◆スペインの旅◆11日目◆4月17日(土)ジロナ◆
チュロス&ホットチョコレート
旅も残すところあと2日。今日こそは晴れて欲しかったのに、昨夜インターネットで見た天気予報の通り、かなりの勢いで曇り…。これじゃあ、ワタシのバルセロナのイメージは、天気悪い、つったって、誰にも文句はいわれまい。
例のグラスゴーでの友達、バルセロナ出身のチェイが教えてくれていた、おススメのカフェ(名前忘れた)に朝寄る。目的は、これまたバルセロナ名物?のチュロス&ホットチョコレート。これが、ホットチョコレートというよりかは、コーンスターチでとろみをつけたどろどろのココア。これは'飲み物'ではないだろう、どう考えても。だって'飲め'ないもん。しかも甘くない。ひとつひとつが短いチュロスも、ディズニーランドで売ってるのとはだいぶ違って、甘くないけど、油っぽい。このチュロスを、そのどろどろのホットチョコレートにディップしながら食べる。かなりもったりとくる朝食ではあるが、ワタシは気に入った。
そして朝10:20の電車に乗るべく、駅に向かうものの、間に合わず。それというのも、駅にあった券売機の使い方がさっぱりわからず、駅のインフォの人に尋ねても、ちっとも助けてくれなかったからだ。ひどい。右往左往した挙句の果てに、通行人が助けてくれた。やっとチケットを手にし、次の電車まであまった時間を、駅のカフェで過ごした。前の人が頼んでいた、コーヒー+コニャックを頼んでみるが、大人の味でウマ!11:20の電車に乗って、ジロナまでゆく。車窓を期待していたのだが、別に変哲もなく、つまらなかった。
メルヘンタウン、ジロナ
そしてジロナの駅を降りると、かなりなんでもない普通の住宅地の様相。なんだこの違和感の無さは。はーなるほど、我孫子?北柏?北千住?というカンジなのだ。かなりローカルなコメントだが、わかる人にはわかるかもしれぬ。さっそく駅前に、グラム単位で買える冷凍食品屋を発見し、興味津々で入店する我々。シーフード、野菜、肉などの素材はもちろん、お菓子やできあいのものなどすべてが量り売りで買えるのだ。なんとまあ便利なアイデアであろうか。
ガイドブックの地図に従い、観光地域になっているはずのオールドタウンの方角へと歩く。川沿いへ歩く道すがら、アラー。なんだか城壁とか見えてきて、だんだんかわいらしくなってゆくわー。しかし川は、連日の雨で増水しているようで、真茶色になっていて、(見たことないけど)アマゾン川みたいになっていて、流れも速い。
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まずはインフォメーションセンターへ行って、街の地図をもらう。この対応してくれた兄ちゃんがあまりにもかわいい。とても丁寧で親切な説明をしてくれ、ありゃあ、好きでやっている仕事なのだろう。そんなわけで、ワタシは一目ぼれの恋に落ちる。あきちゃん&かおるちゃんが、バルセロナでいい男チェックを朝から晩まで絶え間なくやっているのに触発されたのかしらん?小さい街のインフォの人は基本的に親切な気がするが、この場合は、それだけでなく、この兄ちゃんがホントにいい子なのだと思った。顔に'いい人'と書いてもあった。兄ちゃんの人の良さにすっかり感激した我々は、兄ちゃんが事細かに教えてくれたトーリに街を歩くことにした。
拷問ランチ
どこもかしこもみなかわいらしく、ステキな街並み。我々3人とも、ヤバイー、きれいー、とえらくハイテンションで感激しまくり。本当に本当にこじんまりとかわいらしい街だ。見るところもたくさんあるし、ショッピングもできる。そしていかにも観光地といったカンジで、こういうところはしかし、それこそ観光にくるのには最高である。ランチもすごかった。これもインフォの兄ちゃんのおススメ地域のレストランだったんだけど、この旅のランチの中で一番、何かと色々な意味ですごかった・・・。何しろこの量が!しかも値段も安い。1人13ユーロでハウスワインのボトル。前菜にハムとサラダの盛り合わせ。中菜(?)にシーフード&チキンのパエリア(おかしらつきの海老とムール貝入り)。これは、3人前、をお鍋で炊いたのを、目の前で取り分けてくれる。そして、ようやくメイン。ステーキ、クオーターサイズのチキン、魚のフライから選ぶことができる。ここで終わりかと思いきや、そのあとに、普通サイズのデザートがくる。ココまでくると、もはや拷問。
しかし、このパエーリャが、とーーーーーーーーーーーーーてもおいしかった。この旅行中、何度も何度もパエリアを食べたが、有名レストランのイカ墨パエリアよりもさらに美味しかった。だしがきいていて、少しやわらかめに炊いてある。ああ、書いていておなかがすいてきた。普通は、メインにハラの余裕を考えて残したりするところなのだろうが、このような美しい味覚の食べ物を粗末になどできようか…。それにしても、パエリアって炊き込みご飯だよなぁ、そりゃあ日本人の口に合うわけだよ、としみじみ思う。しかし、食べ終わった後は、ハラが苦しすぎて、もう一生パエリアなんてみたくないくらいであった。そして本当に嫌がらせなのか、メインがきた。すべて食べ切れなくて、でもあまりに美味なので、日本人として日本の'残したらバチがあたるよ!'文化で育ってきた我々としては、そのままゴミにすることなぞもちろんゆるせず、最後の手段として、そこらへんで落ちてくるものを今か今かと待っているハトたちに、おっちゃんの目を盗んで与えた。そりゃあ、ハトも喜んで食っていましたとさ。デザートにタマランクリーム、もといカタランクリーム(スペイン風クレームブリュレ)が出てきたが、これはハラをだましだまし食った。2時間はここにいたかも。何しろビッグなランチだったから。スペインだけでなく、ヨーロッパは、ランチが一日のうちで一番ビッグな国が多いみたい。ちなみに、ランチのころ、お天気がとてもよくなり、日差しが強くさしてきて、痛いくらいだった。
この重量感たっぷりの胃袋、どうにかせないけません。このあとは街中を観光。道を一歩歩くたびに、ステキさに感動といってもいいくらいかわいい街並み。アラブ風呂を見学。歴史的なもので、現在はもちろん使われていないのだが、今でも入れたらもういうことなしなのに。街は、ぐるっと、城壁の上を歩いてもまわれるようになっていて、少し街のはずれからそこへ上った。高所恐怖症のワタシは少々怖かったが、眺めが素晴らしい。雲の合間に太陽が差し込んで、神様が降りてきているように見える。お花も、季節ということもあって、いたるところにきれいに咲いている。
そのあと買い物する。お店もみんなかわいい〜。バルセロナでは、せっかく専門店に行ったのに買わなかった、エスパドリューを買う。ワタシが買ったのは、一番シンプルで激安のキイロとエンジの2足で、コンバースみたいにしてはこうと思っていたのだが、旅行のあと、スリッパとして大活躍している。履き心地満点である。いやぁ、それにしてもジロナ、気に入った。てか、買い物と食べ物のことしかかいてねえなぁ。
インフォのかわいいお兄ちゃんが教えてくれたコースに大満足の私たちは(単純にワタシがもう一度会いたかっただけという噂も)、帰りにそこへまた寄って、お礼をいいに行った。彼もわたしらが大満足したことを大変喜んでくれた。あんた最高!運命の人だったかも!なんつってまぁ、旅のちょっとした淡い思い出でございます。
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バルセロナへ帰る電車の中ではぐっすりと眠る。いったん宿に帰り、休憩したあと、チェーンのタパス屋、タパタパに行って居酒屋る。ちなみに、タパス・バルというのは、都市ではもはやそうは存在しない、とは聞いた話だ。あんなにハラが一杯で、もう一生何も食えないと思ったはずだったのに、美味しいタパスをパクパク口に運ぶ我らが食い倒れ3人衆。干し鱈のサラダ、小魚のからあげ、ポテトのアリオリソース和え、オリーブの実、タコのガリシア風、マッシュルームのオリーブオイル焼、トルティーヤ。しかも、あきちゃんとかおるちゃんという、サイコーな面子で、話は弾みまくり、笑いが終始絶えない。食べて、飲んで、おしゃべりして、口は休む暇がない。ガールズチャットって楽しいなぁ。今日は本当に、充実していてと〜っても楽しい一日だった。ジロナは誰かバルセロナに行く人がいたら、日帰り旅行に絶対おススメの街だ。
明日の朝は、バレンシアへ向かう2人とお別れ。ワタシも夜の飛行機でグラスゴーに帰る、旅も最後の日である。
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