| 中学生の時、町にN.S.Pがやって来た。友人数名と観に行くことになった。いなかなので、夜遅くまで動いている交通機関が無い。そこで、兄貴にクルマで送り迎えしてもらった。その兄貴も、今はもういない。
さて、コンサートの内容はさっぱり憶えていないが、「この街の人口は何人? え?五万人?ほほうー、ごまんといますねー。」と、いうしょうもないギャグだけが記憶に残っている。
コンサート終了後、こざかしかった私は、ホール裏手にある控え室の方にまわってみた。外から部屋の中を見ていると、案の定、コンサートを終えた天野滋が部屋に入ってきた。その時、視線があったような気がする。別に驚いた様子も、困った様子も無く、自然な感じの人だった。
控え室の窓の周りは、あっというまに人垣が出来てしまい、N.S.Pのメンバーも他の部屋に移動してしまった。今思えば、迷惑な話だが、懐かしい思い出だ・・。そのコンサートで、確か歌っていたような気がするのがこの曲。
「お休み」というと、楽しいイメージがわいてくるのが普通だけど、それに反して悲しい内容である事が、いっそう印象深いものとなっている。この曲、私の中では昭和40年代、まだ田舎の道が舗装されていない頃の黄金週間が舞台となっている。おさげが可愛い、ラッパズボンをはいた女の子。彼女は突然約束を破って、デートをすっぽかしたわけだけど、帽子を新調して楽しみにしていた男の子が情けなくも可哀想である。
この曲もN.S.Pの他の曲の例に漏れず、妄想先行の気弱な男の子が主人公となっている。ライブ盤にも収録されているが、そのMC(MCってナンダ?)を聞くと、天野滋自身、そんな感じの男の子だったのではないか、と思わせる。そういう所が私は好きなわけだ。しかしもしかしたら彼は演じていただけなのかもしれない。だとすれば役者やのぉー。 はたして、最後の言葉はなんだったんだろう。男の子の場合>「ばがっ!」女の子の場合>「べー、だっ。」 どちらにしてもお互い、聞こえなくてよかったかもしれない・・。 |