Lifted or The
Story Is in The Soil, Keep Your Ear to The Ground (2002)
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★★★★
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街角で突然歌い始めた様子を一発録りしたかのようなラフでインプロビゼーショナルなオープニングチューンには「これがずっと続いたらどうしよう」と思いっきり不安にさせられましたが、その後はエラく普通っぽい作りで逆にちょっぴり不安。前作で随所に見られた直接的な感情の暴発は、所々で抑え切れなくなることはあっても、その頻度は控えめ。サウンド的にも、生々しい感情を剥き出しにしてパーソナルな部分を強く感じさせた前作からすると驚くほどトラディショナルな方向へシフトしていて、さらにそれが彼の世界にフィットしていて二度ビックリ。ボーカルによって感情の起伏を押し出した"Method
Acting"よりも、スローながらもアンサンブルで感情を表現する"False Advertising"や"Lover I Don't Have to
Love"の方が聴き応えがあります。また、優しくキュートなメロディに字余りの歌詞が絡みつく"Bowl of
Oranges"が余りに直接耳に飛び込んでくるだけに、その後の彼の得意パターンの壮大な"Don't Know When But A Day Is
Gonna
Come"が不発なのは残念。その一方で、切ないメロディに低音のボーカルと柔らかいコーラスが組み合わさってホロリとさせた後に、突然心を鷲掴みにするリフを繰り出す"Nothing
Gets Crossed Out"やカントリー&フォーキーな"Make
War"など、メジャーバージョンアップを感じさせる楽曲も満載。外向きのエネルギーがプンプンするラスト3曲の流れも大賛成。これ、いいっすよ。(2002/9/7) |
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