Mus!c For The Masses
Home > L!ve > Fuji Rock Festival ('98)
7/31(Fri) Festival Eve

18:00 仕事を切り上げて急いで一旦家に帰る。チケット、日焼け止め、レインコートなどをチェックして荷物はOK。
19:30 珍しく阪神が勝っている。気分良く家を出ることができる。上はグレーのTシャツ、下はブルージーン、靴はスニーカーで家を出発。荷物にはトイレットペーパーまで入っている。もちろん、リュックで両手は開いている。
20:10 三宮着。とりあえず時間があるのでビブレの上のタワーレコードへ言ってみる。ところが、なんと閉まっている!何なんだ、この街は?8時過ぎだというのに本屋はおろかほとんどの店は閉まっている。食事するところもあまりない。外出禁止令でもでてるんだろうか?仕方ないので少しブラブラした後駅の北側へ向かう。
20:40 軽く夕食を食べることにする。食べたのは家族亭で焼き肉定食。どこが軽くなんだろうか。おまけに、生中も飲んでしまい、結構フラフラ。酒に弱くなったもんだ。
21:10 三宮駅近くの本屋で時間をつぶし、ダイエーへバスの中で飲むお茶を探しに行く。そう、東京までバスで行くのです。少しの金をケチるためにバスを選択した僕は少しだけ間違っていると今ならはっきりと言えます。途中で女子高生の集団に遭遇。えらく若い先生が引率しているのでクラブかなんかだろうか。でも、何で深夜バスの方へ向かうんだろう。
21:40 飲み物を買ってバスターミナルへ。さっきの女子高生の集団が写真を撮っている。元気だなぁと思ってみていた。自分の他にもフジロックのパンフレットを持っている人を発見。なんだか嬉しくなってしまった。最終的には10人近くはいたような気がする。
22:10 バス到着。さあ、乗るバスはどれだろう・・・あっ、これか。。。「えっ!?」なんと、さっきの女子高生の集団と同じバス。何となくラッキーだと思った僕はまだまだ認識が甘かった。
23:00 女子高生、元気いっぱい。全く、こいつらには疲れはないんだろうか。まぁ、こっちもまだまだ眠くないから「このときは」まだ我慢できた。しかし、何となくいやな予感はする。京都通過。
23:50 ようやく静かになってきたが、ひそひそ声で話している女の子が3,4人。「いい加減にしてくれよぉー」とか思いながらも気が小さいので言えない。第一回の休憩時間。

8/1(Sat) 1st Day

0:30 ようやく、お姉ちゃん達は寝たようだ。そろそろ僕も眠たくなってきた。今日はフジロックの初日。ゆっくり寝なきゃ身体がもたん!
4:30 それまでも時々目が覚めていたのだが、これくらいになってまたまたお姉ちゃん達のひそひそ話が始まる。とっても、しばらくして眠いのに完全に寝られなくなってしまった。仕方なく窓の外をボーっと見ていた。外は雨が降っていて風も強い。まさか今年も悪天候かといやな思いがよぎる。
5:50 東名高速から首都高速に入る。再びみんな寝静まる。起きているのは僕とドライバーくらいだろうか。首都高はすでに混み始めている。なかなか前に進まない。予定の6時30分は少し過ぎそうな感じだ。
6:50 東京駅八重洲口にバス到着。近くにあるという風呂&温泉に入りに行く。バスで来た人には多少の割引がある。ここで、サウナに入ったりして疲れを取る。つもりが・・・サウナに入りすぎて少し貧血気味。やばい、体調悪くしてる場合じゃない。
8:15 豊洲駅から徒歩20分くらいだと書いてあったので、9時に豊洲駅に着けば楽勝だなと思い、軽い朝食を取ることにする。東京駅の地下でホットサンドとコーヒーを朝食にする。
8:30 JRに乗る前に飲み物を買っておく。当然会場内でも買えるだろうが備えあれば憂いなし。並ぶのが面倒なときにこれを飲もう!取りあえずポカリスエットの500mlのペットボトルを2本買った。
8:50 豊洲駅着。人があふれてる。「帰りの切符をお買い求めください」。そんなこと言ってもこの状態では買うまでに数10分くらいかかりそう。僕はSFカードというのを買った。少し余ってしまうが、時間もコストだ。こんなところで無駄な時間を過ごしてる暇はないのさ。早くついて、パンフレットとかTシャツを買わなきゃ!
8:55 「会場はこちらです」と係員の声。「ん、そうか。こっちか。やっぱり迷わないようにちゃんと誘導してるんだ」と思ったのは一瞬だけ。この誘導がタコなおかげで僕たちは倍近くの道を歩かされる羽目になった。信号を渡れば10秒くらいのところを歩道橋を渡らされるために200mほど大きく迂回する。その間にも信号があり、なかなか歩道橋にたどり着かない。本当に時間前に着くんだろうか。
9:00 歩道橋に上ると何故か反対方向に長い人の列が・・・「えっ」言葉を失った。歩道橋からさらに反対方向へ迂回しなければいけない。結局、地下鉄の出口から30秒ほどでいける向かいにたどり着くまでに30分以上かかった。
9:35 ようやく「Fuji Rock Festival」のゲートが見えてきた。思えば長い道のりだった。といっても、まだ見えているのは大分先だ。すでに体力の残りが心配になってくる。ここで、隣をバスが通り過ぎていく。何気なく見たらStereophonicsのメンバーが乗っている!!彼らは延々と続く人の列を不思議そうに見ていた。
9:45 ようやく入場ゲートを通り、リストバンドを巻いてもらい、まずはMidgetの出るグリーンステージへ。取りあえず、一番前のブロックのAブロックへつっこんでみる。ところが・・・下はグチャグチャ。田んぼみたいだ。スニーカーをどろどろにして歩いていく兄ちゃんや姉ちゃんもいるが、僕には替えのジーンズもスニーカーもない。仕方ないので、ブロックの真ん中より少し後ろの砂利が入れられた場所に陣取ることにした。
10:00 大型スクリーンには「Commin' Up Next Midget」とフジロックのロゴが交互に映し出される。そして、一般的な注意が促され、そして大型スクリーンには今年のグラストンベリーフェスティバルの映像が流される。このフェスティバルも大雨でどろんこになりながら行われたものだ。それに比べたらまだマシなほうか。でも・・・「そこのガキ、水たまりでジャンプするな!」「汚いTシャツでひっついてくるなー!」「俺に構わないでくれー」
10:10 スマッシュの日高氏の開会宣言が行われる。会場での注意、来年はもう一度富士山でやりたいから、今回は絶対に成功させなければいけないなどの説明がされる。その後、ヘンテコリンな進行役2人が紹介される。中途半端なギャグのオンパレード。
10:20 グリーンステージの一番バッターはMidgetだ。イギリスのグッドメロディー&パンキッシュなサウンドを叩き出す有力な新人バンド。ステージに現れて始めた曲は"Smoke on The Water"といってもイントロだけだが・・・これでいきなり会場はヒートアップ。雑誌を読んでいるとMidgetは演奏力が高いと言われていたが、今回聞いた限りはそれほどでもなかった。ボーカルとコーラスのバランスが少し悪かったような気がした。しかし、高速のリズムとギターのカッティングはなかなか見物だった。CDを聞いているともう少しポップな感じがするのだが、ライブでは力強く、あくまでもスピードで飲み込もうとするような感じだった。楽曲の良さが基本にあるから、はまれば一気に完成度が頂点に達する。だが、何曲かで素晴らしいところはあったが、本人達も言っていたように「緊張していた」のだろうか、ところどころでモタモタしているところも見られた。ただ、オープニングでこれだけ盛り上げられたら十分だろう。単独でのライブも決定していることだし、楽しみだ。イキの良さは十二分に伝わった。30分ほどの演奏で彼らは退場していった。
11:05 そうだ、忘れてた。こういうライブではセットチェンジに時間がかかるんだ。約20分くらいのセットチェンジの後で僕が今回フジロックにきた一番の目的Stereophonicsのライブが始まる。Stereophonicsはギター、ベース、ドラムスのスリーピースのバンドだ。非常にシンプルで、ほとんどサウンドに手は加えられていない印象だ。ライブもCDのこの印象と全く同じで、ストレートな楽曲の良さと、かすれ気味で切なそうに歌い上げるボーカルとの高次での調和が見事だった。彼らが演奏し始めた直後、正直言って「こんなにStereophonicsのファンがいたのか」と思うくらいの会場の反応だった。3人いればすべてはできる、そんな自信にあふれたシンプルで力強いステージは見るものを圧倒した。すでに10月に単独でのライブが決定している。彼らを見ない手はない。もう少し、みたいと思ったところで終わってしまった。残念だった。
11:35 取りあえず腹が減ったので何か食べに行くことにする。東京駅で買った飲み物はすでにStereophonicsの時になくなっている。次はBlankey Jet City、取りあえず体調を整える意味でも昼食を取って午後に備えよう。というわけで、昼食はシュカレナというアラビアパンで子羊の肉とキャベツを挟んだホットサンドイッチ。これがスパイスが利いていておいしい!2日間で食べた食事の中で一番おいしかった!500円の値段も場所を考えると納得。同じ場所で売っていたシシカバブ、これもボリューム満点でおいしい。これまた500円。初日はそれほど並んでいなかったが、2日目になるとかなりの行列が出来ていた。その後当然のようにビールで喉を潤し、しばらくホワイトステージ内を探検。
13:00 そして、もう一つのお楽しみGarbageを見るために再びグリーンステージAブロックへ。下は相変わらず田圃状態。それでも、ダイブするやつとかでまくりで半数くらいの人のジーパンとスニーカーは泥だらけ。待っていると、横にノリの良い外人さんがやってきた。「水たまりで踊るなよー」それだけが願いだった。このGarbageのライブが期待の100万倍くらい良かった。とにかく、デジタルサウンドは内臓を直撃して胃を上下に揺さぶるし、シャーリーのボーカルはCDで聞いたら少しアンニュイで弱い感じがしたが全く持ってそんなことはなかった。クールなデジタルサウンドとシャーリーの熱いボーカルが完璧にかみ合っている。ものすごいグルーヴ間を生み出し、ジャンプする人で会場が揺れている(これは、比喩ではなく本当に会場が揺れていたのだ。何故、揺れるんだ!?)。最初から最後までものすごいサウンドの嵐を僕らに突きつけ、ステージから僕らを見下ろすシャーリー。うーん、色っぽい。バックを固めるメンバーがすごいからこれだけのグルーヴを生み出させるんだろうな。2日間見た中でも最高にカッコよかったライブだった。1時間弱が本当にあっという間だった。
13:50 実はここまでで足が100回くらいつっていた。かなり疲れも限界に来たのでビールで身体を潤しながら、グリーンステージを探検することにした。ビールはうまい。昼間からビールを飲んでライブを見るなんて夢のようだ。ところが、再び足がつった。しかも、今度はかなりひどい。足が全く動かない。5分くらいはその場から動けなかった。何とか痛みをこらえて座り込む。後ろではSonic Youthの演奏が始まっていた。しかし、とにかくこの場は足を元に戻すのが大事と言うことで、川沿いのコンクリートの道で足をずっともんでいた。悲しかった。
15:20 忌野清志郎の演奏は少し下がった場所で見ていた。なかなかエンターテナーだった。肩の力を抜いた楽しいライブだったな。こういう場にくると思いっきり力んでしまう日本人が多そうだけど、彼は全くそんなことはなかった。きっと、根っからの「スター」なんだろう。それにしても、彼の言動の節々にミッチーを見ることができた。
16:30 陽も少し傾いて少し涼しくなってきたところで、Elvis Costelloの登場だ。ギターとピアノだけでの演奏が続く。途中で腰が痛くなり、仕方なくDブロックまで下がってレジャーシートを取り出して横になりながら聞いた。なんて、贅沢なんだ!Costelloの生の演奏をこの埋め立て地の臭い場所で寝ころんで聞ける、こんな贅沢が他にあるだろうか。とか思っている間になんと寝てしまった!気がついたらCostelloはステージを終えて帰って行くところだった。正直言ってこの辺で体力は限界だった。まだ、ここで少し眠ったから後でBeckを見ることが出来たんだろう。Costelloさん、僕の不謹慎な行動を許してください。
18:00 Beckのライブが始まる。彼の音楽を聴くのは初めてだった。ジャズやクラシック、ヒップホップまでを完全に消化してしまう彼の才能には目を見張るものがあった。ただ、僕には少し退屈だった。悪くはないが、それほどまでに騒がれるものなのかはこのライブを見た限りでは理解できなかった。確かに奥が深そうなので1時間弱のライブでそれを完璧に理解するのは難しいのかもしれない。今度彼のアルバムを買ってじっくりと聞いてみたいとは思った。
19:40 1日目のヘッドライナーのBjorkの登場だ。僕は個人的にBjorkの音楽の良い理解者ではない。The Sugarcubesのデビューアルバムもあまりピンとこなかった。だから敢えて今の彼女を見てみて、どれくらい自分の中に取り込むことが出来るかを試してみたかった。彼女の音楽をストレートに感じてみたかった。結果はやっぱり"No"だった。やっぱり、彼女の作り出す音世界にはどうも馴染めないようだ。ストリングスをステージ上に配してゆったりとした流れを生み出す彼女のサウンドは今の僕の心には入ってこなかった。1曲目の「桜」が一番心に響いたというのは少しシニカルすぎるか?
20:05 というわけで、体力的にも限界に来たのでBjorkは最後まで聞かずに途中で帰った。もう一つの理由は、朝のあまりのタコな誘導を見ていると規制退場でとんでもなく時間がかかることが見えたからでもある。早めに帰ったおかげで、豊洲駅には20分弱で着くことが出来た。ほんとに疲れた。地下鉄の駅にはジーンズ、Tシャツ、スニーカーを泥だらけにした人が大勢いた。ただ、満足感が溢れていたのが嬉しかった。僕も疲れたけど満足感を持ってホテルへ向かった。
20:40 ホテル着。腰と足が痛い。しばらくベッドで横になって動かないことにする。取りあえずホテルの前のコンビニで買ってきたアイスクリームとコーラを取り出し、コーラを冷蔵庫に入れようとする。が、冷蔵庫がない!トイレはウォシュレットのくせに冷蔵庫がない・・・仕方ないのでアイスクリームを食べてコーラを飲む。なんかお腹の調子最悪。こんなので明日大丈夫なんだろうか。明日は今日より少し早めに豊洲駅に着こう。というわけで、日が変わらないうちにベッドに入った。

8/2(Sun) 2nd Day

7:00 起床。身体が痛い。ふくらはぎがパンパンで歩くのもままならない。腰も痛い。一日持ちそうもない。身体中ボロボロになりながらも歯を磨き、顔を洗い、髭を剃る。
7:40 何とかホテルを出発することが出来た。ホテル前のコンビニでカメラとバンドエイドと午後ティーとポカリスエットを買い込む。どうも、靴擦れができたようで右足が痛くて歩けない。地下鉄の新富町駅でバンドエイドを貼っていると電車が来た。
8:00 豊洲駅到着。昨日の経験を生かして一番近道を選択して地上に上がる。少なくとも昨日よりも30分は稼げるはず!と思ったら、昨日の出口から出てもまだ行列は出来てなかった。順調に会場へ向かう。空は晴れていて暑くなりそうだ。ゲートが見えてきた。雰囲気を写真に撮るためにまずはこのゲートの写真を撮る。
8:25 結局早く着きすぎた。Aブロックの前の方はまだガラガラで、普通に行けば前から5列目くらいには陣取れそう。でも、体力のなさを実感しているため前から15列目くらいになりそうな位置にビニール袋を敷いて座り込む。なかなか人が増えてこない。やっぱり、9時頃から道が混みだして昨日と同じような現象になったのだろうか。熱い日差しの下でボーっと何もせず座って時間を過ごす。時間は普段通りにしか過ぎず、発汗で体力が次第に削り取られていくのが分かる。あぁ、早く始まってくれ。
9:30 隣に座っていた男2人組と何気なく話し始める。どうも、彼らは大阪の高槻市から来た2人組だった。UKの新人バンドが好きで、前日はMidget, Stereophonics, Garbageが良かったと言っていた。今日の狙いはIan BrownProdigyらしい。大阪でのPulpStereophonicsのライブへ行くと言っていたのでまた会えるような気がする。ライブが始まってはぐれてしまった。川口君、またクアトロで会おう!
10:20 前日と同じグラストンベリーの映像が流れ、また日高氏が出てきて注意事項を話し始める。「昨日は300人くらいが救護施設にやってきた。それを見たバカなマスコミは『今日もまたやるんですか?』と聞いた。当たり前だ!」その通り!Fuckin' Mass Communicationsだ!音楽だから、ロックだからといって偏見で見るんじゃない!個人の責任で参加しているのに、全体を中止して解決しようとするな!とか思っているうちに最初のバンドThe Montrose Avenueの登場だ。
10:30 このThe Montrose Avenueが予想以上に良かった。ミニアルバムを聞いたときには似たような感じの曲が多いなという程度の印象で、それほどのバンドとは思わなかったが、このライブを見て完璧に印象は変わった。とにかく、3人で交代でボーカルをとる。さっきまでボーカルをとっていたと思うといつの間にかキーボードを弾いていったり、ギターを弾いていたりする。おまけに、演奏もしっかりしていて、前日のMidgetに見られたような空回りは感じられない。9月に発売される予定のニューアルバムからも数曲を演奏して、30分程度でライブは終了した。歌謡曲のような下世話なメロディーだが、いかにも日本人の好みそうな青春ポップス。それでいて、曲ごとに巧くアクセントを聞かしており、ニューアルバムが楽しみになった。
11:20 続いてThee Michel Gun Elephent。ここで大きく客層が入れ替わる。僕も後ろの方に下がって見ることにした。というのは、この時点で体力の限界を感じ取っていたからだ。1曲目からすっごいノリで始まる。暑さでぼーっとした僕の目で見えるのは全く違う向こう側の世界のようだった。ストレートに突き刺すように、畳みかけるようにサウンドが固まりで頭に飛び込もうとする。いや、飛び込んでいるのだろうが本当に意識飛びそうになっていたのでよく分からない。Aブロックの前の方はものすごい盛り上がりで、何度か中断を余儀なくされた。ただ、あの中断は仕方ない。あの状態で中止になったら、Ian BrownPrimal Scream, Prodigy目当ての観客はそれこそ大暴れするだろう。あれは、仕方なかった。仕方なかった。5曲目くらいまでは何とか聞いていたのだが、本当にきつくなったので取りあえず昼御飯を食べるためにグリーンステージを出た。
11:50 まだ、食べ物は並ばずに食べられそうだ。ひとまず、タイカレーというのを食べてみる。なんだかよく分からないタンパク質系の具と野菜がタイ米にかかっている。タイ米のパラパラ感は気に入らないが、カレーはおいしかった。ただ、量が少なかったので、前日にシャウレマを食べた店でスパイシーカレーを食べてみる。うーん、タイカレーの方がおいしかったな。ついでにシシカバブを買って、ハイネケンを昼間から飲んで過ごした。ミッシェルが終わって客が流れてきた。僕は、地面に座り込んで体力を戻そうとしてみた。結果的には無駄だったが。
12:20 Ben Folds Fiveの音が聞こえてきたが、ちょっと人混みの中につっこんでいく根性がなく、ホワイトステージそばの縁石に座り込んで海を眺める。知らない間にずいぶん日焼けしている。タオルを濡らして首にかけてみる。ヒリヒリする。イヤな予感だ。その後少しだけLo-Fidelity All Starsを見るが、強烈なビートに身体がついていけず退散する。そのまま再びビールを求めてグリーンステージへ。
14:10 Kornのライブが始まる。さっき飲んだビールのせいだろうか、ひたすら眠い。仕方ないのでAブロック横にレジャーシートを広げ、Kornの爆音をBGMにして熟睡した。起きたらKornは終わっていた。しかし、とんでもない身体中を突き破るようなビート音がなっていたけど、あれは夢なのか?
15:30 Hoteiのおっさんは肩に力入りすぎ。見ていてこっちが疲れてきた。ビールを飲んでボーっとしていた。上空を飛び回るヘリコプターがうるさかった。それしか覚えてない。
17:00 大きく遅れてIan Brownのライブ開始。Bブロックの後ろで聞いていたが、途中で疲れて後ろの方へ行ってレジャーシートを広げて横になりながら聞いた。イマイチビビッとくるものがなかったような気がする。最初の数曲は不思議な感じの曲で興味を持って聞いていたのだが、次第に退屈になってきた。このあたりで疲れがピークだったというのも当然理由の一つだろう。
18:30 Primal Screamのライブが始まる。唐突に始まり、Dブロックの客は前に向かってダッシュしていた。「すごい体力だなぁ」と感心してみていた。ところが、彼らのライブ最高にかっこよかった。特に夕暮れという自然の演出も巧くはまったんだろうが、彼らの退廃を感じさせるような楽曲と、だだっ広い広場から浮かび上がる東京タワーやレインボーブリッジの夜景が完璧にマッチしていて、疲れを忘れて身体が動き出す。途中からレジャーシートを畳んで前の方に移動した。照明がこんなに効果的に使われるのはPrimal Screamが初めてだっただろう。カメラワークもそれまでのメンバーを映すだけではなく、夜景と観客を合成して映し出したり、様々な効果をかぶせながら映し出すことで、彼らの不思議な楽曲の魅力が引き立てられていた。これまで、彼らの音楽はあまり真剣に聴いたことがなかったのだが、絶対に聞いてみようと思った。2日目で一番の収穫のライブだった。最後の曲は本当にかっこよく、感動的でさえあった。どこまでも広がる野外の特徴と彼らの音楽の空間表現が見事にかみ合ったという意味でもとんでもないステージだったと思う。
19:25 予定は大幅に遅れる。Primal Screamが終わったところで、Prodigyが始まるまでに最低30分、長い場合には50分かかるという。仕方ないので飲み物を買いに行くがほとんど売り切れ。仕方なくトイレに行って、Prodigyを見る場所取りを始めた。もう、この辺では体力の残りゲージはゼロ。振り切れていた。この時点でProdigyは途中で帰ると決めていた。あー、喉が乾いた。と思っていたら、朝買ったポカリスエットが残っていることを思い出し、命の水を飲むことにする。少しだけ体力回復。ホイミくらいかな?しかし、50分は長すぎる。ステージを双眼鏡で見たらセットを全部交換してる。そりゃ、時間かかるぜ。
20:20 突然Prodigyのライブが始まる。ホワイトステージのGoldieの方からも客が押し寄せてくる。ものすごい数だ。ほぼ全員が集まったような気さえした。ところが、音楽自体は僕の苦手なラップ系。「だめだ、帰ろう。」「いや、もう少しだけ」葛藤を感じながら何とか4曲だけ聴いた。サウンドのかっこよさは分かるんだけど、ラップ苦手なんだな。仕方ないよな。やたら、Fuckin'と言ってたのが印象に残った。"All of you fuckin' people" "Fuck Tokio"などなど。Fuckの連続。
20:45 会場を後にして駅へ向かう。まだそれほど混雑はしていない。途中もしばらくProdigyの音は聞こえていた。相変わらずFuckin'と叫んでいた。9時過ぎに駅に到着し9時半頃にホテルに帰った。今日はアイスクリームだけにしておいた。今日も相変わらず腰が痛い。あー、明日会社だよ。とにかく風呂につかろうと思って服を脱いだら真っ赤な自分が鏡に映っていた。SPF120の日焼け止め塗ったのになぁ。効かなかったんだろうか。
23:30 次の日会社のため朝早い新幹線で神戸に帰らなければならないので早めに寝る。音楽を身体中で感じた2日間だった。

何と言っても1日目はStereophonicsとGarbageに尽きます。本当に完璧なライブを見せてくれました。Stereophonicsは10月のクアトロが楽しみ。Garbageは単独で来日してほしい。
2日目はPrimal Scream。アルバム絶対に聴いてみよう。2日間ともヘッドライナーとの音楽的相性が合わなかったのと体力が残っていなかったので最後まで見られなかったのが少々残念だったが、Stereophonics, Garbage, The Montrose Avenue, Primal Screamを見れたので完璧に満足。あ、あとProdigyの音楽を聴いてノリまくる観客を見られたのも楽しかった。
日焼けの痛みがフジロックに現実に参加したことを思い出させてくれる。誘導のまずさ、仕事をしないセキュリティ、オーディエンスの責任感のない行動(ゴミ、たばこのポイ捨て)などはあったが、個人レベルでは大満足の2日間だった。ただ、会場でタバコを配っていたJTは吸い殻入れを付けるだけじゃなく、実際にゴミ拾いをするべきだ。キリンにしろコーラにしろゴミをボランティアに任せっきりにするのではなく、自分たちも参加すべきだ。こういうところにまだ富士山への道は少し遠いのかなと思わざるを得なかった。
楽な2日間じゃなかった。辛い瞬間も何度もあった。でも、これだけの音楽を身体中で感じられて幸せだった。富士山への道のりは決して楽ではないだろうが、次回どこで行われようと参加しようと思う。もっと、自分の中での参加意識を高めて、もっと責任感を持って参加しようと思う。それにはまず、来るべき三十路での体力維持、それが当面の課題のようだ。