■VOICE
神戸チキンジョージ(2001.11.15)
「実力派ミュージシャンを揃えました!」。
そんな心くすぐるキャッチのイベント、「VOICE」。
はてさて、浩ちゃん以外の出演者はしかし、知らない人ばかり。
このイベント、同じメンバーで西日本各地を巡るらしい。
今回の宮本浩次「いつも一人で(狩)」西日本ツアーは、
単発ではないだけに、どんな風に浩ちゃんが転がって行くか、
ってところも見どころだったかも。
しかし。1日しかライブに行けない私にとっては、
それはもうフラストレーションたまりまくリ!の
西日本(狩)WEEKでした。
私が行ったのは西日本(狩)ツアー3日め、神戸チキンジョージ。
会場にはテーブル席があって何だかゆったりとした雰囲気。
いい感じだ。私とうみねこはフロアの真ん中へんの席へ。
初手は千綿ヒデノリ。
MCによると、今回の「VOICE」、発起人は彼だそうで。
年齢の割になかなかしっかりしたナイスな若者だ。よし。
アコギ一本で奏でる曲は、どれも割とすうっと入っていける曲でした。
お次は染谷俊。ピアノで弾き語りのスタイル。
途中どこかで楽器を変えるんかな、と思っていたが、
最初から最後までピアノ。声はややハスキーで良い感じだ。
会場からは「染谷ー!」と女性ファンから声がかかっていた。
染谷氏はロッカーゆえ抵抗ないのかな。いいのか。呼び捨てで。
続いては黒田倫弘。
彼の上腕部の力(ちから)コブを見て、
凄いなー、いー肉付きだなーとか思ってたかな。
スツールに座って黒田氏が唄う隣には、2番手の染谷氏が!
これって染谷ファンには嬉しいやろうねぇ。お得だわ。
にしても染谷氏、華奢。シャツに着替えてたし、
最初、え、女の人?とかと思った。
そしていよいよ。
本日のトリは、浩ちゃん。何たって大物ですからね。当然?
しかし、その時。時刻は既に9時を回っていた。
こんな時間からの出演?
あんまり唄ってはくれないんじゃなかろうか・・・。
ちょっと心配。
浩ちゃんは、鮮やかなブルーグリーンのプルオーバーのシャツ姿。
襟と袖口が茶色の切り返しになっていて、何ともまた素敵に爽やか。
先の染谷氏や黒田氏が、ノースリ・革パン・ピアスという、
いかにもミュージシャン然とした格好だったので、
何だかちょっと、良かった。
登場と同時に、お客は席から立ち上がりかけたのだが、
浩ちゃんは座るよう、やんわり手で制していた。
座るがよいってことなのね。ふうむ。
1曲目は『春の詩』。
私はあんましギターのことは良くわからんのだが、
浩ちゃんのギターって、
なんであんなにいろんな音がするんでしょうな。
2曲目は、『リンゴ』。
久しぶりに聴くような気が。
「Cozy-timeツアー」以来じゃないかな?
この曲、私、大好きなので嬉しかった。
相変わらず素晴らしい名曲ぶり。
ここでMC。
西日本(狩)は、メンバーの方々はワゴンで移動するらしく。
座席は毎回くじで決めるそうだ。
昨夜は、広島から神戸までの長い道のりであるにも拘らず、
浩ちゃんは、一番悪い席(=補助席)、を引いてしまったそうだ。
しかし、浩ちゃんは補助席には座らず、
空いている後ろの荷台のスペースを使い、
そこに敷物を敷いたり電気をひいたりして、
快適な環境(本人曰く、「王国」)を築き上げたそうな。
一生懸命なお姿を想像すると、かなり笑けます。
この王国、他の「VOICE」メンバーからも、ちょっとした
羨望の眼差しを浴びているようであった。
千綿氏のMCで、彼は明らかに羨ましがっていると見たが、
どうでしょう?
実は、「VOICE」の若者連中に囲まれて浩ちゃんは一人孤立、
しちゃってるんではないかと少々気を揉んでいたのだが、
(だって染谷氏や黒田氏なんて、カッコからして明らかに毛色が違うもんね)
「VOICE」ワゴンツアーは思いの外和気あいあいとして楽しいようで、
何よりでした。
続いて、ボサノヴァ調『邪心(OK!スレンダー)』。
MCで、最近話題になっていた、
既婚者&子持ち疑惑について触れる。
結婚はしてません、と厳かに述べた後、
「(こんな話題は)何だかアイドルみたいですね・・・
いや、アイドルなんです」
と自分で言って、くくっと受けておられました。
噂があったのは、
最近の曲にそういったものが多かったからだろうが、
誰かになり切って曲書きをするのは
今に始まったことではなく・・・と、
『冷たいアイスティー』へ。
おお!素晴らしい!この淀みのない流れるようなMC!
去年10月の絶句、いや間違い、ZEPP OSAKAでの、
壊れかけ面白MCの頃とはまるで別人のよう。
うん。最近の浩ちゃんの、スム〜ス〜なMCを聴いていると、
ああ、浩ちゃん成長してるんだなぁ・・・と感心してしまう。
いや、でもまた是非!壊れて欲しいものだ。
次回は、ファン待望の、久々壊れかけオチ無しMCを期待。
『だいたい彼女は...』。
何だかドラマチックなアレンジで新鮮。
この曲って、私ずっと失恋ソングと思っていたのだ。
楽しかった日々を後になって思い返している感じ、
がしないでもない。
「♪いつかまた来れたらいいね」の「♪ね」のところって、
「いやしかし、来れなかったのだ・・」
って空気を含んでるような気が。何となくする。
しかし、この日の『だいたい』は全然哀しい空気がなかった。
楽しい楽しい、『だいたい』。椅子に座ってぐぐぐ。
ここでまたMC。
え、ミスフロンティアの女神って橋本聖子なの?ちゃうよね?
複雑な気持ちで聴く、『午後のパレード』。
ここで浩ちゃんは手許のテーブルにあるドリンクを勢いよくがぶ飲む、
のはいいが、
だっっっらーっ
と、飲んだ量のおそらく倍ぐらいを床にこぼしてしまう!
会場爆笑!
瞬間、浩ちゃんは、めーっちゃいい笑顔してましたね。
「それくらいノってるということです」と、
♪言い訳ないよ、浩ちゃん。
パタパタと走って、浩ちゃんが舞台の袖から取り出して来たのは、
タオル、と思いきや、いや違う、ハーモニカ?と思いきや。
草笛のような音色の楽器。
カズーだ!
ハーモニカハンガー(とでもいうのか?肩で固定するツール)みたいなので、
肩から吊り下げる。
私は実物を見たのは初めて。ほうぅ〜、こんな風に吹くのね。
うみねこはライブ後、カズー買おうかなといっていた。
うみねこよ、カズーに狩られてどうする。
確かに音色は何となく間抜けで心地良い。
浩ちゃんはカズーで『Sunny Side of The Street』を何フレーズか奏で。
「♪ピップ!」
カズーを鳴らす浩ちゃん。
ざわざわ・・?? 呆気にとられる客席。
「♪ピップ!!!」
浩ちゃんはうつむき加減で再度カズーを鳴らす。
立って!と言ってるのね?
笑いとともに立ち上がる会場の客。
ああ、もう、座るも立つも浩ちゃんに言われるがまま、の我々。
カズーで始まったのは『ポルサリーノ』!
これはもう、愉しかった〜〜!の一言に尽きますねえ。
皆ずっと立ち上がりたくてウズウズしてたんじゃないかな?
会場中が大盛り上がり。
最後は『Sunny Side…』に戻って、終わり。
「ありがとうー!」
浩ちゃんは関西弁(?のように聞こえた)のイントネーションを残し
ステージを去る。
が、しかし・・・拍手が鳴り止まない。
なんじゃこれはぁぁぁ・・・?
けれど今日はイベント。ワンマンでもないのに、アンコールなんてあるんだろうか?
アンコールあるようなないような、微妙〜な空気にもめげず、
期待を込めて、辛抱強く、拍手は続き・・・。
そして!浩ちゃん登場!何と異例のアンコールだ!!嬉しい!
さて、アンコールの曲。
「テーブルが丸かったので」
と浩ちゃんが言った瞬間、会場がわっと湧く。
このキイワードでこれだけ凄い反応って!
さては今日のお客は皆、隠れコージャーだったのかぁぁ?
曲はもちろん『A〜ha under the moon』。
「♪洗い流そーうー」で会場中が合唱!気持ち良かった〜。
サイゴにサムシンハプン。
浩ちゃんはギターの弦を一本、すっと外す。
さり気ない感じだったが、もしかして勢い余って切れたのかも。
曲が終わると拍手も構わず、一気にまくしたてるように浩ちゃんは会場に宣言を。
この刺激を糧にいいものをつくるのでまた会いに来てください!
とのこと。
ええ、もちろん!必ず会いに行きますとも!
歓声の嵐、でしたねー。
そして、素晴らしい刺激をくれた人々を紹介します、と「VOICE」のメンバーを呼ぶ。
浩ちゃんは「カモーン!」とか言っちゃってました。あらー。
ステージには千綿氏、染谷氏、黒田氏の面々が。
で、何故か始まったのが、公開座席くじ引き大会。
これから神戸から大阪まで移動、だそうで。
ものの5分前まで熱唱してた人が、今は普通にくじ引いてるなんて、何だか不思議な感じでした。
これってもしかしたら、興冷め、って思う客もいるかも知れんが、
こんな素のシーンを見れるのは凄い。
何より浩ちゃん、楽しそうだったしね。
ああ、面白かった。
最近心が大荒れ模様だったのだけれど、この日は何かふと晴れました。
浩ちゃんに感謝。
今日の唯一の不満は、
チキンジョージで出た、何の肉かすらよく分からん晩ご飯くらいかな。
翌日お腹壊しました
(予想に反し、フードは鍋じゃなかったねっ、Aちゃん!)。
まーでも、それくらいのちっさい不幸でもないと悪いくらいの、
いいライブでした。
今年の浩ちゃんライブは、私は今回で打ち止め。けれど満足。
2000年は「♪出ていってくれぇ〜」で終わり。
2001年は「♪洗い流そーうー」で終わりつつある。
『A〜ha under the moon』での締めくくりって、
何か縁起良さげかも(無理矢理)。
・・・・・
東京も行きたいが、ま、よしとしよう。
東京も行きたいが、ま、よしとしよう。。。。
(にくきゅう)
戻る