ホリゴメラヂオ 2000/11/26(日)
  21世紀に残したいアーティストパート1 : ローランド・カーク
            byユリコ


泰行:えー、キリンジの堀込泰行です。

高樹:堀込高樹です。

泰行:キリンジがお送りするホリゴメラヂオ。

高樹:いやぁ、もう12月ですね。師走ですよ。

泰行:すわす(←師走)

高樹:もう凄いですよ、今年は。

泰行:早いなぁ〜。

高樹:もう2001年。宇宙の旅ですよ。

泰行:ん〜〜。

高樹:来年は。

泰行:ん〜〜。早い(まったりする)

高樹:・・・今日もよろしくお願いします。

泰行:よろしくお願いします。



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泰行:え〜。キリンジのホリゴメラヂオ。今日はもう20世紀もあとひと月で終わりってことで
   キリンジが選ぶ21世紀に残したいアーティストパート1と題してお送りします。

高樹:はい。

泰行:で〜〜、今日は第一弾としてマルチリードプレイヤー、ローランド・カークを
   紹介したいと思います。

高樹:はい。別に残したいと思…思おうが思うまいが

泰行:へへへ(笑)

高樹:残るんですけど。この人は。

泰行:ねえ。

高樹:で、ジャズの人なんですよね。

泰行:んー。

高樹:で、盲目なんですよ。

泰行:あ、そうなんだ。

高樹:で、41歳で死んだんですけど。

泰行:はいはい。

高樹:1977年に死にました。

泰行:へえ〜〜。

高樹:で、一応その50年代からやってたんでしょうけど、
   ちょっとこの人は変わってる人なんですけどね。

泰行:ん〜。

高樹:サックスを3本同時に吹いたりとかね。

泰行:あ〜。その印象が凄い強そう。

高樹:あとサイレン、ウ〜とかさ、マンゼロとか、あとノーズフルートとかあってさ。

泰行:ん〜。

高樹:それは鼻で吹いて口で歌うとかさ。

泰行:はぁはぁはぁ。

高樹:そういういろんなアバンギャルドなことをやってる人なんですけど。

泰行:へへへ(笑)

高樹:だから昔は割とグロテスクジャズとか呼ばれたり

泰行:へえ〜〜。

高樹:キワモノ扱いされたりしたんですけど、最近…もう80年代90年代に入ってきたりすると
   カッコいい、エグイ、ヒップな曲っていう風に再評価されてますね。

泰行:ふぅ〜ん。

高樹:うん。

泰行:なるほどなぁ。グロテスクジャズっていう言い方があるんだ?(笑)

高樹:ふふ(笑)そうそう。

泰行:グロテスクって(笑)

高樹:いや、昔はそういう風に言われたんじゃないの。

泰行:へえ〜。それは吹いてる様が?

高樹:いや、音楽がでしょ。

泰行:音楽的にっていうこと?

高樹:うん。

泰行:へえ〜〜。なるほどなぁ。

高樹:じゃ聴きます?早速。

泰行:うん。聴きましょうよ。

高樹:で、僕が凄く好きなアルバムなんですけど、…紹介してくださいよ。

泰行:はい。え〜〜これはね、アルバム『ボランティアードスレイバリー』から
   ローランド・カークでおんなじタイトルで「ボランティアードスレイバリー」を聴いてください。



♪ローランド・カーク 「ボランティアードスレイバリー」♪



泰行:はい。ローランド・カークで「ボランティアードスレイバリー」を聴いてもらいました。

高樹:カッコいいでしょ。

泰行:うん。

高樹:ジャズというにはちょっと微妙なとこでしょ。

泰行:ねえ。カッコいい。

高樹:割となんですか?今聴くとジャズっていうよりちょっとゴスペルっぽいような

泰行:そうだね。

高樹:これでリズム&ブルースとかソウルとかね、

泰行:ん〜。

高樹:そういうブラックミュージックを総括したような

泰行:うん。

高樹:内容の音楽

泰行:うん。

高樹:で、あのー、ホラ、ソウルとかちょっとインテリっぽいムードありますよね、
   マーヴィン・ゲイとかね。

泰行:へえ〜〜。

高樹:あの、わりと社会派だったりするとこが…

泰行:あぁ、はぁはぁはぁ。(頷く)

高樹:…ローランド・カークもそういうとこあるんだけども。

泰行:うん。

高樹:どっちかって言ったらもっと芸能チック、というか大道芸っぽい…

泰行:ん〜ん〜。

高樹:でバンドでっていう感じなんですけど。

泰行:うんうん。

高樹:68年に「溢れ出る涙」というのを出してまして。

泰行:はい。

高樹:そっから聴きたいんですけど。

泰行:うん。

高樹:コレも僕はすごい好きです。

泰行:はい。聴きましょうか。ローランド・カークで「溢れ出る涙」



♪ローランド・カーク 「溢れ出る涙」♪



泰行:えー、ローランド・カークで「溢れ出る涙」を聴いてもらいました。

高樹:すごいでしょ。

泰行:ん〜。すごい。

高樹:すごいいいでしょ。

泰行:ん〜。今のはすごいね。こう…どっかにいけるね。すごい綺麗な音色だ。
   あそこもいいね。船の…

高樹:「ブゥーーー」

泰行:ハハ(笑)そうそう。映画みてるみたいだね。

高樹:ああ。

泰行:映画、っていうかさ、

高樹:ああそうだね、確かに映像的だね。

泰行:音と映像の。なんかあるじゃん。昔の映画のとか。
   ねえ。昔のちょっとアートっぽい映画みたいな。
   カッコいいねえ〜。よかった、今の。(←気に入りました)

高樹:この人はアレだね。あのー一応アバンギャルドっていう括りではあるんだけども

泰行:ん〜。

高樹:ま、括りっていうか、そんなの無いんだけどさ。(笑)

泰行:ん〜。(笑)

高樹:結構叙情的でしょ。今のみたく。

泰行:ん〜。ふつうに楽しかったっすよ。僕は。かなりいま。

高樹:うん。

泰行:ねえ。いいなあ…(しみじみ) この人はジミヘンやジミー・ペイジとも共演したりしてるんだ?

高樹:ね。らしいですよ。でね、バイブレーションソサイエティっていうのを作ったらしいんですよ。

泰行:ふんふん。

高樹:で、そこでジミヘンとかねジミー・ペイジとかと。ジミー・ペイジと共演ってね(←腑に落ちない様子)

泰行:(笑)いいんじゃない?ジミー・ペイジも「オレも弓でやるぜ!」(←巻き舌)(笑)

高樹:(笑)

泰行:弓でやったかどうか分かんないけど(笑)

高樹:ジミヘン…(言いかけてやめる) まあいいや、そんな話は(笑)

泰行:ふふ(笑)

高樹:次聴きます?今のは割とシリアスとな面が出ましたけど。

泰行:ん〜。

高樹:次はちょっと洗練されたというか。

泰行:あ、ホント。

高樹:割と聴きやすいかも。

泰行:はい。じゃ、僕が紹介しましょうか。
   えー、ローランド・カークで「セレナーデ・トゥ・カッコウ」



♪ローランド・カーク 「セレナーデ・トゥ・カッコウ」♪



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泰行:キリンジのホリゴメラヂオ。
   今日はキリンジが選ぶ21世紀に残したいアーティストパート1と題して、
   ローランド・カークを特集しています。

高樹:えー、フルートソロがありましたけど、さっきの曲で。

泰行:ん〜。

高樹:必ずソロ終わりに「ヒュゥ〜ン」って

泰行:はいはい。

高樹:アレ、必ずやるんですよ。

泰行:アレはなに?フルートじゃないでしょ。「ヒュウ〜ン」は。

高樹:別の楽器で。

泰行:笛みたいなんでしょ。棒が入ってるヤツじゃない?

高樹:そうそう。どうやってやってるんですかね。アレ、くわえてるんすかね。

泰行:あー、そうかそうか。

高樹:首からさげてるんだ。

泰行:すぐ取るん…

高樹:(笑)

泰行:いやあ、へえ〜。ふぅん。

高樹:で、普通さ、一息吹いてさ、こっちの指でさこう動かせばさ、

泰行:はいはい。

高樹:一息でいいはずなんだけどさ、アイツ全部吹くんだよね。「ブブブブブブブ…」

泰行:あぁ、そうだね。全部切ってるもんね、息を…

高樹:ふふふ(笑)

泰行:口笛みたく。

高樹:そう。(口笛を吹く)

泰行:喉元で切ってる…

高樹:ちょっとアレ変だね。アレ強烈だね。

泰行:ん〜。いちいち声が入るとこもなかなか…いいねえ。

高樹:うん。で、そんなことばっかりやってるとですね。

泰行:うん。

高樹:75年に、脳溢血で倒れました。

泰行:へへへへ(笑)

高樹:そんなことばっかりやってるから…(笑)

泰行:血管が(笑)

高樹:そうそう血管がね。

泰行:切れてしまったわけですね。

高樹:半身不随になっちゃったんですよ。

泰行:アラ(←おばちゃんチックに)

高樹:だけど、翌76年、すごいですよ、もう半身不随なんだけども、

泰行:うん。

高樹:片手で操作できる特注の楽器をつくってカムバックというね(笑)

泰行:(笑)すごいね。バイタリティというか…

高樹:ね。

泰行:すごいねえ。

高樹:で、アルバム『天才ローランド・カークの復活』をリリースしました。

泰行:へえぇぇ〜〜え。しっかしでもすごいね。

高樹:ちょっと聴いてみますか?復帰後のやつから。

泰行:じゃあその『天才ローランド・カークの復活』から、ローランド・カークで「アイル・ビー・シング・ユー」



♪ローランド・カーク 「アイル・ビー・シング・ユー」♪



泰行:えー、ローランド・カークで「アイル・ビー・シング・ユー」を聴いてもらいました。

高樹:はい。

泰行:ん〜。いいっすねえ。

高樹:これ病気した後とは思えないっすけどね。

泰行:ん〜〜。ちょっとねえ。凄い感動的だ。
   今日は21世紀に残したいアーティストで、ローランド・カークでしたけども。

高樹:次どうしますかねえ?

泰行:ねえ。

高樹:パート2は。

泰行:パート2とかパート3は。

高樹:どんどん出来ますけどね(笑)

泰行:ふふ(笑)

高樹:やっぱり多少強烈な個性の人を。

泰行:ん〜。

高樹:「多少」ってことはないですけど(笑)

泰行:ん〜。「多少」じゃないでしょ、これ(笑)

高樹:ふふふ(笑) あのー強い個性が…(笑)(←言い直す)
   で、なんだろうなぁ、どっちかっていったらそのーまぁ
   メインストリームではない人のほうが面白いかもね。

泰行:あーそうか。この企画は結構楽しめそうですね。

高樹:あんまりそういうのやりすぎるとかえって渋くなりすぎるからね。

泰行:あ〜はいはい。 確かにねえ。

高樹:はい。

泰行:じゃあ最後キリンジの曲を聴きましょうか。

高樹:はい。

泰行:はい。えーじゃあキリンジで「V.I.P.」



 ♪キリンジ 「V.I.P.」♪



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泰行:えー。キリンジのホリゴメラヂオ。今日は「エイリアンズ」を聴きながらお別れです。

高樹:よかったですね。

泰行:ローランド・カークね。

高樹:ただやっぱり1曲が長いね。

泰行:ああそう?

高樹:全部完奏できなかったもん。

泰行:確かに普段ポップスをかけてる…ポップスっいうか歌モノ…

高樹:そうそうそう。

泰行:…をかけてる番組だっていうのもあるし。でもジャズにしたら短いものも多いって思ったよ。

高樹:短いよ。

泰行:6分とか7分で終わるじゃん。

高樹:まあね。

泰行:あんまり12分13分ってものばっかではないっていう。

高樹:そう。50秒とかもあるしね。ちょっと変ですね。

泰行:そういうとこも好きんなりましたね、一層。

高樹:うん。はい。番組ではみなさんからのハガキFAXを募集しております。

(おたよりのあて先を言う)

泰行:それではキリンジのホリゴメラヂオ。お送りしたのは堀込泰行と

高樹:堀込高樹でした。

泰行:来週も聴いてください。

高樹:さようなら。




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