Symphonic Music Of Yes
V.A.
01.Roundabout
02.Close To The Edge
03.Wonderous Stories
04.I've Seen All Good People
05.Mood For A Day
06.Owner Of A Lonely Heart
07.Survival
08.Heart Of The Sunrise
09.Soon
10.Starship Trooper
TOTAL TIME 55'00"
★93年、BMG。
★イエスの楽曲をデヴィッド・パーマー指揮によるオーケストラが演奏した、というだけの安易な企画もの。
しかし全編でギターを弾いているのはスティーヴ・ハウで、ドラムス(05以外)はビル・ブラッフォード。
01と04にジョン・アンダーソンも参加。何故かキース・ウエストやジュリアン・コルベックの名前もある。ベースはティム・ハリスという人。
★アラン・パーソンズがエンジニアを務めていたりジャケのイラストがロジャー・ディーンだったりもするので、ファンにとっては気になるアルバムだろう。気にならないほうがどうかしている。
しかしはっきり言って、これは私のCD棚における最低のアルバム。トレバー・ラビンが06を聴いて激怒したという噂も頷ける。
クラシック風にするなら完璧にやれば良いのだ。中途半端なアレンジと薄っぺらいバンド・サウンドには、ふた昔前に流行った「ロックとクラシックの融合」ほどの価値もない。
★おそらくアルバイト気分で適当に叩いただけであろうブラッフォードや断れずに歌ってしまったアンダーソンにも罪はあるが、一番悪いのはハウ。
なにしろ制作はハウ(とパーマー)だ。
オーケストラとの共演が悪いと言っているのではない。ギターとドラムスとベース以外のパートをオーケストラに置き換えてどんな意味があるのか、ということ。アレンジも何もあったものではない。
★元メンバーが自分たちの歴史に唾するような商売を画策した、というところが情けない。パーマーは元ジェスロ・タルらしいが。
何も知らずにこれをイエスの作品と勘違いして買ってしまう人がいるかもしれない。まるでそうなることを狙っているかのようなパッケージングであるし。
もちろんハウに邪な気持ちはなかったと思うが、結果的に酷い作品となってしまったことだけは確か。
★おすすめ度/30★守銭度/70★聴けば聴くほ度/30
2004/02/15