| 0:30 |
ようやく、お姉ちゃん達は寝たようだ。そろそろ僕も眠たくなってきた。今日はフジロックの初日。ゆっくり寝なきゃ身体がもたん! |
| 4:30 |
それまでも時々目が覚めていたのだが、これくらいになってまたまたお姉ちゃん達のひそひそ話が始まる。とっても、しばらくして眠いのに完全に寝られなくなってしまった。仕方なく窓の外をボーっと見ていた。外は雨が降っていて風も強い。まさか今年も悪天候かといやな思いがよぎる。 |
| 5:50 |
東名高速から首都高速に入る。再びみんな寝静まる。起きているのは僕とドライバーくらいだろうか。首都高はすでに混み始めている。なかなか前に進まない。予定の6時30分は少し過ぎそうな感じだ。 |
| 6:50 |
東京駅八重洲口にバス到着。近くにあるという風呂&温泉に入りに行く。バスで来た人には多少の割引がある。ここで、サウナに入ったりして疲れを取る。つもりが・・・サウナに入りすぎて少し貧血気味。やばい、体調悪くしてる場合じゃない。 |
| 8:15 |
豊洲駅から徒歩20分くらいだと書いてあったので、9時に豊洲駅に着けば楽勝だなと思い、軽い朝食を取ることにする。東京駅の地下でホットサンドとコーヒーを朝食にする。 |
| 8:30 |
JRに乗る前に飲み物を買っておく。当然会場内でも買えるだろうが備えあれば憂いなし。並ぶのが面倒なときにこれを飲もう!取りあえずポカリスエットの500mlのペットボトルを2本買った。 |
| 8:50 |
豊洲駅着。人があふれてる。「帰りの切符をお買い求めください」。そんなこと言ってもこの状態では買うまでに数10分くらいかかりそう。僕はSFカードというのを買った。少し余ってしまうが、時間もコストだ。こんなところで無駄な時間を過ごしてる暇はないのさ。早くついて、パンフレットとかTシャツを買わなきゃ! |
| 8:55 |
「会場はこちらです」と係員の声。「ん、そうか。こっちか。やっぱり迷わないようにちゃんと誘導してるんだ」と思ったのは一瞬だけ。この誘導がタコなおかげで僕たちは倍近くの道を歩かされる羽目になった。信号を渡れば10秒くらいのところを歩道橋を渡らされるために200mほど大きく迂回する。その間にも信号があり、なかなか歩道橋にたどり着かない。本当に時間前に着くんだろうか。 |
| 9:00 |
歩道橋に上ると何故か反対方向に長い人の列が・・・「えっ」言葉を失った。歩道橋からさらに反対方向へ迂回しなければいけない。結局、地下鉄の出口から30秒ほどでいける向かいにたどり着くまでに30分以上かかった。 |
| 9:35 |
ようやく「Fuji Rock
Festival」のゲートが見えてきた。思えば長い道のりだった。といっても、まだ見えているのは大分先だ。すでに体力の残りが心配になってくる。ここで、隣をバスが通り過ぎていく。何気なく見たらStereophonicsのメンバーが乗っている!!彼らは延々と続く人の列を不思議そうに見ていた。 |
| 9:45 |
ようやく入場ゲートを通り、リストバンドを巻いてもらい、まずはMidgetの出るグリーンステージへ。取りあえず、一番前のブロックのAブロックへつっこんでみる。ところが・・・下はグチャグチャ。田んぼみたいだ。スニーカーをどろどろにして歩いていく兄ちゃんや姉ちゃんもいるが、僕には替えのジーンズもスニーカーもない。仕方ないので、ブロックの真ん中より少し後ろの砂利が入れられた場所に陣取ることにした。 |
| 10:00 |
大型スクリーンには「Commin' Up Next
Midget」とフジロックのロゴが交互に映し出される。そして、一般的な注意が促され、そして大型スクリーンには今年のグラストンベリーフェスティバルの映像が流される。このフェスティバルも大雨でどろんこになりながら行われたものだ。それに比べたらまだマシなほうか。でも・・・「そこのガキ、水たまりでジャンプするな!」「汚いTシャツでひっついてくるなー!」「俺に構わないでくれー」 |
| 10:10 |
スマッシュの日高氏の開会宣言が行われる。会場での注意、来年はもう一度富士山でやりたいから、今回は絶対に成功させなければいけないなどの説明がされる。その後、ヘンテコリンな進行役2人が紹介される。中途半端なギャグのオンパレード。 |
| 10:20 |
グリーンステージの一番バッターはMidgetだ。イギリスのグッドメロディー&パンキッシュなサウンドを叩き出す有力な新人バンド。ステージに現れて始めた曲は"Smoke
on The Water"といってもイントロだけだが・・・これでいきなり会場はヒートアップ。雑誌を読んでいるとMidgetは演奏力が高いと言われていたが、今回聞いた限りはそれほどでもなかった。ボーカルとコーラスのバランスが少し悪かったような気がした。しかし、高速のリズムとギターのカッティングはなかなか見物だった。CDを聞いているともう少しポップな感じがするのだが、ライブでは力強く、あくまでもスピードで飲み込もうとするような感じだった。楽曲の良さが基本にあるから、はまれば一気に完成度が頂点に達する。だが、何曲かで素晴らしいところはあったが、本人達も言っていたように「緊張していた」のだろうか、ところどころでモタモタしているところも見られた。ただ、オープニングでこれだけ盛り上げられたら十分だろう。単独でのライブも決定していることだし、楽しみだ。イキの良さは十二分に伝わった。30分ほどの演奏で彼らは退場していった。 |
| 11:05 |
そうだ、忘れてた。こういうライブではセットチェンジに時間がかかるんだ。約20分くらいのセットチェンジの後で僕が今回フジロックにきた一番の目的Stereophonicsのライブが始まる。Stereophonicsはギター、ベース、ドラムスのスリーピースのバンドだ。非常にシンプルで、ほとんどサウンドに手は加えられていない印象だ。ライブもCDのこの印象と全く同じで、ストレートな楽曲の良さと、かすれ気味で切なそうに歌い上げるボーカルとの高次での調和が見事だった。彼らが演奏し始めた直後、正直言って「こんなにStereophonicsのファンがいたのか」と思うくらいの会場の反応だった。3人いればすべてはできる、そんな自信にあふれたシンプルで力強いステージは見るものを圧倒した。すでに10月に単独でのライブが決定している。彼らを見ない手はない。もう少し、みたいと思ったところで終わってしまった。残念だった。 |
| 11:35 |
取りあえず腹が減ったので何か食べに行くことにする。東京駅で買った飲み物はすでにStereophonicsの時になくなっている。次はBlankey
Jet City、取りあえず体調を整える意味でも昼食を取って午後に備えよう。というわけで、昼食はシュカレナというアラビアパンで子羊の肉とキャベツを挟んだホットサンドイッチ。これがスパイスが利いていておいしい!2日間で食べた食事の中で一番おいしかった!500円の値段も場所を考えると納得。同じ場所で売っていたシシカバブ、これもボリューム満点でおいしい。これまた500円。初日はそれほど並んでいなかったが、2日目になるとかなりの行列が出来ていた。その後当然のようにビールで喉を潤し、しばらくホワイトステージ内を探検。 |
| 13:00 |
そして、もう一つのお楽しみGarbageを見るために再びグリーンステージAブロックへ。下は相変わらず田圃状態。それでも、ダイブするやつとかでまくりで半数くらいの人のジーパンとスニーカーは泥だらけ。待っていると、横にノリの良い外人さんがやってきた。「水たまりで踊るなよー」それだけが願いだった。このGarbageのライブが期待の100万倍くらい良かった。とにかく、デジタルサウンドは内臓を直撃して胃を上下に揺さぶるし、シャーリーのボーカルはCDで聞いたら少しアンニュイで弱い感じがしたが全く持ってそんなことはなかった。クールなデジタルサウンドとシャーリーの熱いボーカルが完璧にかみ合っている。ものすごいグルーヴ間を生み出し、ジャンプする人で会場が揺れている(これは、比喩ではなく本当に会場が揺れていたのだ。何故、揺れるんだ!?)。最初から最後までものすごいサウンドの嵐を僕らに突きつけ、ステージから僕らを見下ろすシャーリー。うーん、色っぽい。バックを固めるメンバーがすごいからこれだけのグルーヴを生み出させるんだろうな。2日間見た中でも最高にカッコよかったライブだった。1時間弱が本当にあっという間だった。 |
| 13:50 |
実はここまでで足が100回くらいつっていた。かなり疲れも限界に来たのでビールで身体を潤しながら、グリーンステージを探検することにした。ビールはうまい。昼間からビールを飲んでライブを見るなんて夢のようだ。ところが、再び足がつった。しかも、今度はかなりひどい。足が全く動かない。5分くらいはその場から動けなかった。何とか痛みをこらえて座り込む。後ろではSonic
Youthの演奏が始まっていた。しかし、とにかくこの場は足を元に戻すのが大事と言うことで、川沿いのコンクリートの道で足をずっともんでいた。悲しかった。 |
| 15:20 |
忌野清志郎の演奏は少し下がった場所で見ていた。なかなかエンターテナーだった。肩の力を抜いた楽しいライブだったな。こういう場にくると思いっきり力んでしまう日本人が多そうだけど、彼は全くそんなことはなかった。きっと、根っからの「スター」なんだろう。それにしても、彼の言動の節々にミッチーを見ることができた。 |
| 16:30 |
陽も少し傾いて少し涼しくなってきたところで、Elvis Costelloの登場だ。ギターとピアノだけでの演奏が続く。途中で腰が痛くなり、仕方なくDブロックまで下がってレジャーシートを取り出して横になりながら聞いた。なんて、贅沢なんだ!Costelloの生の演奏をこの埋め立て地の臭い場所で寝ころんで聞ける、こんな贅沢が他にあるだろうか。とか思っている間になんと寝てしまった!気がついたらCostelloはステージを終えて帰って行くところだった。正直言ってこの辺で体力は限界だった。まだ、ここで少し眠ったから後でBeckを見ることが出来たんだろう。Costelloさん、僕の不謹慎な行動を許してください。 |
| 18:00 |
Beckのライブが始まる。彼の音楽を聴くのは初めてだった。ジャズやクラシック、ヒップホップまでを完全に消化してしまう彼の才能には目を見張るものがあった。ただ、僕には少し退屈だった。悪くはないが、それほどまでに騒がれるものなのかはこのライブを見た限りでは理解できなかった。確かに奥が深そうなので1時間弱のライブでそれを完璧に理解するのは難しいのかもしれない。今度彼のアルバムを買ってじっくりと聞いてみたいとは思った。 |
| 19:40 |
1日目のヘッドライナーのBjorkの登場だ。僕は個人的にBjorkの音楽の良い理解者ではない。The
Sugarcubesのデビューアルバムもあまりピンとこなかった。だから敢えて今の彼女を見てみて、どれくらい自分の中に取り込むことが出来るかを試してみたかった。彼女の音楽をストレートに感じてみたかった。結果はやっぱり"No"だった。やっぱり、彼女の作り出す音世界にはどうも馴染めないようだ。ストリングスをステージ上に配してゆったりとした流れを生み出す彼女のサウンドは今の僕の心には入ってこなかった。1曲目の「桜」が一番心に響いたというのは少しシニカルすぎるか? |
| 20:05 |
というわけで、体力的にも限界に来たのでBjorkは最後まで聞かずに途中で帰った。もう一つの理由は、朝のあまりのタコな誘導を見ていると規制退場でとんでもなく時間がかかることが見えたからでもある。早めに帰ったおかげで、豊洲駅には20分弱で着くことが出来た。ほんとに疲れた。地下鉄の駅にはジーンズ、Tシャツ、スニーカーを泥だらけにした人が大勢いた。ただ、満足感が溢れていたのが嬉しかった。僕も疲れたけど満足感を持ってホテルへ向かった。 |
| 20:40 |
ホテル着。腰と足が痛い。しばらくベッドで横になって動かないことにする。取りあえずホテルの前のコンビニで買ってきたアイスクリームとコーラを取り出し、コーラを冷蔵庫に入れようとする。が、冷蔵庫がない!トイレはウォシュレットのくせに冷蔵庫がない・・・仕方ないのでアイスクリームを食べてコーラを飲む。なんかお腹の調子最悪。こんなので明日大丈夫なんだろうか。明日は今日より少し早めに豊洲駅に着こう。というわけで、日が変わらないうちにベッドに入った。 |