◆スペインの旅◆初日◆4月7日(水)バルセロナ◆ わくわく南の国訪問
ワタシの予約したフライトは、この当時設立されたばかりの、フライ・グローブスパンというスコットランドから主にスペインの各都市へとぶ、チープが売りのエアライン。チープといっても、ほかに安くて有名なライアンエアーや、イージージェットと違うのは、それらよりは多少高くつくものの、つなぐ飛行場が、どれもメインの国際空港であること。ライアンエアーとかだと、市内から遠く離れた飛行場に飛ばされたりして、市内に出るのにお金も時間もかかってしまうことが多いから、スコットランドからヨーロッパへ飛ぶ旅行を計画するときに使える会社だ。
最初の行き先はバルセロナ。不自然な日程ではあるが、まず、バルセロナに飛んで、アンダルシアへ行った後、またメインの'友達に再会する'という目的のためにバルセロナに戻ってくることにした。最後にもバルセロナへはいくのに、なんで最初の数日も行くのかというと、例の日本に興味のある人たちがメル友を探しているサイトで知り合ったバルセロナ在住のダニさんが、街を案内してくれるというからだ。マーちょっと怪しいとは思いつつも、基本的には一人旅だし、旅なれるためにもいいかなと思って、お言葉に甘えることにした。どのみち、旅は出たとこ勝負のポリシーの持ち主だし。
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バルセロナに着いたのは夜の8時。ダニが空港まで迎えに来てくれるという。迎えに来てくれるというくらいだから、車で来てくれるのかと思いきや、なんと電車で来たらしい。意味がわからないがまあいい。荷物が出てくるのがえらく遅く、だいぶ外に出るのが遅くなってしまったが、初めて会うというのに、怒りもせずいい人であった。空港の外に出ると、もやあと暖かく、並んでいる木々もなんだか南国風味。スコットランド=なんとなく寒くて暗い国、からやってきた人間としては心踊る。ダニとタクシーに乗り込んで市内までの道を行く間、彼は窓から見える景色をなんだーかんだーと(彼はロンドンに住んでいたことがあるらしく、当たり前だが達者な英語で)説明してくれた。バルセロナはパッとみたかんじ、私てきには、
割とフツーな感じの大都市!
まずはネットで予約しておいたホステルにチェックインし、荷物を置いて、夕食にでかけることにする。ちなみにホステルは、大都会のホステルにありがちな、ビルの一部の、せまい、ぎゅうぎゅうしたイメージの宿であった。実はダニは、彼のフラットに泊まってもヨイ、と事前にオファーしてはくれたのだが、さすがにそれは断ってあった。
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夕食に向かった先は、フクロウのマークがかわいい、EL MUSSOLというレストラン。後で知ったところによると、バルセロナ市内に3店舗あるみたい。非常にかわいい店内だ。ダニのお勧めに倣って、カタツムリの炒めたものと、カタルーニャ地方ではティピカルな料理だという、平茸のようなマッシュルームのオリーブオイル焼きをスターターに頼む。カタツムリは、ソーセージみたいなソボロとオリーブ油で炒めてあってめちゃウマ。オリーブオイルと生のトマトを塗りたくった、スペイン風パンと、キンキンに冷えたハウス・ロゼを片手にいただく。どひゃー美味しい!スペイン、嫁にこれる!そしてメインには、私は、初挑戦のウサギの焼き物を選んだ。ウサギ年のオンナとしては共食いしているような気にもなる。とかいっているが、実は鶏肉みたいでさっぱりしていておいしいのであった。しかし、半身の骨付き姿焼きが出てきたときは、
2 秒ほどあぜんとしたが。おいしいとはいっても、この先もう進んで食べることもないだろう。それから、付け合せの丸焼きのポテトが、しっとりと焼きあがっていて信じられんほどうまかった。どうやってあんなふうに焼くのだろう。なんにでも、テーブルに備えつけのオリーブオイルのソースや、カタルーニャ地方で特に有名だという、アリオリソース(ガーリックマヨ)を好きなだけつけて食べるのだけど、このアリオリソースがまた、めちゃうま!しまいには、スペインのクレームブリュレとレモンシャーベットをデザートに注文し、胃袋がはちきれそうになり、この先の食い倒れスペインのたびを示唆する初日のディナーであった。
その後、ダニのおススメに沿って、観光名所であるランブラス通りを通って、海のほうまで見学にいく。これまたどこにでもあるような埋立地らしき、海沿いのアミューズメントパークである。特に面白くない。東京湾と同じにしか、心の狭い私には思えない。おまけにオレのガラじゃない、いわゆる'ステキー'なデートコースである。ダニさんは、彼女がいないらしいので、それこそデートの気分でいるのかもしれない。まあお世話になったので一晩くらい、勝手に思ってもらうだけならいいとしよう。
本場のサングリアに挑戦
そのあと、ランブラス通りに戻って、少し奥へ入ったところの、今度はえらくわたし好みのパブへ案内していただいた。かわいい、昔からそのままっぽい、茶色い(?)、人いきれのするパブ。しかし座るところはある。こういうところは、地元の人じゃない限りわからないので、ありがたい。そしてぜひ挑戦したかった、赤ワインのドリンク、サングリアにいきなり挑戦!サングリアは、赤ワインのフルーツポンチ。普通のビールみたく、たるに入っているらしくドラフトみたいな感じで、パイントグラスにドヒャーと注がれたものを飲む。これまた甘くてのみ安いのだが、強い。ビールを飲むみたく普通にカポカポのんでいたら、カキーンと酔っ払ってしまった。久々に筋肉がジンジンする酒であった。ほら、日本のチューハイとかってずっと飲んでると筋肉がジンジンするときない?
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パブを出て、タクシーを捕まえたのは2時ごろ。ランブラス通りのあたりは、治安が悪く、観光ガイドなどにも、すりに気をつけろ、夜は歩くな、などと書いてあるのだが、確かにどうみても治安のあまりよろしくなさそうな感じであった。ホステルに帰ると、アメリカンガールズと、カナディアンガールズが夜遅いというのに、まだ起きておった。はよねなさい。
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