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準備と序編

1日目:バルセロナ 2日目:バルセロナ 3日目:グラナダ 4日目:グラナダ→セビージャ 5日目:グラナダ→セビージャ
6日目:セビージャ 7日目:セビージャ 9日目:バルセロナ 10日目:バルセロナ 11日目:ジロナ 12日目:バルセロナ あとがきとおまけ動物園

スペインの旅8日目4月14日(水)バルセロナ

バルセロナ、再び

 バスは朝の8時半に時間通りバルセロナに到着した。またしても天気が悪い。思ったよりは、寝られたけど、また疲れて眠たい。バスステーションのカフェでコーヒーをすすりつつ、すっとぼけた頭でガイドブック、地図などと相談の上、今日のところはのんびりと買い物でもすることにする。ちょうど中盤戦なので、休みの日というくらいの気の持ちようだ。

 疲労のため、荷物を背負って歩くのが面倒で、バスステーションにあるコインロッカーに荷物をあずけようとするが、4.5ユーロもして、貧乏旅行のワタシには、グータラするだけのためにはちと高いので、予約してある宿に直行することにした。今日の夜は、この旅のメインの目的である、日本から旅してくる友達のあきちゃんと、その友達のかおるちゃんとその宿で落ち合うことになっている。バスと電車共通の1日券を買って、最寄の駅で降りた。

ランブラスホーム、どこだ〜!?

タピエス美術館

 間違いなく、そのホステルがあるはずの通りををずっと探してあるいているのだが、今夜からの宿、ランブラスホームはちっとも見つからない。1件ずつ店に入って、店員に聞いてみるが、これがまたほとんどの人は英語がしゃべれないのだ。旅立つ前、スコティッシュの友達はみな、スペイン語が話せないと心配するワタシに、『英語は世界共通で、世界中で通用するんだから大丈夫。しかも近所のスペインなんだから問題ないよ。スペイン語がしゃべれなくたって、なんとでもなる!』とみな口をそろえて言った。しかしその反面、スペイン人の友達はみなして『スペイン人は英語をほとんどしゃべらないので、基本会話だけはスペイン語で覚えていきなよ!』と役立つ会話をいくつか教えてくれた。ここで、スコティッシュ(というか英語がファーストランゲージで、しかも英語しか話さない+あまり外に出ることに興味のない輩)の甘さを目の当たりにするワタシ。なんたって、ここは大都会、バルセロナだよ〜!なのに英語が通じないのよ!英語は世界で共通するってったって、まあ確かにそりゃあそうなんだけど、キミたちやっぱちょっと甘いよ!と、同時に、英語さえしゃべれれば…の日本人の感覚にも落ち度があることを確認。

 なんと一番近くにあったホテルのフロントすら(ここの人はさすがに英語を話した)、ランブラスホームの場所を知らなかった。ほぼ1時間かけて探し回った挙句、やっとその宿を知っている人にぶつかってチェックインができた。それはビルの3階だか何かにあった。通りにも、驚くべきことに、ビル入り口のドアにすらランブラスホームのサインはなかったのだ。こんなんでわかるかよ〜!と疲労も手伝ってキレる。疲れた。ツキまくっている今回の旅で初のアクシデントである。しかし宿のオニイがヘンなヤツで面白いので、いきなり怒りはおさまった。とりあえず荷物を降ろして、コモンルームにあったコンピュータでメールをいくつか書く。

***

 宿を出るとすぐ、鉄線がぐちゃぐちゃとてっぺんで絡んでいる建物が目に留まった。モダン・アートのタピエス美術館だ。グラスゴーの、バルセロナ出身の友達が、『タピエス美術館は外から眺めるだけで十分』とゆっていたので、その通りに、写真だけ撮って通り過ぎることにした。そして、最初の数日にお世話になった、ダニに顔合わせに、サグラダファミリアの前にある、小さいインフォメーションボックス(本当にハコ)へ向かった。彼はここで働いているのである。そりゃあ、観光のプロなわけだ。ちょうど休憩の時間で(というか彼がそのハコのボスなので、無理矢理休憩にして)、近くの小さなカフェでお茶をする。クリームの入った長細いドーナツを食べる。ンマイ。夜、ご飯を食べにいくのと、あきちゃんたちが来たら、一緒に酒を呑みに行く約束をして、私は彼に教えてもらったセカンド・ハンドのマーケットに行くことにした。

ニットTシャツに一目ぼれ

 目的の場所についてみると、これはセカンド・ハンド・マーケットというよりかは、蚤の市。ビンボーそうな雰囲気、ガラクタ盛りだくさんの、これまたグラスゴーのマーケット、バラスのバルセロナ版といったところだ。なんつって語彙力が少ないワタシ。聞いたところによると、そこらへんのエリアは、基本的には治安も悪いそう。確かにとても治安がよろしそうには見えない。しかしマーケットの敷地はとても広い!これは探りがいがあるというもの。

 ところが、気に入るものがありそうな店はちっとも見つからない。そんな中でようやく、1店だけイケている古着屋を発見。そこでめちゃかわいいロングスリーブのTシャツを見つけた。一目ぼれである。よく見ると、イタリア製のTシャツの古着で、形もデザインも最高に好み!そしてリサーチを続けると、同じスタイルで違う色・デザインのTシャツも見つけた。さっそく売り子のおじちゃんに値段を聞いてみると、一枚9ユーロといわれた。しかし、ここはマーケット。値引きの交渉にでなくては面白くない。そこで、2枚とも買うから、15ユーロにしてくれと頼むと、はっきりと、『これは特別なデザインなのでダメだ』と断られた。確かにめちゃくちゃかわいいのでそれもそうなんだが!うまいこと、緑色のTシャツの裏に小さい虫食いの穴らしきものを見つけ、それを指差して、コレでドウダ!やった〜交渉成功、2枚で15ユーロで購入。たった3ユーロの話なんだけどね。まぁ、こんなとこ、値段があってないようなもんだし、何しろ、この値段交渉こそが蚤の市の醍醐味!

マーケットの様子、なんかアジアの蚤の市みたい これがそのTシャツ、宿にてパチリ

 そしてマーケットをあとにして、歩いて10分くらいのところにあった、郊外のショッピングセンターを歩き回った。平日ということもあってか、ガラガラ。中に入っていた、でっかいハイパーマーケットみたいな食料品店へ行き、アンチョビをはじめとする珍味など、たんまりと食べ物を購入した。しめて20ユーロ弱。やすう。ハラが減って死にそうになってきたので、バゲットも一緒に買い、そそくさと電車に乗って宿に帰る。

***

 今日のランチは、スーパーで買った、イカの墨煮の缶詰をレンジで少し暖めたのと、アンチョビペーストをバゲットと一緒に。ビンボー飯だが、これがえらくウメー!イカの墨煮の缶詰は、似たようなのでタコのオリーブオイルからめのもあるんだけど、こいつらはスーパーで3缶で安売りとかされている割には、とても美味しいのだ。パスタに混ぜたり、ご飯と食べたりしてもサイコー!でも、あとでダニに聞いたところによると、それは金のないときの、文字通りのビンボー飯だそうである。いいじゃんいいじゃん、ビンボー飯万歳!

 シャワーを浴びたりなんだりしていると、時はいつの間にか5時半。ランブラス通りへ買い物に行こうと思っていたが却下する。そして宿でのんびり、洗濯をしたり、ネイルを塗りなおしたりのんびり時間を過ごした。あ〜そういえば、宿のシャワーのつくりがヘンで、床が水浸しになってしまったのであった…。この日本人が!と思われるのも恥ずかしいので(そういう考え自体が恥ずかしいのでわ?)、あわててタオルで掃除するがしかし、どうやら本当に単純につくりが悪いだけらしく、誰かがシャワーを浴びるたびに、そこは水浸しになっていたのであった。

バルセロナで日本料理、そして念願の友達に再会!

 8時にフォンタナという駅で、ダニと待ち合わせ。ランブラス通り周辺のバルでクララ(=シャンディ)を一杯飲んだあと、ご飯を食べに行くことにした。ワタシは知らない国へ旅に出ると、その土地の日本食がどんなものか気になる。なので、今夜は日本食レストランに行きたいというと、『実は僕も行きたかったんだ!せっかくスペインに来ているから、スペイン料理屋に行きたいかと思ったからゆわなかったんだけど。そっちからゆってくれて、気が楽だ!』とえらく喜んでいた。おまけに、彼は日本食が大好きらしいが、あまり社交的な性格ではない上に、バルセロナから離れたカタルーニャ郊外出身ということもあって、ご飯を食べに行くような友達はあまりいないらしい。ところで、その日本食レストランは、当たり前のように中国人経営らしきお店で、出てくる日本料理もちょっと?なものが多かったが、まあ久しぶりに刺身を食ったりなんだりして、美味しくいただいた。写真を見ると美味しそうでしょ!

バルセロナで刺身 夜のランブラス通り

 夜遅くに、宿に到着する予定のあきちゃんと、ワタシは初対面のあきちゃんの友達、かおるちゃんと会うために、11時半ごろいったん戻る。そして再会!いやぁ〜ワタシの大好きな友達のあきちゃんとは、前回日本に帰ったとき逃したので、軽く1年半は会っていなかったので、ハグ、ハグ大騒ぎのご対面。(前から美人なのだが)あらまぁ、キレイになって。そして、あきちゃんとかおるちゃんも合流して、ダニの現フラットメイト、元フラットメイトを加えて、バルへのみに出かけた。あきちゃんとかおるちゃんとは、彼女らがバーミンガムに英語留学していたときの友達。このあきちゃんが、サイコーに面白い友達で、すでにわかってはいたのだが、かおるちゃんもその友達だけあって、これまたサイコーにノリのよい関西人。スペイン人とダニのフラットメイトのジャーマン・ガールを加えて、楽しいひと時を過ごした。

 バルも閉まり、外へ出るとなんと大雨。またかよ!びしょぬれになりつつもなんとかタクシーを捕まえる。ていうかバルセロナずっと雨…。

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