2003年 スキーツアー(オクダケン主催) レヴュー イグチケンバージョン
後編
イグチケンからは、おいらの他にDrIとKim君とハニックが参加。
2月23日(日) 失踪した日、および壊れた日
ハニックが部屋にリフト券を忘れたので、取りに戻るのを分隊3人で待っていた。
ついでに、ハニックの手袋があまりにもスキー向きじゃなかったので、
それも借りてくるのを待っていた。
ずいぶん待ってハニックがやってきてから、出発した。
数分後、ハニックは我々の前から忽然と姿を消した。
ハニックを探しにDrIが宿に戻ったりしたが、見つからなかった。
電話をしたが、お留守番サービスにかかった。
「もう疲れた・・・」と言って、DrIは捜索の打ち切りを宣言した。
我々は誰のためにハニックがリフト券をとってくるのを待っていたのだろうか。
と言うわけで、この日は開始早々に本隊ともハニックともはぐれ、3人だけになった。
とりあえず、昼飯時になったら、ゲレンデ中にアナウンスをしてもらおうと本気で思った。
「・・・埼玉県からお越しの、ハニ○○ケイ○○(敬称略)、お連れ様がお怒りです」
とアナウンスしてもらおう、と3人で思った。
焼額の方へ行った。
晴れていたので、カメラを持ってくれば良かった。
山のてっぺんと麓は晴れているけど、中途半端な高さのところは雲で真っ白だったりして、
面白かった。
昼飯前に、ハニックから電話がかかってきた。
「あ、旅館にい、戻ったら、電話がかかってました。何ですか?」
「電話がかかってましたじゃねえよ、何処行っちまったんだよ」
「あ、蓮池スキー場です」
「おお!ちゃんと滑ってたのか!」
「ああ、はい」
「そうかそうか。良かった良かった。午後も滑ってろよ、後でそっちに行くから」
「ああ、はい」
ハニックとも連絡が付いて安心し、昼飯を食った。
DrIにつられてポテトフライを肴にビールを飲んだら、美味しかったけど集中力と体力が無くなった。
やっぱりアルコールって毒なのだな。
でも、しばらく滑ったら、元に戻った。
午後は寺子屋ゲレンデに行った。
ここで少しの時間だけ本隊と一緒になった。
すいているので気持ちが良い。
昨日のような切羽詰まった状況(リフトがない、もうすぐ暗くなる、ああ遭難だぁ・・・)は金輪際御免だったので、
早めに蓮池の方に戻って、ハニックの馬鹿野郎を確保して、宿に戻ることにした。
前日とは違ってあっという間に戻ってこれた。
蓮池スキー場に行くのには結構てくてく歩いて、本当にハニックはここを歩いたのかと疑ってしまった。
ハニックの身柄を確保するためにリフトで上がり3人で3手に分かれて捜索した。
そんなに広くないからすぐに発見できるであろうと思っていた。
あっという間に発見した。
遠くからボーっと滑ってるのを見て、なんだか笑ってしまった。
午後4時10分、身柄確保!
半角カタカナでイター!とかキター!とか叫びたい気分だった。
なぜかハニックはにこにこした。
「おまえ、勝手にどっかに行く前に、誰かに一言言えよ」おいら
「ああ、はい」ハニ
「まあ、でも、そこで連絡するようだったら、ハニックじゃないよね・・・」DrI
時間的に余裕があったので、蓮池スキー場で少し滑ることにした。
ハニックと一緒にリフトを降りたら、
後ろから乗ってきた(多分おいらより)若い女の子らが「あ、あの人まだいるよ」と言っているのが聞こえた。
きっと気のせいだろう。
ブーツを脱いだら前日の水ぶくれはショボンとしぼんでいた。
この日の夜も飲み物がたくさん余っていたので、飲み会になった。
ハニックは前日と比べると、かなり元気だった。
元気だったのでつがれたビールを次々と飲み干していった。
おいらとDrIは、一抹の不安を感じ、
・・・
大変申し訳ございませんが、この部分の内容は都合によりサーバーから消去されました。
・・・
と言うわけで、DrIとおいらは全く持って冷や汗ものであった。その間、Kim君は寝ていた。
ハニックが落ち着いた後、おいらも疲れていつの間にか寝てしまった。
2月24日(月) 平和な日
一夜明けたら、また水ぶくれがプゥーと膨らんでいた。
ハニックを蓮池スキー場に置いて、オクダケン本隊と一緒に横手山に行った。
カメラを持っていったけど、雪が降ってて、寒くて、大変だった。
横手山の麓付近ではスクールの大軍隊がいてなかなか壮観だった。
山頂には有名なパン屋さんがあって、値段も高いけど、とても美味しかった。
でっかくて目つきが鋭くて格好いいけどおとなしくて可愛い犬がいた。
Kim君が「よしよしよしよし」と、ムツゴロウみたいに言いながら撫でていた。
キノコ雲セットと言う、恐ろしげな名前のシチューセットを食った。
面白かったし美味しかった。
ジャンボドッグは本当にジャンボだった。
家のおみやげにパンを買っていった。
以後、パンがつぶれないように、その都度気をつけながらリフトに乗った。
宿に着くまでは、つぶれてなかったけど、家に着いたら、気圧のせいかバスのせいか、少し変形していた。
待ち合わせ場所と時間を決めてから、しばらく横手山で自由に滑った。
DrIは疲れて、早めに待ち合わせ場所の近くのレストハウスに休みに行った。
少し時間があったので、おいらとKim君は一回だけ麓のリフトに乗ってからレストハウスに入った。
DrIはモツ煮と野沢菜を肴に、やっぱりビールを飲んでいた。
「野沢菜は、ビールを頼んだらサービスで付いてきたよ」
宿の野沢菜より美味しかった。
蓮池で少し滑ってから、ブーツを脱いだら、思った通り水ぶくれはショボンとしていた。
宿に戻ってバスが来るまでに、風呂に入ったり片づけしたりして、最終的にごろんごろんとぐーたらした。
DrIとビールを買ってバスの中で乾杯した。
ハニックはすぐに寝たふりをした。
「ハニック。おーいハニック。本当は起きてんじゃないの」
「・・・」
「絶対起きてるよ」
「ぐーぐー」
「あーあ、わざとイビキなんかかいちゃって」
「・・・」ここで口元がにたっとゆるむ。
面白かった。
真夜中になって消灯時間になったから、MDを聴いたら、5分で切れた。
そんなことある訳ねーだろ、と激昂し、絶対電池切れが原因ではないはずだと色々調べたら、
どうやら電池の接触不良が起こっているらしく、振動で一瞬絶縁するのが原因だと判明した。
いつの間にか寝てしまい、東京に着いた時あたふたとしていたら、ハニックがおいらのリュックをおろしてくれた。
嬉しかった。
家に着いたら水ぶくれはプゥーと膨らんでいた。
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