1991.3.3 / This is talking for 10th Anniversary
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■浅井■
俺達、中学ん時に、その頃イリサのドラムの倉庫になってるアパートの3畳間にいつも集まってて、それが今のこの形の発端になってるんだよね。
そのアパート、学校のすぐ近くだったから、休み時間とか、時には授業中とかもその部屋に行ってたむろして。煙草を覚えたのもその部屋だったし、酒を覚えたのもその部屋だった。
一回、急アル(急性アルコール中毒)で死にそうになった事があって、そん時なんか、ヘロヘロになってる俺の横で、他のメンバーが代わりにウチの親に叱られてたりして。
すごく狭い部屋だったけど、いつもみんなで集まっては楽しくやってた。
もしかしたら、自分の家よりも居心地良かったのかも知れない。
その頃、暴走族とか学校内暴力とかの全盛期で、俺達も結構そう言う友達多かったから引き込まれそうになった事もあるけど、「俺達はBANDをやってBIGになるんだ!」と言う共通の夢を持っている事が出来たから、まともでいられたんじゃないかなぁ。
俺達の夢の出発点が、その3畳間だったんだよね。
■入佐■
横浜の小さなLIVE HOUSEで僕達は成人式を迎えた。
仲間のBANDが次々にデビューを決めて行く中、僕達だけ全然話が進まなくて悔しい思いをしている時だった。
それまで1度だって自分の運命を疑った事なんてなかったのに、焦りから来る不安が段々頭の中を支配し始めていたんだ。
だけど、その日集まってくれたファンの子の目は、キラキラしててワクワクしてて、落ち込んでいる場合じゃないぞぉ!って気持ちにさせてくれたっけな。
LIVEの最後にGood-bye Teen-ageを大合唱して泣いた。
たった半年後に誰よりも華々しいデビューを飾る事も知らずに。
いつだってステージに立って客席を見渡すと、ドキドキしてワクワクして、その場所を中心に地球が廻っているような気分になるんだ。いわゆる、カ・イ・カ・ンってやつ。
渋谷公会堂の成人式で、記念のアルバムを貰えなかったからちょっと悔しかったけど、それよりも100倍位、感動的な成人式だったね。
■益田■
なんて言うのかな。5人以外には解らない会話ってゆーか。
いつだったか、誰に言われたのかも忘れちゃったけど、お前ら5人で喋ってると、何言ってんのか全然解んないよって言われた事があって。
その時はどう言う意味か解らなかったんだけど、そう言えば、俺達の会話ってまるで暗号みたいだなって、ふっと思った。
「これってさー。あん時のあれみたいじゃない?」「あぁ、ってゆーか、どっちかって言うと、ほら、こないだの...」「あぁあぁ、あれね。」
これじゃぁ確かに他の人に解るはずもない。
考えてみれば、BANDの事以外でも、遊びに行くのも、バイトに行くにも、何をするにもいつも一緒に行動してるから、俺達にしか解らない暗号みたいな会話...が出来上がってしまったのかも知れない。
■渡辺■
81年3月、俺達は、今は無き新宿の無名LIVE HOUSEで初めて自主LIVEを開いた。
その日の為に、春休みの間は毎日練習に励み、チケットも手作りで、入場料は100円。
とにかく多くの人に見てもらおうと、中学時代の友達を狭いホールに目一杯呼んでのLIVE。
その頃のテープを今でも聞いたりするけど、とても懐かしい曲があったり、ここで間違えた時、友達が俺に向かって笑った事を思い出したり。
俺の親父がMCの途中で突然乱入して来て、集合写真を撮ってくれたって言うハプニングもあったね。
とてもぎこちない演奏・歌ではあったけど、人前でやったと言う満足感と自信は付いたね。
そんな事を繰り返しながら、今の俺達が存在し、10年経った今も同じメンバーで、ステージ上で共に汗を流している。
きっとこのメンバーとは一生付き合っていける関係なんだろうね。
■広部■
10年間BANDを続けて来た。色んな事があった。時には喧嘩をしたり、罵り合ったり。
でも、それは兄弟喧嘩みたいなもので、ごく自然な当たり前なものだった。
俺達は友達同士じゃない、家族だ。The Blimp Clubと言う家の。
ガキの頃から10数年、俺達はこの家をずぅっと造って来た。そして今、俺達は改めてそれぞれの夢を求めて旅立つ事を決めた。
でもそれは、The Blimp Clubと言う家が確かなものになったから。それぞれの夢を追えるようになったんだと思う。
そしてこの家、20年、30年経ってもずぅっと建ち続けるだろう。
絶えず音楽を流しながら。絶えずステージをやりながら。
だから、浅井は浅井の夢を、入佐は入佐の夢を、益田は益田の夢を、渡辺は渡辺の夢を、そして俺は俺の夢を達成する為に目一杯頑張り続けるつもりだ。少年の瞳のままで。
だからみんな応援して欲しい。よろしく!!
最後に一言。「兄弟共、頑張れっ!!」
♪10年 ときが経てば大人になってくけど
夢だけは忘れない 少年の瞳のままで...
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