ラジオ




愛する人が 泣き出した 僕に背を向けて 寂しそうに


何も出来ない だって その涙は 僕が 流してしまったから


今はきっと 何を言っても ウソにしか 聞こえないだろうから


ノイズ混じりの ラジオを消して そっと あなたの肩を抱いた


こぼれた涙が 僕の手に伝わって やがてこの胸にも 伝わった


言い訳みたいな ホントの言葉 そっと ささやいた


「もう ひとりぼっちになんて 絶対 しないから だから信じて」


あなたは立ち上がり ノイズ混じりの ラジオをつけた


その顔には 笑顔があった 赤い目をした 笑顔があった