◆スペインの旅◆9日目◆4月15日(木)バルセロナ◆
観光バスでバルセロナ一周
 |
さて、3人になった我々は、観光バスに乗り込んで、バルセロナを一周することにした。私はすでにいくつか名所周りはしてあるが、また友達と一緒に行くと、楽しさも変わってくるだろう。観光バスはたいていどこの街もおんなじだけど、1日に何回も乗ったり降りたりしてぐるりと街を回れるようになっている。ワタシたちは、宿からそう遠くはない、サグラダファミリアまで歩いて向かい、そこの停留所から2階建てバスの旅を開始をすることにした。
行く大通りには、ガウディデザインの建物がいくつもならんでいる。どれも特徴的なのでわかりやすいし、とてもかわいい。そういえば、ガウディの建築物は全部外から見ただけで、ひとつも中に入らなかったなぁ。
途中にあった、エスパドリュー(靴)のお店があって、2人は狂喜乱舞して店内に入る。どれもかわいいが、私には似あわなそうだったので、買わなかった。一番かわいかったのは、看板娘をしていたお店のニャンコであった。
カフェで、チョコラテ、チョコのパンとチョコづくしの朝食で腹ごなししたあと、バスに乗り込んだ。この日は、バルセロナ滞在中唯一、かろうじて太陽ののぞく日。少し肌寒いけど、2階のオープンシートに座って、気持ちがいい。
***
まず最初に降りたのは、ワタシは1日目にも行った、グエル公園。やっぱりとってもカワイイ。上のほうに階段がズーと続いていたので、今日はてっぺんまで昇ってバルセロナを一望した。街が一面きれいにみえるのかと思いきや、大都市らしく、スモッグみたいなものに覆われてもやもやとしている。風がやんで、太陽が顔を出すと、やはり暑い。
そしてまたバスに乗り込んで、今度はバルサ・スタジアムへ。そこへ向かう途中、バスの前のほうにのっていたおじさんの帽子が強風に飛ばされて、あきちゃんの顔面に飛んできてひと笑い。おじさんもしかしラッキーだったね。あきちゃんがいなかったら、帽子をなくしていたところだよ。バルサ・スタジアムには、サッカーファンらしきイギリス人女子の観光客が何故か大量にいた。実は、あきちゃんとかおるちゃんは、このごろスペインサッカーにはまっているらしく、それもあっての今回の旅行ということもあり、ショップで買い物をたくさんし、選手の名前を出しては、大騒ぎだ。
スタジアムも一通り見終わり、乗り込んだバスはバルセロナのビジネス街らしきところを通り過ぎていった。そのあと、ダイアゴナルというところで乗り換え。バルセロナには、観光バスが2路線走っているのだ。赤ラインと青ラインになっているのでとてもわかりやすい。ここで我々は青ラインのバスに乗り換えて、次はバルセロナのスペイン広場で降りた。後ろ手には今は使われていないらしき、闘牛場があり、前面には堂々としたでっかい門のあとに、美術館らしきものがたっている。建物の壮大さにワーとかアーとかゆっているだけで、一体それが何なのだかよくわかっていない我々。
一通り写真などを撮って、またバスに乗って、スペイン村、オリンピック場に使われたスタジアムなどを通り過ぎつつ眺める。そういえばバルセロナ・オリンピックってあったな。そのあと、モンジュイックの丘から、ロープウェーに乗る予定だったのだが、なんと強風のため、動いていなかった。残念。ここのロープウェーは、悪天候のためしょっちゅう営業していないという話だ。仕方がないので、そのままバスに乗り続け、コロンブスの塔あたりで降り、ランブラス通りを抜けて、有名なサン・ジョセップ市場に昼飯を仕入れに行く。セビージャのマーケットのハム屋のおじちゃんが作ってくれた、バゲットとスペインハムのサンドイッチの美味しさと、グラナダで食べたオレンジのジューシーさが忘れられず、どうしてもまた食べたかったのである!そして必要な品をすべて購入し、市場内でパンにハムをはさんで食べる。ああ美味しい〜!食いしん坊でよかった!あきちゃんたちも、これはウマイ!と賞賛していた。
***
またランブラス通りを抜けて、さっき降りたバス停まで戻る。海沿いに座ってしばし休憩。このシーサイド・アミューズメント・エリアみたいなところは、初日の夜にも来たが、こうして昼間にきてみるとまた違った雰囲気。どうってことねえが、どっちにしても。
ゆっくり休んだ我々は、太陽が高いうちに、またバスに乗って、ポートオリンピックに向かった。ここには、ビーチがあり、芝生も生えていて、座ることができる。というわけで、休憩したばっかりなのに、また休憩である。グラスゴーでお友達のバルセロナ出身のチェイちゃんが、『バルセロナに行ったら絶対たくさんフルーツを買って、ビーチに持って遊びにいきな!で、座ってのんびり食べながらおしゃべりすんの。楽しいよぉ!』とおススメしていた。彼女は、ワタシがもっていた、ガイドブックのロンリープラネットに、たくさんおススメどころをメモしたり、チェックしたりしてくれていたのだが、やはり地元人だけのことはある、そのおススメポイントや、遊び方はほとんど試したが、どれもかなり楽しかった。ありがとう。
あきちゃんたちが市場で買ってきた、スターフルーツなどの美味しそうに見えた普段あまり口にすることのないエキゾチックなフルーツたちは、残念ながら全然美味しくなかったのだが、いや〜しかし、スペインで食うスペインのオレンジはジューシーで甘くってうまい!しかし不思議なことに、そのオレンジをグラスゴーへそののちもって帰って食べてみても、スペインで食べるほど美味しくなかったのである。日本でフィッシュ・アンド・チップスを食べてもたいしてうまくなかったり、イギリスでソウメンを食べたいと思ったことがなかったり、たとえ食べてもちっともおいしくないことなどを考えると、いつも思うことだけど、食べ物っていうのはその土地の空気とか、気候とか、いろんな要素が重なり合ってあるものなんだなあとつくづく思う。
台風かこれは!
芝生に座って海を眺めながら、十分フルーツを堪能したあと(実際のところはおしゃべりに夢中で海なんぞみていなかったような気も)、お約束で少し海で遊んで、写真などを撮る。そしてポートオリンピックのエリア内にある、カフェでお茶をした。お店を出た時点で、今度はえらい勢いで強風が吹いていた。海風なのか知らないが、どこかにつかまっていないと飛ばされそうなくらい強い風なのである!いやんなっちゃう。それでもなんとかバスを待ちこたえ、バルセロナ・ズーのある公園へバスがつくころには、日が暮れてきて、美しい夕焼けが見えた。風もやんでいた。
公園のベンチでラテンな兄ちゃんが、若い10代くらいの少年たちとタイコをたたいていた。教えていたのかな。いいBGMですわ。2日目にとった行動と全く同じで、このままワタシたちは、Nordバスステーションへ向かった。あきちゃんたちが、バルセロナのあと、バレンシアへバスで向かうので、そのチケットをとるためだ。なんとびっくりしたのが、バスステーションの駅内でさえも禁煙ではなかった。そこらじゅうでたくさん人がタバコを吸っているのだ。スペインでは、どこでも他の国に比べると、禁煙でないところが多く、それに伴ってタバコを吸う人の割合も高いようだ。
***
そのあと、ズーのある公園にある観光バス停に戻り、バスに乗り込んで、終点のプラザ・デ・カタルーニャまで。ここら辺はいかにも大都市!というカンジで、でかい道、でかい店、でかい広場のでかでかづくし。ショッピングセンターに入って、ウインドーショッピングをした。お店は、これまたびっくりの22時まで開いており、感動!グラスゴーなんて6時で全部閉まっちゃうからさ…。6時でも、イギリスのお店は昔に比べると良くなったほうで、10年前の地方都市なんて、日曜日のシティセンターはシーンと静まり返り、平日は5時きっかりになると何もかも閉まってゴーストタウンになっていたような思い出がある。
さすがにハラが減り、初日に行ったレストランと同じEL MUSSOLというレストランへ行く。前菜に、アーティチョーク、それから、カタルーニャ名物らしい、ピーマンとかナスをオリーブオイルで焼いたもの、カタツムリを食べる。サングリアを飲みながら、話も弾んで楽しかった。しかも、あきちゃんは、少し酒が入るとサイコーにオモシロイヤツなのだ。となりのテーブルのおじちゃんグループが始終、バルセロナは好きか、なんだーかんだーと話しかけてきて、それも楽しかった。メインの肉の焼き物が出てきたころにはカナ〜リおなかが一杯でカナシイ思いをした。ガーリック・マヨネーズの、アリ・オリソースには本当に惚れた!
今日は朝から遅くまでぎっちり、充実した一日でした。
|