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超能力男 |
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私はかなりの現実主義者のため、幽霊とか宗教とかは信じていません。 だけどこういった話が嫌いかと言えばそうでもなくて 特に超能力については興味深いもんです。 あれは本当の所あるんだろうか。
これをあっさり『無い』って思うのは危険な事です。 よく考えてみると、もしあったら完全に乗り遅れる事になる。 ひょっとしたら、超能力の使えない人間は使える人たちに 自然淘汰されるかもしれない。 超能力者 VS 普通の人! となると勝ち目無さそう。 UFOが本当にあったとして宇宙人に攻め込まれても やられる時はみんないっしょだけど、超能力はそうはいかない。 それにもし使えたらすごくカッコイイじゃないですか。(あほ)
そんな私が気になって仕方がない事があります。 『俺、最近超能力が使えるようになってん。』と マジ顔で言い切る男を発見したのです。 そいつはそういう事を言い出すまでは友人だった男です。
普通ならそれ以上突っ込まずに無視するような発言だが 私もそれなりに興味があったのでつい聞いてしまいました。 『どうやって?』 超能力男:『この間事故って右足大腿骨複雑骨折 したんやけど病院に入院中にちょっとな。』 『はあ?眠っていた力が目覚めたんか?』 超能力男:『いや、前からそんな事もあったんやけど 入院中にある組織との接触があってな。それからや』 『ある組織?それどっかの信仰宗教とちゃうんか? 入院患者を狙って来るって聞いたことあるけど』 超能力男:『それは無いな、金は払ってないし。この間も自衛隊の基地に行って来た。』 この時自衛隊?って思ったがとりあえず、 なぜ彼の所にそんな人が来たのか聞いてみた。 『でもなんでその組織の人がお前の所にきたん?』 超能力男:『ああ、俺が微弱なテレパシーを出していたのを感じて来たみたいや。 それで正式に超能力の訓練してみないかってノリになって…』
痛い。痛すぎる。 この時私はこいつマジだってわかりました。(切れっぷりが) そいつは普段物事を考え込むタイプのやつじゃなかったので もうちょっと突っ込んだ話を聞くと何らかのボロを出すだろうと思い、 さらに聞いてみた。
『自衛隊ってなんでそんな所に…?』 超能力男:『そこで色々な物を見せてもらった。例えばしゃべるネズミとか。』 『何それ?』 超能力男:『なんかの実験らしいけど、俺に組織の事とかを理解してほしかったんやろうな。 さすがにしゃべってるのを聞いてびっくりした。』 すかさず気になる事を聞いてみた。 『どんな声でしゃべったん?』 すると当たり前のように彼は即答した。 超能力男:『ネズミみたいな声。』
なんじゃそりゃあ?誰か助けてくれーーー!!!! モルダーさん。本当なんですか?(効果音Xファイルのテーマ) ホログラフィー?バイオテクノロジー?それともこれが超能力? いやー。さすが日本!! だてに軽量コンパクトなH2Aを打ち上げてるわけじゃない。
って、んなわけねぇだろ!!!!
『他にもなんか見たん?』 超能力男:『そうやなあ、飛行機の設計図もみたな。だけど普通のじゃなくって ロボットに変形するやつ。』 おいおい、そりゃなんかのアニメの見すぎじゃないの? でもそういえば他のやつにそういうのを自衛隊は考えてる(作るかは別として) と聞いたことがある。 なぜ、そんな事をそんなに自身満々(死語)に言えるんだおまえは… そんなにマジで言われるとそういう与太話の好きな私は 信じてしまうじゃねぇーか〜… ちょっとショックだった。そんな事今までまったく言わなかったやつだったし。
超能力男『それで俺を色々調べてもらった結果、超能力判定がA+だったんだ。 だけど今の時点ではいつでも超能力が使えるってわけじゃないけど。 薬を飲んだり、訓練しないと強くならない。』
A+だったんですか。すごい想像力だなこりゃ。 薬って麻薬の一種じゃないの? 超能力男『本部はアメリカやから俺もアメリカに行くかもしれん。』 いよいよモルダーさ〜ん、です。
そしてその日、私は色々気になりながらも彼と別れました。 しかしその時どうしても言いたい事を言えなかったんです。 『じゃあ、今ここで使って見せてくれ!』って。だって怖いでしょ? その後、そいつと付き合うのを避けるようになり、 今ではどうしてるかわからない。 しかし聞いた話では彼はまた事故にあい(というか起こし) 今度は左足大腿骨複雑骨折をして やはり車もまた大破し入院したとだけ聞いた。 (予知能力はなかったんですね。)
でも本当にこんな組織(新手の宗教団体?)ってあるんですか? せめて私の超能力判定はなにかって調べてほしい。
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