ホリゴメラヂオ 2001/04/22(日)
  「マキシマムジョイより(2)」


   東京渋谷にるレコードショップ「Maximum Joy」からお送りしています。                   FM滋賀OA


高樹:はい。えー今週もですね、スタジオの外に出て元気よくお送りしてますけど(笑いながら)
   いや、春ですねえ。

泰行:いやいやいや、もうとっくですよ。

高樹:とっくですねえ。

泰行:うーん。ハハハハ。

高樹:そういうときにお店に入ってレコードを聴いてる。

泰行:いいじゃないですか。

高樹:今週もよろしくお願いします。

泰行:ハイ。



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泰行:えー、キリンジのホリゴメラヂオ。
   今日は先週に引き続いて、東京渋谷にあるレコードショップ、マキシマムジョイからお送りします。
   えー店長の薄田育宏さんです。

薄田:どうも。よろしくお願いしまーす。

高樹:いちお、説明いたしますとですねぇ。

泰行:ハイ。

高樹:あのー、渋谷にあるんですよ。

泰行:渋谷に・・・

高樹:どこかといいますと、あの渋谷公会堂に行く途中ですね。

泰行:ウフフフフ

高樹:あれ、あれ何通り?

泰行:漠然としてますねぇ。

薄田:公園通り、公園通りですね。

高樹:どんどん上がっていくと左手に入るんですかね。

薄田:そうですねえ、神南の1−13−4っていう住所になるんですが。

高樹:意外に言われてしまいましたねぇ(笑)

泰行:結構ねえ、でもこの住所の数字がいちばん分かりやすかったりすんだよね。

高樹:あーそうね。

泰行:うん。・・・。その電信柱の字を見ながら、
   「あーそうかこっからこっちが2か。こっからこっちが1か」とかでやってくと
   だいたい当たるんだよね。

高樹:で、ビルの4Fにあるんですけど。

泰行:ハイ。

高樹:大概入口というか、その1Fの所に看板が出てますんで。

泰行:出てた?

高樹:出てましたよー。

泰行:あーそう?

高樹:地下はーあれですねえ。スタジオなんですねえ。普通の。

薄田:撮影スタジオみたいですねぇ写真の。

泰行:ふーん・・・。ねえ?

高樹:で、まあ先週、先週この店の売れ筋のものとか
   あのー店長が最近わりとその推してる――――店長と今から呼びますけど

二人:ハハハ

高樹:店長が推してる商品を紹介したんですけど、今日は薄田君本人が
   まあどんなもんが好きなのかみたいな話を中心に行きたいと思います。

泰行:うん、そうですね。

高樹:早速聴きましょうよ。

泰行:ねえ、うん。まず一発目。

薄田:そうですねえ、えっと、前回がねえアラブストラップというわりとしんみりした曲で
   終わっちゃったので、またそういう流れをくんでかどうかという形で
   70年代のイギリスのシンガーソングライターでラビシフリという人がいるんですけど。

泰行:ハイ。

薄田:彼のセカンドアルバムになると思うんですけど
   72年のアルバムから、えっとー「can knock chace」という曲をお聴きください。



 ♪ラビシフリ 「can knock chace」♪



泰行:えーお送りした曲はラビシフリの「can knock chace」でした。

高樹:スゴイですねえ。

泰行:ねえ。(同時に)

高樹:バッチリでしたねぇ。

泰行:ほんと、すぐ分かるよねえ好きな曲ってなんか、5秒ぐらいとかで。

高樹:ハハハハ。
   いいけど買わないじゃなくてこれは高い金払ってでも買いたいって感じね。

泰行:そうそうそう。

高樹:これはあれですか?商品なんでしょうか?

薄田:申し訳ないんですけど私物というか。

高樹:(うしろで)私物ですか?

薄田:あの〜

高樹:(さえぎって)このタイプのものは昔から聴いてるんですか?
   それともはじめ、聴きはじめはもう全然違う感じで。

薄田:そうですね、どっちかっというとどんどん聴いていく過程で掘り下げてくってなかで
   発見した、出会ったっていうアーティストなんですけど、もともとやっぱり
   入口というのはニューウェーブというか80年代初頭のパンク、
   ああいうロンドンのなんか見た目がハデな部分にこうひっかかってて、
   化粧してる人たちがいたりなんかそういうので音楽にどんどんどんどんはまってったっていう
   流れ?なんですけど。

高樹:誰あたりですか?

薄田:もうほんとMTVが出始めの頃でカルチャークラブとかデュラン・デュランとか。

泰行:あ〜

薄田:ああいうまぁアイドルっぽいグループからどんどんどんどん、そのジャムだとか
   ポール・ウェラーだとかダムド、そういうのもあるんだなってことを知ってって
   あのーなんだろ。アンダーグラウンドのほうにアンダーグラウンドのほうにね。

高樹/泰行:むふふふ

薄田:人が知らないものをなんか知ってなんか優越感を持つっていう やらしい中学生でしたけど。

高樹/泰行:(←うしろでかなりうけてる)

高樹:(笑)いやまー僕もそうでした。ハハハ

泰行:ヘヘヘ

高樹:全然分からないだろうこの良さが!!ってのを
   聴かせたりしてね、わざとね。

泰行:ハハハ

薄田:そうですねえ

高樹:これはオレにしか分からない

泰行:ふーん。

高樹:バンドとかやんなかったんすか?

薄田:バンドはねえ、あのー高校ぐらいのときちょっとギターでジーザス&メリーチェーン・・・

高樹/泰行:ハハハハ

薄田:・・・っていうバンドのコピーバンドやってたのに参加して・・・で、
   ギターっていってもただフィードバックでハウリングとかガーッて鳴らすだけだから
   コードを押さえるとかそういう感じでもなくてね。
   そういう、ま、なんか友達と遊びでやってたりとかしてましたけどね。

高樹:あれじゃないですか、多分僕と薄田さんって多分一緒ですよね、年。

薄田:そうですね、35前くらいで。

高樹:で、高校ん時ってやっぱそういうの聴いてんのって一部ですよね。実はねえ。
   でみんなボウイとかレベッカ とかやってるっていう。
   学園祭でやるんですよね、きっと、そういうのをね。

薄田:そうですね、・・・・・モッズとか(ボソっと)

高樹:うけました?うけてました?

泰行:いや、モッズとかはうけるんじゃないですか?

薄田:そうそう(ヤスと同時に)

高樹:でもさーメリージェーンのコピーとかやってもうけないと思うんだよね。

泰行:あ゛〜

薄田:まったく相手にされないですよねえ。

高樹:うるさいことをやってる、ってぐらいで。

泰行:ウヘヘヘヘ

薄田:なんかそういうあのーなんだろう、愉快犯みたいなもんですよね。

泰行:アハハハハ

薄田:びっくりさすだけをとりあえず

(うしろで)高樹:愉快犯 愉快犯(笑)
         そうそう校庭に机で6書いて

薄田:でもう本当自己満足で全然もう共有できないっていうか

(うしろで)高樹:共有できない・・・(喜)

薄田:カタルシスをそういうのが逆にまたパンクっぽいなってことを
   楽しんでましたけどね。

高樹:その頃好きだった音楽で今もお店にあるよっていうのを紹介してもらえますか?

薄田:そうですね。えーやっぱり学生時代っていうことで1983年とか80年代初頭なんですけど
   The special akaというテリー・ホールとかが結成してたグループが解散してまた
   ジェリー・ダマーズっていう奴がリーダーでまた始めたグループなんですけど
   そのグループの、えー、「what I like most about you eyes your girlfriend」という
   長いタイトルなんですけどこれを聴いてください。



 ♪The special aka 「what I like most about you eyes your girlfriend」♪



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泰行:えーキリンジのホリゴメラヂオ。
   先週に引き続き東京渋谷のレコードショップ、マキシマムジョイからお送りしております。

高樹:ハイ。

泰行:フフフ。

高樹:まーどうかと思うんですけどねぇ。薄田さんの無人島に持っていく
   1枚を選んでくれっていう。台本に書いてあるんで。

薄田:なんかもう

高樹:なんかあります?そういうの(いやそうに)

薄田:あの困りますよね、でもこういう・・・

高樹:困りますよね。

薄田:・・・ね、質問は。

泰行:(うしろで)1枚ってえ〜

高樹:1枚は無理だよおー

薄田:おそらく死ぬほどインタビューとか・・・

高樹/泰行:本当すよ。

薄田:・・・取材で好きな1枚を教えてくださいっていう。

高樹:あのね、あれ、あれいやでした。去年のねえ世紀末だったじゃないですか
   21世紀に持っていきたいとかねぇ、20世紀を代表するとかねぇ、そんなの――

薄田:見たことあります、本で。

高樹:で、あのーしょうがないからバカラックとか選んでますけど。
   あの大概ね、発注してくるほうは、まあ、世紀末だし年末だしってんで
   わりかしこう、軽い気持ちでまぁこんな感じでいいんじゃないか・・・

泰行:お題として。

高樹:お題としてね。言ってくるんだと思うんですけど
   選ぶほうは結構真剣になりますよね。

薄田:そうですよねえ(くいついて)これ1枚でオレを判断されるのかな・・・

高樹:(うしろで)そうそうそう!!

薄田:・・・って思って。

泰行:うーん。

薄田:自分でもわかんないですよね。1枚っていうのがほんとに数あるなか
   所有してるディスクの中、その日の気分でも変わるし。聴きたいものがね。

高樹:そうそうそう。

薄田:で、すごい好きなレコードでももう好き過ぎてあんまりもう聴きたくないとか
   なんか逆な気持ちがあったり。

薄田:お金が無い頃のその学生の頃ってやっぱり無い金はたいて買ったもの
   ってどっか好きになろうってしませんでした?

泰行:うーん?

薄田:そうした気分をどっか埋め合わせたいって。

高樹:なんかありました?

薄田:結構ありましたね。やっぱりねぇ自分が好きなものって その、
   前例がなかったり紹介されてなかったものにチャレンジしてたところがあるんで、
   まぁいまでも商品の仕入れもそうですけどねぇ。

高樹:中学校1年生のときに――その年間12枚買うと、年間っていうか
   12個スタンプが押されるとオマケで1枚もらえるってやつで
   それでツェッペリンの2、ツー?をもらったんですよねぇ。

泰行:フフフ

高樹:で、やっばりわかんないんですよ。中学校1年生とかだとさっぱり。
   でもね、無理して聴いてたらよくなってきました。
   だからそういうこともあるかな、っていう ね。

泰行:うん?あるよー

高樹:あるねぇ。

泰行:レコードとかになると特にあったね。

高樹:頑張って、前ねぇ・・・

泰行:(さえぎって)CDとかになると飛ばせちゃうけどレコードだと飛ばしに行くの、待つ(笑)
   アクションしなきゃいけないじゃないですか。だからこのあと3曲ぐらいあとに好きな曲がくるんだけど
   それまではまぁー流れでかけとことうとかで、だんだんそっちのほうの曲が好きになったりとか。

高樹:そうねぇ。

泰行:うーん。

薄田:やっぱり好みとかって説明できないですよね。自分のねぇ。

高樹:そうですね。

薄田:総合的な好みとかが混在して。

泰行:うん。

薄田:だからあのーやめてもらいたいですよね。

「この1枚」っていうお題はねぇ。

高樹:そうそうそう(もりかえす) ――と、いいつつなんかあります?

薄田:そうですねぇ、やっぱりなんかいろいろそういうニューウェーブ的なものから
   あのー聴き始めて ゴホゴホ(咳込む) まっ、ルーツにさかのぼっていく過程でいろいろ
   レゲエとかジャズとかロックとかポップスとかいろいろ聴いたんですけど
   このジャズのミュージシャンでファラオ・サンダースという
   えー、サックスですかねぇ、奏者がいるんですけど、この人の沢山出ているアルバムの中で、
   えーと、74年のアルバムで『love in as all』っていうのが比較的好きなレコードなんですね。

高樹:なるほど。

泰行:これをじゃあ その1枚で。

高樹:(いじわるそうに→)これでいいんですか?

泰行:ウフフフ

高樹:ハハハ

薄田:そうですね。

高樹:とか言ったりして。

薄田:この人のアルバムを聴いて、ま、ほかの人のアルバムなんですけど
   すごい殆どセッションとかないライヴの一発録りが多いじゃないですか。ジャズって。
   で、すごいスポーツみたいに感じたんですよ。
   あの、そういうセッションのアドリブのやりあいみたいなのが。
   なんかそう、それが分かった時に結構しっくりきたっていう感じのアーティストだったんですね。

高樹:う〜ん。

薄田:えーではファラオ・サンダースから1曲。

高樹:ハイ。

薄田:えー「love with everyewhere」という曲をお聴きください。

泰行:ハイ。えーということで今日はもうこのへんで。

高樹:お時間。

泰行:お別れになってしまうわけですが、えー先週に引き続いて、えー
   東京渋谷のレコードショップ、マキシマムジョイから店長の薄田育宏さんと一緒にお送りしました。

高樹:ありがとうございました。薄田君。

泰行:ハハハハ。

高樹/薄田:ありがとうございました。

泰行:ありがとうございました。



*  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

  

泰行:えーキリンジのホリゴメラヂオ。
   今日は「エイリアンズ R.I.シルキーミックス」を聴きながらお別れです。

高樹:えーはい。2週に渡ってマキシマムジョイの薄田君がゲストに来て、
   っいうかまぁ僕らが来たんですけど。

泰行:そうすねぇ。

高樹:いちお最後に場所と電話番号の方をもう一度。

薄田:ハイ。えーお店の場所は東京都渋谷区神南1−13−4
   井戸ビルという建物になるんですけど。 4Fにあります。
   えーと電話番号が03−3770−8198。
   マキシマムジョイです。よろしくお願いします。

高樹:ありがとうございました。

楽しかったですね、今日は。

泰行:ねえ。まったりしましたが。

高樹:まったりしましたね。

泰行:でもいいお店ですね。開放感があって。

高樹:あのー、お近くに来た際には是非立ち寄ってみてください。

(おたよりの宛先を言う)

泰行:それではキリンジのホリゴメラヂオ。お送りしたのは堀込泰行と。

高樹:堀込高樹でした。

泰行:来週も聴いてください。

高樹:さようなら。



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