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◆4月17日のライブ日記◆

本日の主菜ティーンエイジ・ファンクラブ【Teenage Fanclub】
場所:ロンドン カムデン・アンダーワールド

アンダーワールドはとてもとても狭いライブハウス。というよりは、イギリスによくある、パブにステージがおまけでついたようなライブ会場。キャパシティは、オフィシャルには500なんていわれているらしいけど、実際のところ、大目に見積もって300くらいではなかろうか。といってもフロアに入れるのは200人くらい?あとは上段のさくの周りとか、バーの前とかにへばりついて見る感じ。開場は7時で、私たちが中に入ったのは、8時を過ぎていたが、まだまだオーディエンスは集まり途中。しかしすでに最前列は、その半分以上を日本人女子が占めていた。う〜んわかるわ。後ろだとみんなでかすぎて見えないのよね…それにしてもロンドンまでくるとやっぱり日本人多いな…

前座があるという話であったが、いつになっても一向に始まらない。

『もしかして前座のスペシャルゲストって…フランシスのナイスマンとかなしだよ…頼むよ』

などとふざけていたが、結局なし。一瞬、TFCによるTFCのフロントアクトも頭をよぎったが…例えばフランク・ブレイク、とか、アストロ・チンプ、とかもしかすると板東ワゴネスQとか。いやいや、それも全然ありよ〜大歓迎!しかしとにかくなにもなくて、
9時15分前頃、やっとメンバーがステージに出てきた。めっちゃ普通な登場!

最初は、一部のオーディエンスの歌う、”TFCファン愛の歌”から始まる。ユー・アー・マイ・サンシャインのメロディに乗せた替え歌。というか、サンシャイン、の部分をティーンエイジ・ファンクラブに置き換えただけの歌詞なのだが。全貌(?)がオフィシャルの掲示板に乗っていたので、勝手に載せる。

Intro: (by the audience)
"You are my Fanclub
My Teenage Fanclub
You make me happy
When skies are grey
You'll never know, dear
How much I love you
Please don't take my Fanclub away"

もともとの歌詞が名曲すぎるのだが、なんとまぁ、TFCへの愛の賛歌にぴったりの曲。ついオレとしたことがほろりとしてしまった。空が暗い時も、心が曇った時も、ユーメイクスミーハッピー!だし、お願いだからホントに僕のTFCをどっかにやっちゃわないでね!!永遠に!大好きだよ、ティーネイジ!!きゃ〜て興奮しすぎ。そういえばノーマンも一節をぼそっと歌っていた、というか口に出していた。嬉しそうなノーマン。

今夜はフルギターセット。ノーマルバージョンである。最初は何だ〜とわくわくしていると、タウン・アンド・ザ・シティからだった。何から始まるかな〜なんてあてっこしていたけど、TFCのライブに限っては、いつも快い裏切りをしてくれるので、全く持って想像がつかない。とりあえずセットリストを。
セットリスト17日
ノーマンのMCは相変わらず炸裂。彼はホントにいかしたエンタテイナー。一挙一動がオモロすぎ。ヒマな時もステージ上を落ち着き無くうろうろしまくり、ちょっとしたスキにしゃべりまくる、いつものあのノーマン。TFCってノーマンのあの人柄がなかったら、人々に愛されても、ここまでは愛されてないだろうね。人徳だよ、本当に。みんなの笑顔を呼んで、笑いを巻き起こしてさ!

も〜、最高だった!としか言いようがないので、何がどうやって起きたか、覚えていることを羅列することに決定しました。

ゴッド・ノウズ、ヴァリシミリチュードとすすみ、ニア・ユーの前で例のノーマンの前にある謎のハコ使用。

『ピッチを125にしないといけないんだけど、なんだか123になってるよ…』

とかなんとか言いながらハコみたいな楽器をいじるノーマン。なんどかいじってぼぼぼぼぼ、ぼぼっぼぼとテンポを合わせつつ客の笑いを取りつつ。
真剣すぎなレイモンド
キャベジに続いて、今日の一つのハイライト。レイモンドが新曲を披露。確かこの新曲、”Thaw Me”は既にギリシャのライブでプレイされているはず。むちゃくちゃいい曲。なんていうか南部っぽい曲なんだけど、それでアンダルシアっぽい曲で(かなり謎な表現)。カッティング・ギター炸裂、みたいなレイモンドらしくないレイモンドらしい曲。むちゃくちゃかっこいい!個人的にわたしのTFCフェイバリットソングライターはレイモンドなんだけど、その彼の曲のなかでもベストに入る名曲。一度聞いたら耳から離れない。レイモンドのソングライティングは、だんだんよくなってきてるとはこの頃よく言われていることだけれど。歌詞は、少しオフィシャルにも載っていたが、サニーサマースカイがどうのこうの…つうのが繰り返し繰り返し歌われる歌。書き込んでいた人によると、

"I feel so cold inside but you're sunny summer skies"

というものらしい。ああ…これまたなんてレイモンドな歌…

どのみちソウ・ミーはあと3週間もすればシングルで聴ける。楽しみ!どうせならジェリーの新曲"One Thousand Light"もやってほしかった。それにしてもこちらもなんとも煌めきジェリーらしいタイトル。
フランシスがハウディのTシャツきてるの見えるかな?
そしてアイ・ニード・ダイレクション。スタート・アゲインと続き、ハピネス。ハピネスでは、レイモンドだかノーマンだかが、イントロをまたしても間違えてやり直したりしている場面あり。そういえば、今日はジェリーとノーマンだけでなく、レイモンドもたくさんコーラスに参加してた。3人のハーモニーはたまらんものが!

そしてレディオではダイブの嵐…といいたいところだが、今日のお客さんは、年齢層もやっぱし高かったけど、そういうこと抜きにしても、精神的にオトナだった。本当に本当にTFCを好きな人たちだけが見に来ていた感じ。もともと今回のライブは大々的に宣伝されていない。あえて大きく発表していないのだとは思う。それで小さい所でやることで、こまめにTFCの動向をチェックしているような本当に好きな人だけがチケットを買えるような仕組みになっていたのではないかと。まず、アンダーワールドは、キャパ的にもいつも彼らがロンドンでライブをやるときの下手すると10分の1くらいに小さいところだし、ある意味実験的なライブだし。だけどそれが良かったんだと思う。ライブ中ムシして酒のんで暴れているやつなんていなかった。みんなじっとステージを見て、一緒に歌って、楽しんで、ステージ上と交流して。そんでノーマンは一々それに受け答えして。ジェリーはいつものようにおとなしくて、だけどとても楽しそう。今日はライトの陰に隠れる場所すらないしね…。なんか客からリクエストされて、覚えてないよ〜とかゆってたな、相変わらず。

ステージの真ん前には狂ったように歌い暴れる”オレTFC好きで好きでたまんないんす!”と体中に書いてあるヒゲのおっさんが。今日のライブはステージ上よりか、彼の動向が一番の見所だったともいえる。見てるこっちがほほえましいくらい、叫び歌い、そしてはねていた。レイモンドがちっこいピアノを弾くのでイスに座った瞬間にカメラを持ってにじりよってパチリ、ノーマンをのぞき込んでパチリ、と、とにかく彼のTFC大好き度はエライことになっていた。ぜひお友達になりたい。

今夜のハイライトその2。まさかのサム・ピープル・トライ・トゥー・ファック・ウィズ・ユー。ノーマン、もしかしてアオヤマさんのTFCサイトの掲示板だけでなく、チャットまでのぞいてるんじゃ…?それにしても日本のファンと心が通じすぎである。これは、あのハルっていう人もやっている曲。それにしても名曲。昔、TFCは、

『シングルのB面なんて適当だよ、どうでもいい。』

みたいなことをよくゆっていたけど、実はB面に名曲が多すぎ。今回の3日間ライブでは、おそらくリリース当時もやっていなかったであろう、B面の曲が多かった。つうかカップリングてゆえよ!オマエ歳ばれすぎだよ!

そして次のマイ・アップタイト・ライフの前には客席から

『ポール・クイン!ポール・クインはどこだ!?』

と声がかかっていて、ノーマンもそれに何かしら答えていたけど、魔のグラスゴー弁マジックにかかって何をゆっていたのかわからず。そしてレイモンドのアップタイトライフで涙。この曲をライブで聴くたびに、本当に、”ナウ・イッツオーライ”って思う。TFCのライブを見ている時は、いくら毎日がソーアップタイトでも、幸せだもん。自分がこんな幸せを味わえる人間に産まれてきて本当に良かった。誰に感謝していいのかわからないけど、TFCと一緒の時代を生きていける自分たちは本当に幸せだと思う。ありがちに寒いが。心底そう思えるバンドってレアだったりする今日この頃。TFCを知らない人は人生損してるとしか思えん。
キンパチっぷり激しい〜ステキ!!
マイ・アップタイト・ライフに続いては、TFCによる、ジョーイ・ラモーンの追悼が。先週の日曜日にガンとの闘病生活を経て、亡くなったラモーンズのジョーイ。あたしもラモーンズ大好きだった。曲は”ブリッツクリッグ・ボップ”だったけど、どっちみちラモーンズの曲はどれも大差ない。つうかそこが良いところであって、そんなティピカルラモーンズのフレーズをチョロっとやって、客が、

『エイ!オー!レッツゴー!』

と何度か叫んで追悼曲は終わり。別に1曲まるまるカバーしたとかそういうわけではない。ジョーイに合掌。

そのあと、次のシングルである、ダムダムダム、ドント・ルック・バックと続く。ドント・ルック・バックも本当に名曲。みんな大合唱だった。マジで、エンプティフィーリングは振り返らないよ!振り返りたくもないよ!!と自分を重ねてみな歌っているのでは。顔がマジだもん。お客さんら。オレもだが。

それから、オフィシャルの掲示板によると、コールドプレイの曲?ホントか?らしいのだが、Yellowという曲の一部をちょろっとどっかでふざけて?プレイしてた。レゲエ風味に。終盤だったと思う。

そして、観客の誰かが、

『キャント・フィル・マイ・ソウル!』

と叫んだ瞬間、

『おっと、ちょうどその曲をプレイしようと思ってたとこだよ!』

とノーマンの受け答えで、キャント・フィル〜がスタート。この曲大好き。レイモンドったらホント名ソングライター。ってレイモンの話ばっかり?レイモンドの話ばっかりついでに、今日の夜の彼は、ワインを飲んでいた。ワイングラスについだ赤ワインを。ライブ中にワイングラス片手にプレイしてるミュージシャンなんてはじめてみました。ノーマンはお水を飲んでいました。ジェリーは…何ものんでなかったかな!?

そして、ちゃんちゃららんらんちゃんらららんらん〜♪とノーマンの前にあるハコをならして、アイ・ドン・ウォント・コントロール・オブ・ユー!客も反応早い、早い。そしてノーマンはいつでも笑顔。ずっとニコニコとまらず。楽しそうだよ。見てるこっちが幸せだよ…。しかし、ノーマン、耳にかけた髪の毛が、ゆれても頭ふっても、動かないんですけど…どういうしくみ?ジェルでかっちこちに固めてあるんですか?

ジェリーのキラメキ代表曲、スパーキーズ・ドリームで本編は終わり。歳食った観客も、さすがに飛び跳ねる。つっても、若い客もたくさんいるんだよ。今でも新しいファンをどんどんゲットしていってるんだよ。そしてそうであってほしいよ。TFCを知らないのなんて、ホントもったいないもん。

ライブ中、ずっとずっと、ノーマンとレイモンドは、毎回毎回ギターを持ち替えてた。レイモンドはこないだの来日のように、ディストーションを使い分けてノイジーなギター。彼のギターはホントにうまいへた関係なく味があるよ。あらまたレイモンドの話だよ。

そしてアンコール。最初は、次のアンカットの付録で付くという、ビートルズカバーCDに参加している曲、"Tell Me What You See"。かっこよかったよ。普通にカバーしてて。ハハ。ノーマンが、

『次はビートルズのカバーだよ!』

とゆった瞬間に、客席から、

『ジョンとヨーコのバラードか!?』

って声がかかっていたけど、ノーマンは

『いやいやそれはずっと前にカバーしてた曲で、新しいやつなんだよ〜』

と紹介していたっけな。

そして、まさに今回のライブの一番のハイライトであろう、ブロークン!!もうホントにびっくりした。ちょうど日本のファンサイトで話題になっていたあの曲が。しみた、しみたよ…そんでうるうるしてるまに、間もなくスターサイン!ジェリーおはじけソングではねて!そして、最後のセットリストでアナザーとなっている曲は、”エヴリシング・フローズ”。デビューから10年以上たった今でも、ファーストシングルでかっこよく終われるバンドなんて、ティーンエイジしかいないであろう。同じことを他のバンドがやったらさむいかも。エヴリシング・フローズを、いつでもかっこよく、新鮮に鳴らせるっていうところが、ティーンエイジのティーンエイジたるゆえんなような気がする。そして、それを見ていて嬉しく思えるからこそ、やっぱりティーンエイジなんだ。

エヴリシング・フローズの最後の方では、ノーマンのギターのアンプが飛んでしまって、音が消えてしまった。メンバーは一瞬演奏をとめようとしていたけど、レイモンドは気づいてないのか、ムシしてるだけなのか、何事もなかったかのように、プレイを続けていた…だけどまぁ、終わりもちゃんとかっこよく終わって。あっと、つけくわえみたくなっちゃったけど、キーボードはフィンレイに戻っていた。今回はクリスじゃないのね。

とにかく!演奏はやっぱりへたくそ(失礼)なんだけど、愛がたっぷり!うまいとか下手とか関係ない。心がこもってる、TFCの音には。へたくそっていうのとは違うな。味があるんだろうな。あの人たちにしか出せない何かがあるんだろうな。そして会場中は、やっぱり笑顔の海だった。

そういえば、ライブ終わった後に、ライブみにこようとしてたかわいそうな人に話しかけられた。もう終わっちゃった?なんて聞いてきたけど、あんた何時だとおもってんの。もう11時だってば〜終わってるにきまっとるやん…そこらのパブバンドちゃうっての!いや〜ダブリンカッスルで別のライブみてたからさ〜って他のバンドみてるヒマあったらTFCみなくちゃあんた〜!
毎日色が違うのだ
今日の一言:も〜一生好き!最高!

ユールネヴァ〜ノウハウマッチアイラヴユ〜だなんて、替え歌にあったけど、きっと彼らは知ってると思う、"They know how much we love you!"!明日はアコースティックナイト。ますます最高なこと間違いなし。

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