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Super Furry AnimalsのGruff RhysやGossipのBeth
Dittoらをフィーチャーした約2年ぶりの2ndアルバム。基本的には前作のテクノ寄りのエレクトロポップ路線を踏襲していますが、今年大流行のバキバキのエレクトロポップと比較すると格段に整理された内容。そのGruff
Rhysをゲストに迎え、甘めのメロディとアレンジの取り合わせがNeon Neonを彷彿とさせるた"Cream Dream"、Beth
Dittoをフィーチャーし、クドさを充分に抑制した"Cruel Intentions"、そのまんまHot ChipサウンドのAlex
Taylorとのコラボレーション"Bad
Blood"などは比較的ポップミュージック的な世界を構築し、座って聴いても楽しめる内容。その一方で、エモーションの振れ幅を極端に抑制した先行シングルの"Audacity
of Huge"、軽めながらもエッジをクッキリと立てた"10000 Horses Can't Be
Wrong"、淡々と、ストイックに刻み続けるリズムトラックが印象的な"Synthesise"などは、フロアの空気を無添加でパッケージングした雰囲気。どちらのパターンも平均レベルはクリアしていて、フロアで流す分には非常に心地良いことを理解できる一方で、CDというメディアで「聴かせる」場合には中途半端な印象。特に、ド派手な大技を繰り出すタイプでないことも災いして、アルバムを通してメリハリが弱く、フォーカスも甘めなのは残念。ただ、間違いなくライブでは化けそうな曲が多いのは、せめてもの意地。(2009/09/27) |