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GATE OF TRIUMPH |
| Norifumi Shima with CONCERTO MOON | |
| 1.Waiting For Coming Strikes 2.To Die For 3.Over And Over 4.Gate Of Triumph 5.Tears Of The Prayers 6.Ambitions And Lies 7.To Always Be Myself 8.Suffering 9.Everlasting Nightmare 10.Alone In The Paradise 11.Take You To The Moon VPCC-81376 / 2001年 8月 |
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| GUITAR RULES THE NEW WORLD! 新進気鋭の新ヴォーカリストを迎え、島紀史(G)のソロプロジェクトとして生まれ変わった 新生コンチェルトムーン。大胆に島のギターをフィーチャーした約2年ぶりとなるニュー・アルバム。 |
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| これまで周囲の感じる印象を意識化に、あくまでもバンドという形態のアティテュードに拘っていた島紀史だったが、4枚目となる本作からついに自身の名を冠するプロジェクトとしてCONCERTO MOONを再スタートさせた。その背景には、下山武徳とのDOUBLE DEALERの活動をメインにしたいという気持ちがあるのは本人も認めるところ。そこで、むしろCONCERTO MOONをバンドとしてプレイしていくより、さらに自身の別な側面を強調して表現していく場として決めたのである。 そしてプロジェクト化に伴っての事とは別に、諸事情からVoが尾崎隆雄から井上貴史にチェンジ。 まずは、本作で島がメインとなり以前にも増してKEYMANとなったことで大方の予想通りの、終始ギター弾きまくり、内容でもインストが多数を占めるギターアルバム的作品となっている。島のギターは、相変わらず驚嘆すべきテクニックに裏付けられつつも決して小手先での安易なプレイに走らず、丁寧に感情を込めた音色を紡ぐ。テクニカルな中にも泣きやエモーショナルな表現に満ち溢れているという響想面にこそ、その真骨頂があるだろう。聴く者の感情を揺さぶる流麗なメロディは下手なVoを聴くよりも、流暢に歌を謳っている。 一方、少々気懸かりな(というより、疑問が浮かんだ)のは、新Voの井上の存在。たしかにパワフルだし、今後を期待させる人材ではあるのだが、あまりにもそのスタイルがDOUBLE DEALERの下山にダブるところがある。あえて残酷な言い方をすれば、下山から多少アクを薄め、パワーを少し抑えた感じのヴォーカルだといえる。井上が参加している曲を聴けば聴くほどにそう思え、"何故、彼か?無理に新Voを迎えないでも、下山に歌ってもらってもよかったのではないか?"という疑問が浮かんでくる。どうしても井上でなければダメだといえる何かを、その中に見出したのだろうか?ただ僕にはその理由となるところに、答えはだせなかったが・・。フォローするようでなんだが、井上のヴォーカルがイマイチなのでは決してない。むしろ熱いハートを感じさせるパワフリャーなヴォーカリスト。たまたまそのスタイルが気になっただけのことで、井上を否定するつもりもない。 もうすこし、余計だろうが懸念を少々。こういったタイプの音楽だけに限ったことではないが、CONCERTO MOONのような音楽性のモノは、特に気をつけないとよく似た感じの曲に占められやすくなる。個々では良い楽曲のはずが、アルバム全体を通して聴いたとき印象が薄くなったりすることもあるからで、本作はそのギリギリとまではいかなくても、多少そんなところもあるのが気になる。 【T2−2001年8月24日;84pt】 |
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