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The Airborne Toxic Event (official page / MySpace)
The Airborne Toxic Event (2008)                                                    

★★★
カリフォルニア出身の5ピースの1stアルバム。キャッチーなメロディラインをベースにして、カラッした疾走感溢れるロックサウンドから、ストリングスやキーボードを使って表情豊かに仕上げたサウンドまで、幅広くカラフルな内容。適度な泥臭さと奥行き感を共存させた分かりやすいKings of Leonっぽい"Wishing Well"で始まると、ややギターを強調しつつも、楽曲の進行にThe Strokesの影がチラリと見える"Papillon"など、90年代のアメリカの音楽シーンのヒーロー達の影響を強く感じさせる展開。その後も、"Does This Mean You're Moving On?"や"Missy"、"Something New"などでもその二つのバンドの色が強く、全体的にお手軽にアイデアを借りてきたという印象。ポップで即効性のあるメロディラインは平均的なレベルをクリアしている一方で、「メロディの良さで本家と対等以上に勝負できる!」とまで言い切れないところが少々微妙。夏フェスで出会い頭に聴く音楽としてなら楽しめますが、アルバムとして聴くなら随所に影を見せるオリジナルの方を選択。さすがに、もう少し影響を受けたであろうオリジナルに欠如している部分が加わっていたり、弱い部分を尖らせたりしないと、彼らの音を聴くことの意味が感じられず。ただ、これだけキャッチーなメロディを書けることを考えると、プロデュース次第でもう少し何とかなる気も…(2009/03/17)