妖精
ぼくの知人に「妖精が見える」人がいる。
その人と歩いていると、「あ、いま木陰にいた」とか云う。
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【妖精】
ケルト神話に出てくる人間のカタチをした小さな生き物。
森や河など自然に住んでる。日本に妖怪がいるように、
昔のケルトの人々が、自然現象や理解不能なことを擬人化したものだろうと考える。
「こびとの靴屋」は好きな物語の一つ。
もののけ姫の「こだま」やトトロもそうなんだろうな、と思う。
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その「妖精を見る」人が云うには、
「大きい声では言えないけれども、ちっちゃい声では聞こえんねん。キャッキャッ」
とかいつも1人でうけてるんで、会話にならへん。
ときどき、秘密体験を教えてくれる、
「森に行くとな、木のシャワー浴びれるねん、金色の輝いて降ってくるねん」
ぼくが「フィトンチッド」ってやつ?見えないよ、って返すと
「それが見えんねんなぁ。こだまちゃんもいるよ」
ぼくはきっとこの人は、「見えてる」んだろうなって思ってる。
だって、すっごい幸せそうだから。
でも、その人、主婦、なんだよねぇ。
夜な夜な、旦那に吹きこんでるらしい、そして今では
夫婦ともども見えるようになった、そうだ。
う〜ん、きっとすばらしいことなんだろう。。。。
話は変わるけれど、
世界で唯一妖精がいる国がある、それは、
アイルランド
ケルト民族の末裔であるアイルランドには、今も人々の心の中に妖精が住んでいる。
僕はこの話は司馬遼太郎の「愛蘭土紀行」で知った。愛蘭土=アイルランド と読む。
アイルランドには、道路標識に「子供注意」「鹿注意」などと一緒に、
「妖精注意」
の看板があったそうだ。司馬遼太郎は目撃できなかったけれども。
僕が今、最も行きたい国の一つ。
大いなる夢、「世界一周目」の達成には欠かせない国。
いつか妖精を見に、行きたい。
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