トシとタクミだけのバンドが結成され、こまめに練習をした甲斐もあり、
ようやく2人で「stay away」を形にすることができるようになった。
しかし、2人だけで演奏しても聞こえもいまいちで、実際トシが1人で2人分のパートを演奏するという状態だった。
やはりそこで出てくるのは他のメンバーをどうするかという話だった。
話し合いの結果、同い年の人だけで組もうということになり、
学内のメールを利用し、同学年の人全員に勧誘メールをばらまくことになった。
返信は思いの他すぐにきた、後にギターとなる永井君ことヒサからだった。
とりあえず一度会ってみようという話をして、スタジオ内で会うことになった。
初対面の後、タクミが持った第一印象は「よかった、普通の人だ。」とのこと、
この印象が後々裏切られていくのは言うまでも無い。
しかし、3人になるも、やはりメンバー不足には変わりなく、
生徒に配ったメールの他の返信は「MD貸してくれ」の1通のみだった。
次に、バンドに加入することになったのはベースのアッチだった。
アッチは軽音部の飲み会の時、トシとタクミと知り合い、
その後しばらくして、タクミが声をかけたところ、
「全然OK、よろしく」と、意外にあっさり加入することになった。
(なぜアッチがメールに返信をしなかったかは、突っ込んではいけない。)
ようやく楽器陣がそろい、本格的にバンドとして練習を始めることとなり、
同時にボーカル探しのほうも徐々に進んでいき、
トシとタクミの友人の紹介でボーカル、コースケが加入することになった。
ちなみに、生徒に送ったメールの余談だが、
コースケ加入後、メンバーに入りたいというメールが来るのだが、
すでに5人そろっていたため、丁重にお断りすることになった(合掌)。