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My Best 10 Albums in 2000

The Sophtware Slump / Grandaddy
決して派手なわけではないけど、心を捕らえて離さない音、このアルバムはまさにそんな言葉がピッタリです。全ての音楽的要素が互いにプラスの影響を及ぼしながら曲として、アルバムとしてまとまっているような感じで、アルバムとしての完成度が非常に高いです。美しいメロディと優しく響くアナログシンセが作り出す儚げな美しさが最高です。今年一番聴いたアルバムで文句ナシのベストアルバムです。

Exterminator / Primal Scream
Primal Screamは今回もがらっとイメージを一新してのアルバムをリリースしてきました。最初から最後まで続く圧倒的なテンションと、脅迫のように次々と迫ってくる音は尋常じゃないです。身体だけでなくて、聴いている空間ごと揺らされているような感覚に陥る程です。唯一の息抜きがケミカルズがリミックスした"SwastikaEyes"というのも考えてみたらスゴイです。彼らの音を聴くと、流行なんて何の意味があるのかと思ってしまいます。

Lost Souls / Doves
今年一番のメッケもんのバンド。元一発屋の悲しい過去を感じさせない程のデキのアルバム。とってつけた耽美的で重厚な雰囲気、ちょっと80年代的テイストを感じさせるところもツボをチクリ。最近の似たようなギターポップへのアンチテーゼとしても存在感充分。基本的にはギター中心の音ですが、ヒネリ方が最近珍しいパターンで新鮮です。暗いけど完全に沈み込まないところは今風です。知らない人は是非どうぞ。

All That You Can't Leave Behind / U2
ジャケットやプロデューサ、それと表面的な音を聴くと確かに原点回帰っぽいですが、実は様々なところに「The Joshua Tree以降」の 影響が感じられます。また、ここ2作ほどで弱くなったと感じられたメロディもここに来て大復活で、"Kite"なんてこれまでの彼らの楽曲の中でも最高だと思います。タイトルやジャケットからもこれまでの総決算を行い、次への準備は万端という感じです。底力を見せつけられたような傑作です。

Nakedself / The The
7年ぶりだというのに、前作からの流れは実に自然で、当時から周囲と比べると先を進んでいたことを改めて実感させられます。ただ、音はこれまで以上にむき出しで、テンションも比べものにならないくらい高く、いつ切れてもおかしくないと思える程です。軽薄な時代にはなかなか受け入れられなかったですが、今なら受け入れられる土壌はできている気がします。今こそ、聴くべき音楽だと思います。来年には11年ぶりの来日の予定。

Seventeen Stars / The Montgolfier Brothers
Alan McGeeの新レーベルから登場した、と聴くとどうしてもある種の音をイメージしてしまいがちですが、物静かな音が丁寧に重ねられた曲が何とも言えずいい感じです。スタンダードなアプローチなのに、シーンの流れに沿っていないこともあって、逆に強烈な印象を残します。流れている時間の速度、周りの風景の色の彩度を変えてしまいそうな、そんな音です。

Agaetis Byrjun / Sigur Ros
Summer Sonicでのライブはもちろん衝撃的で、現実と夢の区別ができないような感覚を覚えたほどでした。アルバムの方は意外と聴きやすく、言語の壁を感じさせません。かなり大袈裟に聞こえるかも知れませんが、生まれる前に聴いていた音という感じがして不思議な懐かしさを感じます。そして、体内のリズムとシンクロしているかのごとく、音楽というより音として身体に入り込んできます。衝撃度では今年ナンバーワンでした。

Parachutes / Coldplay
昨年のTravisから続くギターベースの歌モノの流れの中でも最も光っていたのがこのアルバムでした。とにかく、メロディとオーケストレーションの美しさは、今年リリースされたアルバムの中でもトップクラスです。デビューアルバムにして時代のスタンダードを築き上げたのには驚きに値しますが、バンドの特徴が美しい曲であることに依存している以上、どこまでそのクオリティを維持できるか、そういう意味で本当の勝負は次作のような気もします。

Everything, Everything / Underworld
さすがに99年の苗場の奇跡を完全に封じ込めることはできなかったようですが、Daren脱退前のバランスの取れた時期の音源だけに、全ての曲の持つポテンシャルが完全に表現され、グルーヴ感も文句ナシです。"Born Slippy", "Rez", "Cowgirl"の三連発には予想通りノックアウトを食らいました。その一方で、これを聴くと幕張でのクエッションマークが消えてしまうという微妙な時期の微妙なアルバムであったりもします。

mwng / Super Furry Animals
僕にとっての掴み所がない摩訶不思議なバンド、Super Furry Animalsがついにやってくれました!短いインターバルでリリースされたアルバムは、サイケでポップ、それ以外にもあらゆる要素が混ざった楽しい曲が満載です。全ての曲はウェールズ語で歌われていて意味は全く分からないのですが、意味の分からない言葉の歌は楽器として機能することも発見。不思議なポップワールドに、不思議な楽器が加わって魅力倍増。