Triangle Below Canal Street
Triangle Below Canal Street
01.Baby Driver
02.Ghost Train
03.「イノチのコトバ」
04.Crazy
05.フレア
06.Mr.R
07.最後のわがまま
08.No Spirit
09.Triangle Below Canal Street Club Band (Ver.1.12)
10.月にお願い
11.Double Face
12.Superb Bang!!!
13.Light And Shadow
14.Shades Of Love
TOTAL TIME 54'41"
★02年、ポニー・キャニオン。何故かジャケのどこにも「トライベッカ」とは記されていない。「トライアングル・ビロウ・キャナル・ストリート」というのが本当の名前なのか。まあ、それはどうでもいいこと。
★例えば倉木麻衣に宇多田ヒカルの代用品としての機能を認めるのであればトライベッカもラヴ・サイケデリコの代用となり得るだろう。悪い意味ではない。当人達がどんなに否定しようとも基本的にそういう発想がなかったはずはないのだ。さらに言えばヒッキーもラヴデリコもある意味で洋楽の代用なのだから。音楽が進化する過程にはそういう側面もあるだろう。
★サウンド・クリエイターの男性による多重録音。英語だらけの歌詞を流ちょうな発音で少し投げやりに歌う女性ボーカリスト。最新の音でありながら極めて70年代臭いプロダクション。洋楽からのセンス良い流用。それがトライベッカである。もちろんラヴデリコの方法論と全く同じ。いいじゃないですか。確実にそういうマーケットがあるのだから。こうして私も両方買っているわけだし。両方好きなわけだし。
★そこは流石に後続の身軽さか、音の密度はラヴデリコほど圧倒的ではないような気がする。アコギを多用していることも含めて、全体の印象は本家よりもわずかに薄味。これを心地よいバランスと感じるか何かが足りない模倣と位置づけるかが評価の分かれ目だろう。有無を言わさぬドライブ感、という点では確かにラヴデリコの敵ではないが、これはこれでよくできている。私は好き。聴き手のイマジネーションに委ねられた空間こそが70年代ロックの持ち味なのだから。
★おすすめ度/83★ジャケその他、イメージの全てをここまでラヴデリコに似せる必要はあったのか度/83★レコード会社による安直な二番煎じ企画ではなかったことを切に願う度/83
2004/02/15