ホリゴメラヂオ 2001/02/18(日)
「シカゴ音響派特集」
高樹さんが泰行さんの反応を気にしつつ紹介しています。
byユリコ
泰行:え〜、どうも。キリンジの堀込泰行です。
高樹:堀込高樹です。
泰行:キリンジがお送りするホリゴメラヂオ。
高樹:はい。え〜、寒い日が続きますけど。
泰行:はい。
高樹:今年はなんか東京でも結構雪が降りましたね。
泰行:さぁむいねぇ〜。1日2回風呂入っちゃった。
高樹:あそう。雪が降るのと関係ないじゃん。
泰行:いや違う。外に出るために、身体の内部から暖めて出ようってんで。
高樹:あ〜。なるほどね。
泰行:いちいちコンビニに行くために風呂を沸かして入るって日々が続きましたね。
高樹:(笑)不経済ですね〜。
泰行:うん、うん(口ごもる)うん(笑)
高樹:まぁ、いいんですけどね。今日もよろしくお願いします。
泰行:よろしくお願いします。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
高樹:え〜、キリンジのホリゴメラヂオ。今日はですね、シカゴ音響派特集と題しまして、
今巷で密かに話題のシカゴ音響派と呼ばれるアーティスト達を特集します。
泰行:はい。
高樹:あんまり耳なじみないと思うんですけどね。
泰行:そぉっスね〜。
高樹:雑誌とか見ると結構出てますけどね。あと都内の大きなレコード屋さんに行くと有力商品として
バーンと飾られたりしてるんですけど。
泰行:ん〜。
高樹:ただ、その一般のポップスとちょっと違ってて、歌もあったりなかったり、
音圧も低かったり、でかかったりって感じ。 割と微妙ではありますよね。
泰行:楽しむ場所が違うんだろうね。
高樹:そうそうそう。で、この番組では前からジム・オルークとかガスター・デルソンとかね、紹介してますけどね。
泰行:ん〜。はい。
高樹:でまぁ…地味っちゃ地味だし、ちょっとなんか、あんまりこう…辛気臭いっちゃ辛気臭い。
泰行:ハハハハ(笑)
高樹:かける前からこういうこと言っちゃなんなんですけど。
泰行:フフフフ(笑)そうっスよ〜。
高樹:ただやっぱりその独特のムードというかね(そういうのが)あるんで、まぁ聴いてて楽しいんですよね。
家でね。聴く感じなんですけど。どうしてもね。
泰行:脳ミソにくる感じですね。
高樹:あぁ、そうですね。ん〜、なんか早速聴きますかね。
泰行:そうだね。いろいろ言うより。とりあえず1曲聴いたほうが。うん。
高樹:今日はシー&ケイクという曲をまずはじめに聴いてもらいますけど。シカゴ音響派と呼ばれる人たちの代表…
というか、こいつがシカゴ音響派なんですけど。
泰行:はぁはぁはぁはぁ(頷く)
高樹:ジョン・マッケンタイアという人がいて彼のグループであるシー&ケイクというグループの
「アフタヌーンスピーカー」という曲を聴いて下さい。
♪シー&ケイク 「アフタヌーンスピーカー」♪
高樹:えー、シー&ケイクで「アフタヌーンスピーカー」でした。どうですか?
泰行:うん、どうっスかね。
高樹:ハハ(笑)微妙ですか?
泰行:いゃあぁ〜〜〜〜〜、(返答に困る)分かんない!
高樹:フフ(笑)
泰行:分かんないっていうか、こういうの聴くけどさ、…分からんっ!この曲は分からん!(言い放つ)
高樹:あ、そうですか。で、もうちょっと説明しますとね、シカゴ音響派っていうのは90年代半ばに
シカゴのイリノイ州を中心に、まぁ、ロックとかパンクとかジャズとかね、今まで出現した音楽形態をまぁ、
なんていうのかな。ミックスと言っていいのかな。ミックスとまではいかないかもしんないけど、
あんまりそういうことにこだわりなく…
泰行:ん〜。
高樹:作ってる感じしませんか?
泰行:そうっスね。
高樹:で、その録った素材をそのまま出すというよりも、録った素材をもう一回スタジオでいじくり直す。
泰行:うんうんうん。
高樹:あのー、ホストプロダクションっていいますけど。それにわりと重点が置かれてるっていうかさ。
泰行:ん〜。
高樹:で、なおかつ昔の音楽をちゃんと引き継いでるっていうね。そういう感じですね。僕の印象としては。
泰行:はぁ〜。なるほどねぇ。
高樹:で、そのジョン・マッケンタイアっていう人。
泰行:はい。
高樹:そのシー&ケイクもそうだったんですけど。トータスっていうグループもやってまして。
泰行:はい。 高樹:で、これもまたおかしなグループなんですよ。
そのホストプロダクションに重点をかなり置いてるってグループで。
泰行:うん。
高樹:でもう何枚か出してるんですけど。一番新しいやつが、今年のね1月1日に。
泰行:あそう。
高樹:何故1月1日かっていうかは分かんないですけど。
泰行:フハハハ(笑)
高樹:まぁいろいろ流通の都合だと思いますけど。
で、出しまして、「スタンダーズ」というアルバムをね。
で、これがわりかしパンキッシュな感じの仕上がりで。
泰行:ふぅ〜〜ん。
高樹:ちょっと聴いてみます?
泰行:はい。
高樹:これは多分グッと来ると思いますね。
泰行:あそうですか。
高樹:えー、トータスで「シックス・パック」
♪トータス 「シックス・パック」♪
高樹:はい。トータスで「シックス・パック」をお送りしました。これどうですか?
泰行:………なかなか! ハハハハ(笑)
高樹:(笑)
泰行:テキトーな感想ばっか言ってますけど。
高樹:あの、どうですか。あんまり関心ないですか。「オヤ?」って思うところあるでしょ。なにかしら。
泰行:いや、なんかね、僕はねあんまり知らないんですけど。昔バイトしてた頃に、そのバイトの先輩に。
高樹:うん。
泰行:何だろうな。水槽の熱帯魚を見てるようなね。その人が音響派とか好きだったから。
「熱帯魚を見てるみたいな、そんなの聴きたいんスよ〜」って言ったら
「ターンオン」っていうやつとかね。ショーン・オヘイゲンと…ステレオラブの人だっけ。
高樹:うんうん。
泰行:あれとかね。あとバッファロー・ドーターとか。
高樹:はいはい。
泰行:そのへんをすすめられて聴いて、楽しいなと思った経験はありますね。
高樹:そのへんの人たちとも交流ある…だから一時はハイラマズとか、
あのへんも音響派って言われてた時期があったんだけども。
泰行:ん〜。
高樹:最近はなんかもう、とりあえずジョン・マッケンタイアとジム・オルークの仕事の周辺…
泰行:ふぅ〜ん。
高樹:…が、なんか音響派って言われてる感じ…はあるね。印象としてね。
泰行:ん〜。
高樹:ん〜。でそのいろいろなグループによってさ、
ジョン・マッケンタイアが絡んでるとはいえカラーがあって。
泰行:はい。
高樹:次に紹介するアイソトープ217ってのは、これはね、
ジョン・マッケンタイアがエンジニアとして関わってて。
泰行:ふぅ〜ん。
高樹:ここはトータスとメンバーがかぶってます。
泰行:あ、そうなんだ。へぇ〜〜。
高樹:聴いてみます?
泰行:うん。
高樹:えー、アイソトープ217で「クリプトナイト・スモークス・ザ・レッドライン」
♪アイソトープ217 「クリプトナイト・スモークス・ザ・レッドライン」♪
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高樹:えー、キリンジのホリゴメラヂオ。今日はシカゴ音響派特集と題しまして、
シカゴ音響派と呼ばれる人たちを特集していますが。
泰行:はいっ。
高樹:音響派っていうネーミングは日本だけなんですかね。はたして。
泰行:何て呼ばれてるんですかね。
高樹:多分ね、向こうだとあんまりそういうネーミングは無いような気がしてね。
泰行:あぁ〜。なん、なんていうんですかね。分かんないスけどね。そうだ、外国名が分かんないですよ。
高樹:ね。
泰行:外国名っていうのも変ですけど(笑)
高樹:(笑)ムーブメントとしての名前ね。
泰行:そうそう。【ニューウェイブ】とかいろいろあったわけじゃないですか。
高樹:あぁ〜(笑)。そういうね。
泰行:【グランジ】とか。
高樹:そういう括りもないんじゃないの?実は。
泰行:あ、ないんだ。
高樹:多分この人らくらい。
泰行:ハハハハ(笑)
高樹:ただその日本でもさ、くるりとかさ。
泰行:あ、そうだよ。
高樹:ジム・オルークプロデュースだったりとか。あとこないだの新しいシングルもそういうテイストしましたよね。
泰行:くるり?
高樹:うん。
泰行:あそうだね。ん〜。
高樹:凄くセンシティブだけど大胆なこともやったりするわけよ。聴くと。
泰行:ん〜。
高樹:なんかこう演奏とかもわりかしプリミティブな感じじゃない?
泰行:うん。
高樹:普通のプレイものもベースの音だったり、ギターも箱モノのギターかなぁっていう感じだったりさ。
そういうプリミティブなものと先端のテクノロジーが割と同居してたりね。
泰行:あ、そうだよね。
高樹:そのセンシティブなものと大胆なものが一緒にあったりね。
相反する二つのものが一緒にある感じが凄く刺激的ですねぇ。
泰行:あぁ〜〜。
高樹:でね、もう1曲聴くんですけど、片寄(明人)さんのアルバムから、
ジョン・マッケンタイアが弦とか管のアレンジをしている…
泰行:うん。
高樹:インストから、片寄さん節のポップスに流れるラインを聴きたいんですけど。聴きますか?
泰行:あ、そうですね。
高樹:え〜「Wachet Auf」「Geist」片寄明人、で聴いて下さい。
♪片寄明人 「Wachet Auf」「Geist」♪
高樹:はい。えー、片寄明人で「Wachet Auf」「Geist」を聴いてもらいました。これはポップですね。
泰行:そうですねぇ。スリリングな。
高樹:ちょっとホッとしました……(←ホントにホッとしてます)
泰行:フフフフフ(笑)
高樹:ラジオ向きじゃない曲ばかりをちょっとかけちゃったからなぁ。
泰行:へへへ(笑)ん〜。
高樹:あのー、なんですか。今世界でどのくらい認知されてるんですかね。こういう音楽っつのは。
泰行:んん〜〜〜、分かんないっスねえ。いや、でも人気あるんじゃないっスか?
高樹:もう3〜4年…5年ぐらい前か。
泰行:ん〜。
高樹:そのぐらい。
泰行:ずっとね。
高樹:ずっとね。好きな人は。
泰行:(好きな)音色っていう。
高樹:で、あのー日本でもくるりとかさ。キセルってバンドがいるらしくて。
泰行:キセルですか。(笑)
高樹:また大胆な名前ですけどねぇ。
泰行:ハハハハハ(笑)
高樹:あれもそういう感じの音らしいですけどね。
泰行:あ、そうなんですか。
高樹:で、キリンジはさ、あんまりこんな感じじゃないじゃん(笑)
泰行:うん。曲然としたものが多いね。
高樹:そうそう。なんだけども、テクノとかニューウェイブとか好きなある人、僕の友達がね、
キリンジの「P.D.M.」から聴いたらしいんだ。まぁ、その次ぐらいかな。「47’45”」。
泰行:うん。
高樹:で、多分インストとか聴いてないんだと思うんだけどね。ツラッときいただけだからね。
泰行:うん。
高樹:で、「この人たちはそういうポップスも好きだろうけど、音響派とかも好きなの?」って
話になったらしいんだって。
泰行:へえぇ〜〜〜。 (間が空く) フフフフ(笑)
高樹:(笑)なんとなくあるんじゃないの?そういうムードが。
泰行:まあそうだね、でもほら、ビーチボーイズもスティーリー・ダンも…
高樹:あるしね。
泰行:あの、トリップするとこあるじゃない。
高樹:ありますね。
泰行:あの、カッコいい音楽は全部。
高樹:そうそう。
泰行:多分そーいうとこだと思うんスけどね。
高樹:あとほら、ドラムの音とか結構ほら細かくやってるじゃない。
ちょっっと歪ませる、ちょっっとエアーが入ってる。(「ちょっと」をタメて言う)
泰行:あぁ〜〜〜。(笑)はいはい。
高樹:(笑)そういう点かなぁ。そういうのがアレかなぁ。
センシティブなところが音響派っぽい感じがするのかしらねぇ?
泰行:「かしらねぇ?」って(笑)
高樹:「かしらねぇ?」って今オネェ言葉になってますけど(笑)
泰行:フフフ(笑)ん〜。
高樹:で、今日最後に聴くのがキリンジの曲なんですけど。
泰行:ん〜。
高樹:多分、いちばんまぁこういうノリに近い感じ。
泰行:そうですねぇ。
高樹:ファーストアルバムに入ってるインストなんですけど。
泰行:ちょうどいい感じだと思いますね。
高樹:そうですね。僕もこれ聴くの結構久しぶりなんですけど。
泰行:ん〜。
高樹:えーと、聴きますかね。
泰行:はい。
高樹:えー、キリンジで「P.D.M.」
♪キリンジ 「P.D.M.」♪
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泰行:え〜、キリンジのホリゴメラヂオ。今日は「双子座グラフィティ」を聴きながらお別れです。
高樹:はい。えー、シカゴ音響派。というかジョン・マッケンタイア特集だったんですけども。
なんかキリンジでも出来るんじゃないですか?こういうの。
泰行:ねぇ。
高樹:「こういうの」って別にナメた口きいてる訳じゃないんですけど(笑)
泰行:(笑)また、難しい…
高樹:でも「むすんでひらいて」とかでも出来るんじゃない?かなり映えるんじゃないですか?
泰行:そういう気はする。
高樹:ねえ。いろいろ挑戦しましょうよ。
泰行:ん〜。ねぇ。
(お便りのあて先を言う)
泰行:それではキリンジのホリゴメラヂオ。お送りしたのは堀込泰行と。
高樹:堀込高樹でした。
泰行:来週も聴いて下さい。
高樹:さようなら〜。
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