ホリゴメラヂオ 2001/02/11(日)
ゲスト:ファンタスティック・プラスティック・マシーン
2001年初のゲスト。音楽談議に花が咲いた回。田中さんのトークは京男風に。
byみかこ
泰行:キリンジのホリゴメラヂオ。今日はファンタスティック・プラスティック・マシーンの
田中知之さんをゲストにお迎えしました。
田中:どうもご無沙汰してます。
泰行/高樹:どうもっ。
田中:レコーディングの節はお世話になりました。
高樹:いえいえこちらこそ。
泰行:そうですね。
田中:ありがとうございます。もう各所で怒られましてね。
「キリンジをそんな贅沢な使い方をしやがって#」と。いやもうスイマセン〜。
泰行/高樹:(笑)
高樹:全然いいんですけどね。 僕らもね、あれだよね、初…
泰行:アレん時初めてだったかもしれない。
高樹:自分ら意外のレコーディングに参加するの初めて。
田中:なんか"処女はオレが奪った"って感じでね
泰行/高樹:ハハハハ(笑)
高樹:初めての男です(笑)
田中:ありがとうございます(笑)
高樹:コワイっすね〜この三人で"初めての男"とか言って。
田中:ヤ〜バイっすねぇ まあいんじゃないすか。
泰行:奪われてしまったわけですね。
田中:ごちそうさま(笑)
泰行/高樹:(笑)
田中:おそろしい番組になってきましたね〜
高樹:あれですよ なんで来てるかっていうと田中さんが 1月17日に、アルバム。
僕らも参加している『ビューティフル』というアルバムが出しまして。これがね、すごくいいです。
田中:そうですか!もううれしいなそう言ってもらえると。
泰行:楽しい。なんかね、曲もいいんだよね。
高樹:チカラ入ってる。
田中:チカラ入ってますよ。 チカラ入ってますよ〜。
高樹:田中さんのチカラが入ってるというのもあるしゲストも豪華だしっていうのもあって。
泰行:そうですね。
田中:ありがとうございます。
高樹:僕らが参加してる曲もすごくよかったんですよ。
田中:そうですか やあ嬉しいなぁ。
高樹:スキャットをやってますけれども。
泰行:やった。
高樹:あれもおしろかったです。
田中:おもしろかった。ハナモゲラ語みたいなのをね、そうそう。適当に言ってくれとかいってね。
日本語じゃなくて英語じゃなくて訳わかんないのとか言ってね(笑)
高樹:最終的に決定稿というのは い、いいんですかね言って。
田中:いいですよもちろん。
高樹:「土日はタランチュラ」を、なんかこう崩して言って。
泰行:そうそうそうそう。
高樹:で「OK」とか「ダメ」の出し方ってさ「ちょっとチの発音が多いんでそこをツに変えてくれ」とかさ
おもしろかったですね。
泰行:あぁ〜はいはいはい。
田中:ヒドイですね、ほんとにね。
泰行/高樹:(笑)
高樹:ききますかね、じゃ。
泰行:そうだね。
田中:そうしましょう。
泰行:さっそくね。
田中:これね ちょっとだけ説明するとですね、イメージとしてはね、あのレイントルスタームとかね
ココルソーイングとかのクールサウンドと言われるあれとヒップホップ足して80'Sをまぶせば
どうなるんだ というね、テーマで作った曲なんですけれども。「ブラックダダ」という曲を。
泰行:はい。
♪ファンタスティック・プラスティック・マシーン 「Black Dada」♪
泰行:え〜、お送りした曲はファンタスティック・プラスティック・マシーンの「ブラックダダ」でした。
田中:はい どうですか仕上がりは。
高樹:かっこいいですね。
泰行:ねぇ。タンチュラ〜♪っていってたのがちゃんとカッコよくなって。
高樹:スクラッチとか入ってこれで完結するというかんじですね。
田中:そうですね DJフミヤくんがこすってくれたやつですね 僕前までピチカートファイヴの
小西さんのレディメイドっていうレーベルでやってたんですけど
今回エイベックスという所に移籍してやったんですけどね。
高樹:やっぱり移籍って気合い入るものなんですか?
田中:そうですね(笑)
泰行:(笑)
高樹:いまちょっと変な話しましたけれども。
田中:いやいやいや まあ気分一新ということで一からまた自己紹介から入らないと
いけないのが大変ですけどね「よろしくおねがいしまーす」ってね(笑)
高樹:アルバム作る時って全体的にこういうコンセプトにしようとかっていうのは始めあるんですか?
田中:今回はね「ビューティフル」というタイトルというか コンセプトは最初に決めました。
で今回レコーディングでまた一緒だったミヤカワダンくんというラブタンバリンズというバンドので
ストリングスアレンジなんか彼がやってるんですけれども ストリングスがいっぱい入ったアルバムが
いいなとか 過剰に美しいかんじがいいなぁとか、いう話をしたりとか、美しいコード進行の曲がいいなとか
なんかそういう話をしてて。じゃあもう「ビューティフル」というテーマに決めてアルバム
作ろうかなんてけっこうコンセプトアルバムみたいなのが作りたいなぁと思ってんだけど。
高樹:たしかにストリングス… あと木管とかも耳についたんですど。
田中:僕もクラリネットであるとかオーボエとか木管好きなんですね。
そこらへんはきっとシンパシー感じていただける…
高樹:とりあえずねストリングスと木管が入ってるとオッケーなところがあるんですよねぇ。
田中:ああもう一緒だ。
泰行:ハハハハハ(笑)
高樹:僕もレコーディングの時にとりあえず"クラリネットとフルートとオーボエは入れたい"っていうと
"もう前やったからいいじゃないの"ぐらいの雰囲気が流れるんですよ、現場でね。それが不服なんですよ。
何回やってもいいんだよ良いものは#
泰行:ギターぐらいの比重だからね
田中:僕だからストリングス録りにシグマサウンドまで行ったんですよね フィラデルフィアの
泰行/高樹:へ〜すごいっすねぇ。
高樹:あ それ僕聞きました。
田中:レコーディングの時ちょっと言ったと思うんですけどすごかったですよ。
高樹:おじいちゃんおばあちゃんの けっこう早かったって言ってましたよね。
田中:けっこう上手いよ でほとんどワンテイクとかで すっごい上手い。
高樹:あとねゲストも豪華なんですよ Bob Dorough Clara Moreno Hirth Martinez。
田中:あとはまあね有名なアーティストはいないんですけど。後は日本の鈴木重子さんですね。
癒し系ジャズボーカリスト。
泰行:う〜ん。
高樹:癒し系(笑)
田中:ちょっと今ブームなんですけどね ここのところね(笑)
泰行/高樹:(笑)
田中:あとエゴラッピンの中納良恵さんとかね。他にもいろいろと言い出したら切りがないんですけど。
高樹:ゲストから何かを発想するんですか? それともまずサウンドみたいなのがあって
そこに誰が相応しいかを考えるんですか?
田中:うん。まさに後者。結局トラック作っちゃって「これの上に誰が乗るんだろう」って
例えばBob Doroughのレコードかけて「あ 合うかも」とか「キー的に合うかな」って音ひろってみて
「あ これだったら歌えそうだな」とかけっこうそういう感じなんですよ。
高樹:おもしろいっすね。
泰行:うん。
田中:そうっすか。
高樹:基本的にサンプリングの音楽って僕「本物を借りてきて」って印象があったんだけども。
本物を借りてきて、じゃあ偽物か?っていったら別にそういう訳じゃなくて。
本物借りてきてるから本物なんですよね。で本物借りてきて本物の上にさらに本物のボーカルが
乗っかるっていう感じだと結構面白い。そういうことに気がついて。
田中:そうなんですよ。そう言っていただけるのが一番嬉しくて。
だからサンプリング僕なんでやったかって言ったら、
もちろんペーパージェットっていう部分が当然あったんだけど本物の音が欲しくて。
だからいくら昔の音符とか持ってきても最近出来ない音ってあるじゃないですか。
それが欲しいからやってた部分があって。じゃあ今回のシグマに関しては「じゃあもう行こう」っつって。
当時のマイクセッティングとかとってもらって、だからサンプリングっていう事に関してはずっとこだわってて。
で生で最終的にやってるんですけど最終的にはサンプリングの向こうに行きたいなっていう。
今回のアルバムに関しては全体的に。だから生でサンプリング的効果を。だからってビンテージの楽器を
ガンガン使いこなす所まで行けてないんですけどね。
高樹:じゃ聴きますか 曲ね そのさっきから懸案のBob Doroughのを紹介してください。
泰行:ふふふ(笑)
田中:「ゴッド・セイブ・ザ・モナリザ」って曲なんですけれども これを。
♪ファンタスティック・プラスティック・マシーン 「God Save The Mona Lisa」♪
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泰行:え〜キリンジのホリゴメラヂオ今日はファンタスティック・プラスティック・マシーンの
田中知之さんをゲストにお迎えしています。
高樹:はい。
泰行:後半もさらなるフリートークで。
田中:フリートークなんだ。
泰行:はい(笑)僕らお得意の。
田中:お得意のね。
高樹:進行できないんですよ。
田中:ひゃっはっは(笑)
泰行/高樹:(笑)いっさいね。
泰行:曲作りのかんじがね さっきのやつとかスゴイ好きだったんだけど どんな感じでやるんですか?
田中:もうね今回に関してはね ほんとバラバラ。結構その最初にメロディを作った曲もあれば、
リズムトラックから作るのもあれば、もちろんそのサンプリングのフレーズから広げる物もあるし、
もうねもうホンットにね、ちょっとのチャンスを見逃さないっていう感じ。
泰行/高樹:あ〜〜
高樹:田中さんがイメージしてる物が出てくるまで延々やるわけですか?
田中:どっちかっていうと僕は出てきたものに対して辻褄を合わせるタイプかもしれない。どっちかっていうと。
でも「もうどうしてもヤダ」っていう時があるでしょ。
高樹:ありますね。
田中:何でか知らんけどヤな時。音楽的には正しいけれども自分の中ではダメな時。
そういうのだけはお願いして変えてもらう。音楽理論的に正しいとかオッケーっていうのは
僕ファジーな部分が多くてそのファジーな部分をすごく大切にしてるんですね。
でも例えば歌のメロがあってそこにあうサンプリングのレコードとかっていうのは普通出てくる確率って
すごい低いでしょ。それで僕引き出す力を人より持ってると思うんですよ。
だから「オレ今日いけそうだ」って思ったら一枚目のレコードばっと出して針落とした瞬間の曲が
「ああ、これバッチリだ、これ合うわ。じゃこのまま使って下さい」っていうね。
これちょっと胡散臭い話なんですけどね。そういう神がかり的な物とかも作曲のテクニックの内
みたいなのを僕信じてる方なんですけど。
高樹:おもしろいですね。
泰行:う〜ん。
田中:いたこっぽいというか。
泰行/高樹:(笑)
田中:そのアベレージがすごい高いと思ってる。それは何かヘンなんですけど、
それが出来なくなったら俺の才能が枯れる時だと思うんですけど。
泰行:ん〜。するするっと行くわけですね。
田中:するするっと行くんですよ なぜか。
泰行:曲作っても調子良いときはそうだよ。
田中:何か降りてくる事があるじゃないですか。
それをもしかしたら俺はターンテーブルでやってるかもしれない。
高樹:面白い話聞けた。
泰行:なかなか。
高樹:良い話。
泰行:すごいなあ。
高樹:あのー田中さんね、DJとかリミキサーとしても活躍してるんですけど、
キリンジのような曲はやんないんですかね。
田中:いやっ
泰行:やって欲しいすけどね。
田中:やりたいな ぜひやりたいな。
高樹:近い将来。
田中:勝手にやろうかな。
泰行:ねぇ勝手に(笑)
高樹:勝手にやって「出来ました」ってね。
田中:で出してもらおうかな。
高樹:持ってきてもらう分にはねぇ。
田中:でもね僕ほんっとにキリンジのファンですわ。
泰行/高樹:(笑)ありがとうございます。
田中:だから頼んだもん今回、今回ねレコーディングで誰に頼もうかっていうの
ほとんど決めて無かったんですけどキリンジだけは決めてたから。僕とダンくんが大ファンで。
高樹:ありがとうございますっ
泰行:あ〜ありがとうございます
田中:「グッデイグッバイ」がちょうどシングル出たときにレコーディング開始したくらいなんですけれども
それを二人で聴いてて「スゴイなー」って言って「キリンジには頼もう」っつって
キリンジだけにはどうしても頼みたかったっていうのが。
泰行:うれしいっすねぇ、そういう声が。
高樹:ねぇ。
泰行:励みになってね。
田中:全CD全アナログ良いですよ。
高樹:アナログですか。
田中:5インチの「(牡牛座)ラプソディ」のやつ いちお持ってます。
泰行/高樹:(笑)
田中:ファン全開なんですけど。
高樹:すいません本当に。
泰行:身が引き締まるね。
高樹:身が引き締まりますね。
泰行:"気が"、か(笑)
高樹:
"身"は引き締まらない(笑)
ちゃんとやらないとね。
田中:ちゃんとやってるじゃないですか。
泰行:耳の肥えた人たちにね。
田中:ちゃんとやってるじゃないですかー。
高樹:いやいやいや 今日は良い話がいっぱい聞けましたね。
泰行:ねぇ。もう。
田中:そうですか。
泰行:そうすねもうね。
高樹:残念なんですけどもうねお別れの時間なんですよね。
田中:はい ありがとうございました久しぶりに楽しい…
泰行:濃い30分がね今日は出来たというかんじ。
高樹:何聴かれます?
田中:普通にラジオに呼んでもらった時もかけれなかった曲なんですけど 僕はすごい気に入っていて
これはストリングスはさっき言ったシグマで録りましたね。ボーカルがHirth Martinezの曲で、
「アイム スティル ア シンプル マン」って曲なんですけれどもこの曲を聴きながらお別れしたいかな、と。
高樹:はい。今日はゲストにファンタスティック・プラスティック・マシーンの田中知之さんを
お迎えしてお送りしました ありがとうございました。
泰行:ありがとうございました。
田中:ありがとうございました。 勝手にリミックスやりますね。
泰行/高樹:はい(笑)
♪ファンタスティック・プラスティック・マシーン 「I’m still A Simple Man」♪
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
泰行:えーキリンジのホリゴメラヂオ。今日は「グッデイ・グッバイ」を聴きながらお別れです。
高樹:おもしろい話がいっぱい聞けてよかったですね。
泰行:うん 久々に音楽番組というか然としたかんじが。
高樹:ラジオやってる甲斐がありますね。
泰行:うん。
高樹:(笑い始める)
泰行:でも楽しかったと思いますよキリンジファンの人たちも。
高樹:聞いてる人もねぇ いいんじゃないですか(ひどく笑う)
・・・・・・・・・・・お便りの宛先・・・・・・・・・・・
泰:それではキリンジのホリゴメラヂオ。お送りしたのは堀込泰行と
高:堀込高樹でした。
泰:来週も聞いてください〜。
高:さようならっ。
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