このぺージに載っているアーティストの順番は、無作為に並べています。
KORN

私は、このバンドを単なる「オルタナティブ」とは、思っていない。というより、オルタナという曖昧な表現は、似合わないような気がするからだ。
もちろん、単なるミクスチャーとも違う。彼らの、あの重い音と、ジョナサンの絶叫にも近いヴォーカルは、他に類を見ないほど凄まじい。
だからと言って、オルタナと言う曖昧なもので彼らの音楽を表現したくはない。(そもそも音楽のジャンルってものは曖昧で、定義するのがむずかしく、人それぞれの考える定義というものも違ってくるけどね。)
ならば、私なりに思うKORNの音楽ジャンルは、メタルでいいと思っている。もちろん今までにないタイプではあるのだが。
特に最近は、メタリカと一緒にツアーをしたり、ちょっと前にはリンプともやっていたように、でかいアリーナツアーなどを見ていると、ますますメタル的になってきていると思う。
ただ、今の時代、メタルその物もかなり拡大解釈され始めている時なので、この在り来たりな表現が正しいかどうかはもう少し時間が経って、KORN自体の変化を見てみないと解らない部分もあるが・・・。 それにしてもジョナサン最近太りすぎ・・・。
LIMP BIZKIT
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いつの間にか、アメリカ最大のロックバンドに成長したリンプ ビズキット。多くの日本人でミクスチャーといえば、彼らの名前を思い出す人が多いであろう。
それほどリンプの人気は凄まじい。彼らのデヴューのきっかけはKORNのジョナサンにリンプのヴォーカル、フレッドがタトゥーを通じて知り合いになっり、それがきっかけでデヴューすることになったのは、有名な話。
リンプの初期の楽曲は、どうしてもKORNの影響が強く、オリジナリティー欠けるところがあった。しかし、2ndアルバムではHIP-HOPを前面に押し出しほぼ完全に"脱KORN"を成し遂げた。
でも最新の3rdアルバムでは、正直???、と思ってしまったところが多い。2ndでの音の重たさや歌詞のおもしろさなどが、あまり目立たなくなっていたのである。なんかやたら怒りまくってるし・・・。
これはおそらく、彼らの良くも悪くも成長した姿であろう。
良い部分とは彼らの最大の武器である「ノリ」にある。あのどんな趣味の人間でも乗せてしまいそうなグルーヴ感と、LIVEでの少し慣例的ではあるが迫力があり楽しめる盛り上げ方は3rdアルバム後に更にパワーアップ。
悪い部分とは、彼らに対して今まで批判をしていたマスコミやミュージシャンに対する反撃の答えである。3rdアルバムでの「怒りの詞」がその答えだと思うのだが、それならばかなり期待はずれ。もう少し文学的な反撃がほしいし、あれではただの口喧嘩で終わってしまう。
ただリンプはまだ自分達の音楽を探しているように感じられ、これからどうなるかが楽しみなバンドの一つでもある。
それにしても、彼らほど多くの人に、賛美と罵声を同時に受けているアーティストもめずらしい。必ず評価のあとには、批判が与えられる。その理由は恐らく、急激に売れまくり、あっというまにロックスターになってしまった反動からであろう。
特に最近は、エンターテイメント性を重視し、更なる賛美と罵声を受けている。
METALLICA

左が過去 右が現在
私がメタリカを知ったのは高校生の時に友人に薦められアルバム「Justice For All」を聴き、それ以来尊敬するバンドの一つになり、今でも最前線で活動している事に一人の音楽ファンとして敬意すら感じてしまう。
それは多くのロックバンドも同じことを感じているのだろう。
91年発売のアルバム「METALLICA」で驚異的なセールスを記録するのだが、この頃のロックシーンは俗に言う商業ロック全盛の時代。その一端を担うかたちになったメタリカは後に訪れるグランジとは全く違った音楽性であったのだが、グランジシーンの代表的なニルヴァーナもパールジャムも彼らの事は尊敬していると聞く。
パンクにも通じるグランジシーンのミュージシャンが彼らの事を素晴らしいと言うのは、商業的な面とは反対に純粋な音楽への「真面目さ」と「誠実さ」がメタリカの音楽スタイルには感じられたのだろう(彼らの詞を見ると真面目というのも変な話になるのだが・・・)。
そうでなければ、多様化され続ける現在の音楽シーンで彼らが愛され続けるのは難しいだろうし、彼らとてそういった真面目な部分が無ければ20年も活動できなかったかも知れない。
その後メタリカはテクノアレンジやオーケストラとの共演など様々な変化を見せ、大量のライヴをしたり若手バンドとのツアーなどもこなす、まさにエンターテイメントとアーティスト性を両立させる、現在のロックシーンのお手本のような存在になっている。
話は変わり、メタリカが大ヒットした頃の日本はと言えば、今考えれば悲惨な物だった・・・。
メタリカやパンテラのコピーとも思えるようなバンドが大量発生し、バンドブームに乗ってその規模を拡大させていったのだが、現在でも残っているバンドはもはやいない・・・。
いつの時代もそうなのかもしれないが、流行に任せるとロクな事が無い。現在大量発生しているミクスチャー、へヴィーロックバンドは10年後にはどのくらい残っているのか・・・。出来る事ならメタリカのような真面目さを持ったバンドが見てみたい。
NIRVANA

ニルバーナ・・・もはや、私が彼らについて今さら説明するまでもないですね・・・。と言うよりすでに、語り尽くされた感がある。
特に、Vo.カート コバーンの死については、ファンや著名人のあいだで、彼の死の謎、死に至るまでの経緯を、かってに分析している。あたかも彼の死を目の前で見てきたかのように・・・。
日本でも、尾崎 豊、HIDEなど、謎めいた死にかたをした、アーティストに対して不要な詮索をする輩が多いというのは、非常に悲しいかぎりである。
ファンはまだ、愛情の裏返しで「アーティストの真実を知りたい!」という気持ちがあるので、まだ良いのだが。
何はともあれ、ニルヴァーナがロック界にあたえた影響は大きいだろう。当時、80年代後半から、90年代前半のロックは、商業ロック全盛の時代であり、(レッチリなど商業的ではないものもいたが、アプローチの仕方が違うので除く)加工されたロックが主流であった。日本ではバンドブームが終わりかけの時代。
その時代に、私服?で登場し、ほとんど素に近い音を爆音で演奏したのだから、アメリカロック界の衝撃は計り知れないだろう。当時、高校生だった私は、バンドブームというものに、イマイチ馴染めず、クラッシュやイギーポップなど古臭い(失礼)ものを聞いていたが、彼らの登場で新しい(実際は古い)世界を知った気がした。
彼らのアルバム「ネヴァーマインド」から「イン・ユーテロ」への音楽性の変わり方は非常に奇妙である。
カートの精神状態を如実にあらわしたものなのかもしれないが、当時はこの変化についていけなかった。
ここまで内面的な憂鬱を音楽にたくしてしまうと、共感を超えて疑問になってしまう。
商業的なものから音楽がはずれ、曲が心情を表現する手段になると、こうなってしまうという一つの例だったと思う。
マスターベーションと感じるか感じないかは聴く側の問題。