鬼束ちひろ・ライナーノーツ

 

Beautiful Fighter

ピアノなしのギターサウンド。言葉の使い方は、やっぱり鬼束嬢ならでは、という感じ。
力強いですね。ちょっと悲観的なようで、結構前向きで。苦しみながら、傷付きながら、もっと言ってしまえば血を流しながらも、前進していこうという感じでしょうか……?世の中を儚んでいるようだけど、希望は捨てないよ、みたいな。エネルギーをもらえるような気がします。聴いていると。
“楽になる事に とても興味は無いと”のフレーズが特に好きです、個人的には。楽しようと思えばいくらだってできるんでしょうけど、そんなことには興味無い、苦しくても敢えてそういう道を選んで進んだっていいじゃない、って、言われてる気がします。

 

♪嵐ヶ丘

Beautiful Fighterカップリング。ちひろ節炸裂、って感じするんだけど、どうでしょう?
同じであることが良しとされる社会。同じになれないとはじかれる。責められる。適応していくことは生きてく上で必要だし、やっぱり大事なことだと思うけど、価値観や感じ方まで何もかも一緒じゃなきゃいけないってことは無いわけで。でもそれ(自分らしさ、自分の考え方や価値観、感じ方……)を大事にしようとすると、時に“怪獣”にならざるを得ないのかなぁ……。
私自身、特に10代の頃は人に合わせるのが苦手で、周りのこの考え方や価値観についていけなかったほうだったので、いつもみんなを少し離れたところから見てたような気がするのね。だから、なんかこの曲聴いたとき、「あたしの考えていたことはこういうことだったんだよな」と、思った。ちょっと救われた。うん。