毎に昔のナンバーをアレンジし直すような)真摯な姿勢が垣間見える編集盤と思う。全てミックスし直してあるのだから。
★08、09、12はオリジナルよりも短い。このアルバムに価値を持たせるためだろうが、収録時間から考えてもエディットする必要はなかった。これをやるならあと何曲かは増やすべき。
反対に超名曲13は、「ノー・ダメージ」でのものよりも若干長い。(ピート・ドレイクのスチール・ペダルを思わせる)こんな綺麗なスライド・ギターの音あったっけ?
★未発表曲01は「エイジアン・フラワーズ」、04は「ハッピーエンド」、それぞれの原曲のような、そうでないような。
11は同名アルバムのタイトル曲だが全くの新録音、ボニー・ピンクとのデュエット。
★「裏ベスト」と言うよりも、こちらのほうが彼の本質に近いのかもしれない。慣例に従って無理矢理仕上げたような構成の曲はひとつもないし。
きめ細かなミックスのお陰もあってか、力強く暖かい音は時代を問わない普遍的なもの。
キャッチーなメロ満載というわけではないが、それだからこそ、繰り返し聴くには最適か。
★おすすめ度/86★ミスター・アウトサイ度/03★じっくり度/86

2003/08/26