■大槻ケンヂ■ のほほん学校 2時間目
'98/09/23
<新宿LOFT PLUS ONE>
こんにちは、とーやまです。のほほん学校2時間目に行ってきました。
ロフトプラスワンでは、始まるまで、TPMの野外ライブのビデオが流れました。
授業開始は、予定よりも少し早い7時15分でした。
レインボーマンのオープニングが映像と共に流れ、大槻さんが登場。
「一曲歌いまーーす。」と、いって、プカプカをカラオケで唄ってくれました。
ちょっと歌詞を間違えたりして、しまったーー! (>_<)って顔したりするのが
かわいかったです。
大槻さんの最近一番気になること・・・と言う話題では、
「やっぱりTOSHIさんの事でしょー。」「何を信じようと信じまいと個人の自由だけど、
シャツの第一ボタンは、はずそうよー。(会場笑)あと、セーターはおってるのが
気になって気になって・・・(笑)」と、言ってました。
それからUGSの募集したテープの事について紹介していました。
喉を手のサイドで(チョップする様に)小刻みに叩いて曲を演奏するという
独創的なプレイで、大槻さんを鬼の様に感動させた人がいました。
会場の人達も大槻さんの面白い説明に大受け。
「これをCDにするのはさすがにどうもなぁー・・・(笑)」と、大槻さん。
しかし、そのテープを送った方は私も知ってる某Mさん・・・
後で、「よかったねー、大槻さんに大受けだったみたいだね! 」と、言ったら
本人は恥ずかしくてその後インドの話しを聞いてるどころではなかったそうでした。
そっかー、受けねらいじゃなかったのね・・・(^_^;
インドの話に入るとき、大槻さんがインドに行った時の映像が流れました。
平成三年に毎日放送で放映されたという、「爆風少女帯のインド大旅行」という番組です。
映った大槻さんの姿に会場からどよめきがおこりました。
うわー、七年前ですか・・・若いです。そして色が白い。あっ、それは今もか。(笑)
そして、ゲストのこのインドの旅行にも同行した構成作家でシンガーソングライター
でもある倉本さんが呼ばれました。
倉本さんいわく、その番組の出演予定者は、もともとは渡辺香津美さん
(有名なギタリストさん)だったとか・・・
なぜ、渡辺香津美から大槻ケンヂになるんだー!」と、大槻さん。
「いや、ギタリストがいいなぁー、って事だったんだけど、だめになっちゃって。
俺も知らんかったんだけど(君に)決まっちゃってさー。(笑)」と、笑いながら倉本さん。
うーーん、ぜんぜん説明になってない・・・(笑)ちなみに倉本さんは、
「ひとりごっつ」(後の「松ごっつ」)というダウンタウンのまっちゃんの番組で、
大仏さんの声をあてていた方だそうです。
あと、ダウンタウンDXで「私の名前を当てて」ってクイズのモノの声を出してる人
だそうです。そうとは知らずびっくり。
会場のみんなも知らなかったみたいで驚いていました。
そのあと、バックパッカーでもあり、旅行記も書いてらっしゃる蔵前仁一さんが
ゲストでいらっしゃいました。
どんな猛者が来るのかと思ったらこざっぱりした、すっとした体型の人でした。
アジアはだいたいまわったという蔵前さん。
インドのカルカッタは刺激が強いという話をしました。
大槻さんは、カルカッタについたばっかりの時に起こった交通事故を
「オーケンののほほんと熱い国に行く」の本文を引用し、ビデオを交えて説明していました。
そして、ホームレスの多さに驚いた話しをした時、
「あの人達はあの後どうなっていくんですかねー。」という、大槻さんの言葉に
蔵前さんは平然と、「死んでいくんです。」と、言いました。
会場も大槻さんも、その淡々としていて現実味があり、そして当たり前と言えば当たり前の
回答と、その間の妙に、「あははははぁぁぁぁーーー。」と感心しながら笑ってしまいました。
インドで死んだ人はどうなるのか・・・やはり河に流されるそうで、
火葬してもらえるのはマキが買えるお金がある人だそうです。
「死んだ時にマキが買えるだけのお金を服に縫いつけておいて、
行き倒れて火葬場に運ばれた時に服からお金とってマキ買って火葬してもらうんだって。」
「だからお金がちょっとだと、マキが少ししか買えないからちょっとだけ焼いて
河に流しちゃう・・・。」普通の口調で話す蔵前さん。
大槻さんそこで感心したように
(その情景が!?)「ロックンロールだなぁぁぁぁ! パンクだよねー!」(会場笑)
その後ビデオの続きを時々見ながら会話は続きました。
ビデオは途中から爆風スランプのパッパラー河合さんも出てきて、インドの町なかで、
「ウィーアー爆風少女たーーい!」と二人して叫び、日本印度化計画を歌ったり(^_^;
★ものすごい人が集まっていた(この時ものすごく怖かった←大槻さん談)
有名なシタール奏者の所へ二人で行ったり。
野外で大槻さんがギターを持ってスモークオンザウォーターのイントロを弾いている所が
映ったりしていてあまりの珍しさに凝視してしまいました。(^_^)
河合さんは、ものすごいハードなスケジュールを押して来てくれたそうで、
その後、「だまされたー。」と、 何度も言っていたとか。
インドに行った時、大槻さんは蔵前さんの書いた本「ゴー・ゴー・インド」と
沢木耕太郎さんの「深夜特急」を持って行ったそうです。
「この2冊とねー、猿岩石は罪だよ。旅行行きたくなるよねー。」と、大槻さん。
確かにみんな影響力ありそう・・・インドの物価はやはり安くて、バックパッカーの
泊まる安宿の値段は百円以内だそうです。
6人くらいで一部屋だと、五十円くらい。でも、虫が出たり衛生面がちょっと不安みたい。
バックパッカーの中にはドラック目当ての人も多いとか。
今は無いそうですが、バンコクの某ホテルでは、お金をつめば拳銃やマシンガンも
どこからか調達してくれたとか・・・そこに泊まった事のある大槻さんは驚きつつも、
「えぇー、俺が泊まったとこで拳銃売ってたの?!うちのメンバーの内田に教えてあげれば
よかったなー。(笑)」と、言ってました。(^_^;
やたら怪しいそのホテルでは、年間で2〜3人の日本人旅行者が急性麻薬中毒で
死亡していた。と、いう話しだそうです。
それ聞いて、大槻さんは、困った様な表情になって、言葉を選びつつ、
「二十代とか若い人はドラックに興味あるんですよ・・・そういうの良くないとか、
面と向かって言うのダサイとか思うんだけど俺、ホント嫌いなのね、ああいうの。」
「バックパック(旅行)で、一番キケンなのってドラックだと思う。」
いつになく本気な様子の大槻さん。著作物では、よくドラッグについて書くけれど、
基本的に反対論者なのですね。回りにそういう人がいるからなのか・・・?
インドも以前よりも多少ドラッグの取り締まりが厳しくなった様ですが、
やはりつかまらない人が多いから売る人が後を断たないとのお話。
蔵前さんのお話では、インドにいるとどんな人の部屋にでもある日突然警察が
踏み込んで来て、抜き打ちで持ち物の検査をするそうです。
インドよりも怖いのはタイで、麻薬所持でつかまると保釈金を何百万もつまないと、
出してもらえないそうで、誰も助けにきもらえない日本人がごろごろ留置されてるとか・・・
(そういえば、私もそんな事を特集した番組を見た事がある気がする・・・)
今回の話しでかなり印象的だったのが、パックパッカーの中での有名人の話。
蔵前さんの知ってる有名人のその一人、「コメットさん」。
愛と光の旅人というのがキャッチフレーズだそうで・・・
隣で聞いてた倉本さんがすかさず、「なんでキャッチフレーズなんかいるんですか?」
(全員大笑い←良い間合いです♪)
「Come To Sun」で、コメットさんと呼ばせているらしいその人、
キャッチフレーズや詩が書いてあるチラシを旅の間配っていたから有名になったとか。
お金はないけど、女好きなコメットさんの普通ではないエピソードを聞いて大槻さんは、
「それは、だだの頭のおかしい人なのでは?」と言うと、蔵前さんは、うーむと考えつつ
「そう・・・、とも言う。」と一言。(会場大笑い)
そんなコメットさんと蔵前さんは一緒に旅した事もあとか。
でも、やはり一緒にいるとひどい目にあうそうで。(^_^; 蔵前さんは、アジア中を旅して
三回くらいその人に遭遇した事があるらしいのですが、会ってしまった時は
「あぁー、またコメットだ・・・」と思ったとか。
その言い方がとてもおかしくて、みんなで爆笑してしまいました。
その他にも有名人で「びわ法師」という人がいたそうです。
蔵前さんは実際に会った訳ではなくて、その人のウワサだけ聞いたそうです。
蔵前さん一応念を押す様に
「あのー、びわ法師って言っても食べるビワではありませんから。」
すかさず倉本さん「そんな法師はいませんって。」
あぁぁ、大仏さんの突っ込みと同じだーー。(笑)
コメットさんの話で蔵前さんが思い出した様に、「一度葉書が来た事がある・・・」と
言いました。その葉書には、「ハレー彗星を追いかけています。」と書いてあったそうです。
その葉書をもらってから数年後蔵前さんがタヒチに行った時、泊まった所に置いてある
ノートを見たらちゃんと「愛と光の旅人」と、書いてあったそうです。(爆笑)
大槻さん、「じゃあみんな旅に出たらコメットさんの痕跡を探そう」
蔵前さん、「でも、コメットの直後に行くと、殴られるかもしれないよ。」
大槻さん、「えーー、なんでー?!」
蔵前さん、「コメットは、現地でたいがいトラブルを起こすから、そこの人が日本人は
みんなコメットみたいだと思って嫌がられるから。」
大槻さん、「どこが愛と光の旅人なんだー!」(大笑い)
蔵前さん、「だから、こまったさん・・・っていう・・・いや、これ本人がいってたんだけど。」
会場からわき上がる拍手&笑い
大槻さん、「最初からコメットさんじゃなくて、こまったさんって言えー!(笑)」
国境を越える事について、日本人の感覚ではとても大変に感じるけど、
長く旅行している人にとっては、ただビザが取りやすいかどうかが気になる位
と言う蔵前さん。
大槻さんが、「ずっと旅行してると、日本の生活に合わなくなってきちゃう人って
いるんでしょうね・・・」と聞くと・・・やはりそういう人はいるのだそうです。
蔵前さんのお友達もアジアをずっと旅行してて、お金が無くなると日本に帰って働いて
50〜60万位貯めてまた旅に出るそうです。
アジアの中だったらそのお金で一年はぶらぶらして暮らせるとか。
確かに魅力的ですよね。「おすすめはしないけど、若いうちは面白いですよ。」と、
蔵前さんは言ってました。
蔵前さんのお話もとても魅力的ですが、本はかなり影響力があるらしく、
筋少のサポートキーボーディストの秦野猛行さんも蔵前さんの本を読んでバ
ックパッカーになってたとか。
チベットかどっかで高山病にかかったり、メキシコのほうまで行って
日本の新人プロレスラーが修行の為によく泊まる宿にとまって、
グレートサスケか誰かに会ったとか、逸話があるそうです。
う〜ん、秦野さんってばワイルド〜♪(^_^)
音楽する人は旅をするときどこを目指すか・・・という話しの時出た町の名前がゴア。
そこは世界中のヒッピーがあつまる町で、満月の夜になるとドラッグを飲んで
音楽をかけてフラフラになるパーティーがあったそうです。
今は取り締まりが厳しいので、ドラックはどうかわかりませんが、
DJがちゃんといて、PAとか凄いの設置してパーティーしてるらしいです。
その後、ガンジスで沐浴する大槻さんのビデオが流れました。
ベナレスという町の様子が写しだされます。
目を細めて何かを思い出そうとしている様な表情の3人。
きっと、画像を見つめている大槻さん、倉本さん、蔵前さんは、確実に現地の暑さや、
匂いを、自分の回りに薄いベールの様に再現しているのだろうなぁ・・・と、
私は少しうらやましく感じました。
最後にバックパッカーをやってみたい人へ、その心得は何ですか?と、いう質問を
大槻さんが蔵前さんにすると、「のんびりやること、のほほんとリラックスする事、
最初は怖いけど何度も行ってリラックス出来る様になると、旅が楽しめる。」
と言ってました。
蔵前さんの著作物・・・最新刊は、旅行人という雑誌の傑作選というのが出てます。
以前大槻さんと対談した記事も載っているそうです。
文庫では、「旅時々沈没」・「ホテルアジアの眠れない夜」が講談社文庫が出ているそうです。
「ホテルアジア〜」の方は、大槻さんと蔵前さんの対談が載っているそうです。
それから「オーケンののほほんと熱い国へ行く」の文庫では、倉本さんが
解説を書いてくれているそうです。
ふと、見るとギターをごそごそと抱えだす倉本さん。
「オーケンののほほんと熱い国へ行く」でも書いてあった、旅先でギターをひいて
歌った様に、倉本さんのギターの音が響きます。
斉藤哲夫さんが昔唄っていた「悩み多き者よ」を倉本さんと大槻さんが二人で歌いました。
音量が凄くおおきかったけど、何か迫るものがあるというか、迫力がありました。
ハモっている所は大槻さんの声がとても綺麗でぐぐっと来ました。
倉本さんは、シンガーソングライターもしていて、「松ごっつ」のエンディングに流れていた
「しあわせ」という曲を唄ってらっしゃったそうです。
次回の「のほほん学校」は「のほほん学校秋の文化祭」と称してTPMライブがあるそうです。
チケットはFC先行販売があるそうなので、会報を発送する時にお知らせが同封されるそうです。
それと、のほほん学校では遠藤ミチロウさんをいつかゲストに呼ぶと予告していました。
今回は、蔵前さんのひょうひょうとした中にも深みのあるトークがとても面白くて、
笑ってばかりいました。
満員御礼の狭い空間で2時間以上いましたが、時間を感じさせないほどの内容で
とても楽しかったです。
<1998年09月28日・とーやま>