2ndアルバムまではVince Clarkの影が見え隠れしていていましたが、Alan Wilder加入後の"Construction, Time
Again"と"Some Great Reward"では、そんな過去の影を払拭して第2期Depeche
Modeを完成させました。さらに、前作の"Black Celebration"では"大成功を収めた"Some Great
Reward"の金属的で攻撃的なサウンドを自ら引き下げ、静の面を表面に出し始め、静かに第3期Depeche
Modeの幕が落とされました。そして、本作はこの新しい始まりをフォローしながら次のステップにつながったという点で重要なアルバムです。サウンドは、音を組み立てる作業というよりも取り除いていく作業を中心にしたと思えるほどシンセサイザーを中心に使うバンドとしては整理されています。ビートの利いた曲は"Strangelove"と"Behind
The Wheel"くらいで、大ヒット曲こそ生まれませんでしたが、他の誰にも真似することができない独自の世界の確立に成功したと思います。"The
Things You Said"や"I Want You
Now"などでは、これまでに見られないシンプルなアプローチを使って、静の面をフォローしながら次なる広がりを予感させます。アルバムを通しての統一感と、彼らの活動を通しての統一感が両立した素晴らしい作品です。
Album Data
Never Let Me Down Again
The Things You Said
Strangelove
Sacred
Little 15
Behind The Wheel
I Want You Now
To Have And To Hold
Nothing
PIMPF
ジャンル
オススメ度
メロディ
アレンジ
ポップ度
80年代度
エレクトロポップ
★★★★☆
★★★☆
★★★★
★★★☆
★★★★
All songs written by Martin L. Gore
Produced by Depeche Mode and David Bascombe