メンバーがそろい、曲目が増え、バンド名が決まればライブだ。
ライブやらなきゃバンドとしての意味が無いわけだし、
人前で成果を発表することは大事だと思う。
が、メンバーみんなして「俺達にはまだ早い」と考えていた。
実際、曲目が増えたといっても問題点は山ほどあるし、
コースケは歌いながらパンツ姿になる。
とてもじゃないけど客に聞かせられる(見せれる)レベルじゃなかった。
バンド内でそんな空気が流れている中ただ1人、違うことを考えている奴がいた。
リーダー及び「練習の鬼”トシ”」だった・・・・・・・。
彼は、みんなに向かってこう言い放った、「夏休みには初ライブできるだろ。」
バンド結成から1ヶ月もたっていないのにライブの話がでるのがいやに早いと思うだろうが、
実は、バンドのメンバー5人のうち4人はなんらかのかたちでライブの経験があったのだ、
トシは中2からギターを始め、高校生時代にバリバリライブをこなしていたし、
ヒサも同様にギターの経験があり、
アッチも同上、
コースケ至ってはストリートライブをやっていたという始末。
「俺だけ?」とタクミだけがシロートだったが、無視され企画決行。
とにかく、初のライブへ向けての練習が始まった。
このころ、コースケが彼女と別れたらしいが、誰一人気づいたメンバーはいなかった。