のりひとくんとてるりん
あるひろいそうげんのなかにいっけんのちいさなおうちがたっていました。
そのおうちにはちいさなおとこのこ、のりひとくんがすんでいました。
のりひとくんはいつものようにおうちのうらにあるもりにあそびにいきました。
すると、みたこともないおおきなたまごがおちているではありませんか!
そのたまごにはめがねのようなふしぎなもようがついていました。
のりひとくんは「なんだかたまごがめがねをかけてるみたい!」
と、おもい、おうちにもってかえることにしました。
おとさないようにそぅっとおうちまでかえるとだれかのこえがしました。
「よぉ!のりひとくん!」
だいこうぶつのぷりんをたべながら、げんきにあいさつしてきたのは
いつものりひとくんにいろいろなことをおしえてくれる、みちあきおじさんでした。
「またもりにいってたのか?ん?なにをもってるんだい?」
みちあきおじさんは、のりひとくんのもっているたまごをみていいました。
「ねぇみちあきおじさん。これ、なんだかめがねをかけてるみたいなんだけど、なんのたまごかしってる?」
みちあきおじさんは、のりひとくんからたまごをうけとると、しばらくじっとみていいました。
「んーー。こりゃおれもみたことがねぇなぁ。あれだな、なにかがうまれるかもしれないから、すこしあたためてみたらどうだ?」
そういってたまごをのりひとくんにかえすと、たべかけだったぷりんのつづきをたべはじめました。
のりひとくんはそのたまごをだいじにかかえ、じぶんのおへやにかえると、ふかふかのおふとんのうえにたまごをおき、
おきにいりの『やざわ』のたおるをかけてあげました。それからまいにちそのたまごに「はやくぼくとあそぼうよ。」と、はなしかけました。
それからなんにちかたったあるひ、のりひとくんがおともだちのいくおみくんとあそんでいると、
どこかで『ぱちょん』というおとがしました。
「ん〜やっぱりそとはきもちいいや!まぶしくってめがちかちかするなぁ。」
のりひとくんのすぐよこを、みたこともないいきものがふわふわとんでいました。
のりひとくんといくおみくんはおどろいてめをまるくしていいました。
「きみはいったいだれなんだい!?」
そのいきものは、まぶしくてめをこすりながらいいました。
「ぼくはてるちかだよ。きみは?」
「ぼく、のりひと。」「ぼく、いくおみ。」
すると、てるちかはふたりのかおをのぞきこみいいました。
「ぼく、のりひとくんたちとあそびたいな!」