■□■□■□■□■□■□■□■ REVIEW "JAPAN-M" ■□■□■□■□■□■□■□■

manipu_2nd.jpg THE LEGENDARY BLACK JADE
MANIPULATED SLAVES
1.Thrust Sword Into The Earth 2.The Way Of The Emperor
3.Woman In The Ironmask 4.The Brock Chain 5.Eyes Filled With Tears
6.Man From The Horizon 7.Capital Punishment
8.Assault On The Enemy 9.Bearing The Final Pain KDM-006 / 2001 8月
" 勇壮かつ猛々しく()け・・!! "
関西アグレッシヴ・メタルの雄、渾身の激音重金属奏歌!! 盟友達の後押を受け、
シーンに彗参。心して聴け!! これが"男泣きガッツ・メタル"だ。
〔T2作〕
関西を代表するドラマティック・スラッシュ・バンドの2nd。前作よりもさらに聴き手に迫る圧迫感が増し、ゴリゴリとした強烈な波動が体を突き抜ける。随所で炸裂する猛々しくも熱い咆哮もまさにガッツィー! 耳を劈く叫びに思わず、我もコブシを振り挙げる。ちりちりと焦げ付き、火の粉が散舞するかのように撃ち放たれるドラムに、ガシガシと切り刻むが如く掻き鳴らされるギターが、いやがおうにも内に潜む滾りを呼び覚ます。なおかつ煽情の旋律が紡ぎ出されるギターの放咽は、静と動のコントラストをより鮮明に浮かび上がらせ、ドラマティック・スラッシュの名に恥じない激音と哀切の饗宴を生み出す。
今作でも、彼等と同じくアンダーグランド界を支える盟友達が協力し、その強力な存在をシーンに後押するため馳せ参じている。なお、ジャケットのアートワークは
陰陽座の招鬼さんが担当している。
【T2−2001年8月5日;86pt】

MISL/MISIL(SINGLE) MISIL(SINGLE)
MISIL
(SINGLE) 1.HIDE AWAY 2.RED ROSE
OAR−000701/2001年
熱く潤んだ心の襞と、悲しみに澄んだ冷ややかな心の欠片を聴いて・・  〔T2作〕
主に大阪を拠点に活動していた女性ハードロックバンドで、と過去形での表記が少し切ないが今現在は活動をしていないとのことである(2001年12月現在)。メンバーはHisa(Vo)、Nao(G)、Senshu(B)、Kao★Lee(Dr)、Ahi(Key)の5人編成。
イメージとしてはSHO−YAからアクを薄め、よりメロディアスさを強調した(といっても、これはあくまでハードロックの見地に立ってのメロディアス志向であり、単純によりコマーシャル的になっているというわけではない)感じで、個人的には同じような女性メロディアス・ハードロックバンドAPHASIAに近い存在だと思う。またHisaの女性ならではの艶やかさと一本芯の通った力あるヴォーカルをプラスして考慮すると、APHASIAよりはややハードロック色を強く打ち出してきている音楽性だ。
CDに収録されているのは2曲だけだが、@はライブ映えするドライブ感に彩られたアップ・チューンで一度聴けば耳に残るキャッチーさが売りの佳曲だ。Aは女性らしい繊細さに満ちた悲愛の歌詞がなんとも心を打つMISIL風バラード。ここで僕が敢えてMISIL風と書いたのには意味があって、それは歌詞を読むと悲恋のなかに打ち崩れていく悲しき心が描かれているのだが、Hisaの微熱を帯びたような潤んだ迫真の歌唱からは、ただ単に細やかさや弱さだけじゃない、悲しみを翻す強さを秘めた想いまでを聴き手に受け取らせるからなのだ。久々に聴いた絶品バラードである。
このバンドが今は活動していないというのはすごくもったいないなぁ。生で彼女らのステージを見てみたかったなー。

P.S なおメンバーの近況について少し触れると、ヴォーカルのHisaは現在、HONEY QUESTに参加、Kao★Leeは新バンド準備中、Naoはブラックトライアングルというバンドで活動中とのこと。
【T2−2001年12月21日;83pt】

MUTHAS PRIDE/GLORIOUS DAY GLORIOUS DAY
MUTHAS PRIDE
(MINI ALBUM) 1.Glorious Day 2.Running Fantsy 3.Dreamer MP−001/2001年10月
伝統的ハードロックの究極形・・・これがマーサスプライドだ
関西を中心に活動する正統派メロディックHRバンドの初音源。メンバーには元MARINO(魔里乃)や44MUGNAMという肩書きの持ち主がいて、ヴェテランミュージシャンらしい貫禄あるプレイが印象的だ。この音源を聴く以前にLIVEでこのバンドを体験したのだが、その時聴いた彼らの曲は(カヴァーをあえて除いて)どの曲も一様に素晴らしく、LIVE終了後即行でCDを買った。僕の好きなのは・・・う〜ん、どれがなどといえないくらいどの曲も大好きである。しかし、そのなかでもBは特に終生聴き続けていくだろうこと間違い無しの名曲だ!!最近では、過飾な構築ばかりが目立つ音楽ばかりを聴いていたためか(それが悪いというわけでは決して無いが)、いささかメロディアスで劇的な音楽というものの本質が自分の中で不透明になりつつあった。そんな折、LIVEでMUTHAS PRIDEに触れたとき、正直陳腐な表現だが目から鱗が落ちた。心底感動した瞬間だった。「歌ってものは過剰なほど劇的にしたり、音数を増やしたりしないでも素直にいいメロディいい詞があれば、それだけで人をこうも感動させられるんだぜ!!」っていわれているような感覚にとらわれた。まさに様々な経験を経たヴェテランミュージシャンにこそ出しうる円熟した、それでいて決して熱さを失っていないロックスピリッツの結晶がここには集約されている。
【T2−2001年11月9日;89pt】

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