ドライヴォイス 著者.ヤマモトユキコ
乾いた声、叫び疲れた。日々の階段、転げ落ちた。
未来へとただ走り、疲れた。けれど道はどこまでも続いていた。
生き急ぐよりは死に急いでいた。僕は立ち上がる術を・・・
手探りで 目隠しで...ちっとも前に進めやしない
タバコの煙で声を殺し、乾いた喉を潤すこともなく
キオクは[オモイデ]と呼び 過去は過去のままだ
手に入れたモノはモロク、いつも震えは止まらない
楽園と呼べるモノなどどこにも存在しない。
人々は疲れに幻想を描き、癒しを求めたのだろう
すべてモノクロのセカイならば僕の存在なんで影でしかなかったかもしれない
そんなことばかりを考えていたらこのカラーのセカイに
夢と、神様は少しだけ僕を見捨てなかったと思いたくなる。
どんな闇にも光があって だからココに居ちゃいけないと
そうオモウコトをやめない。諦めることは許されない。
地球という青い星は想像以上に美しいモノで溢れていて
そしてミニクサをあからさまに照らし、冷めた目をして笑う。
いつのまにか身に付いた音はどれも僕に強く訴える
雑音とされたその音も深く染み混み心に刻み込む重恩へ変わる
華やいだセカイをたまにぬりつぶす雨の色
つまずいたコンクリート 後ろを振り返り
それもまた何かしら意味を持つモノへ生まれ変わる
トリが飛び立った今、また一つこの世から何かが消え何かが生まれる
repeat;繰り返して[重ねて・改めて]
いつも分かれ道の用意された生き方に不満のないモノなどいるのだろうか
こうしている間に季節はまた同じ景色に色を加えていく
ゆっくり、ゆっくり 年月を重ね 深い歴史を残すだろう
僕もまた年を重ねることが無意味でないように・・・
どこか寂しさがいつも在ることで愛という響きを求めてしまう
この心にともされる灯は「無」ではないように
My voice sounds so hollow//
---ボクノコエハカラッポダ---
ケムリで目の前を濁して歩く
ただ目を閉じて歩くには危ないこのセカイを
ぼやけた景色でなら直視しなくてすむだろう?
ただソレダケ・・・・・
乾いた声 乾いた空 乾いた景色
カラッポなんだ 僕は。そう カラッポなんだ