プレゼントは
「・・・あ〜あ・・・」
自分の部屋のベッドに座って、大きな溜息をつく。
溜息をつくと幸せが逃げる、なんていうけど。
今のには、逃げる幸せもない。
「なんで連絡1つないワケ!?信じらんない!!」
バフッ
クッションを壁に投げつける。
すると、棚から漫画がドサドサッと落ちてしまったので、
どうしようか30秒悩んで、結局拾いに行った。
「はぁ〜・・・」
溜息はもう止まらない。
誕生日だっていうのに、なんでこんなに虚しい思いしなきゃいけないの?
月日。
今日で、は歳になったっていうのに・・・
彼氏である森田剛は、会いに来てくれるどころか、連絡1つよこさない。
「忘れちゃってるのかな・・・」
視界が、涙で少し滲む。
でも、泣いても意味ない。
剛くんのいないところで泣いたって、涙の無駄だ。
何の意味も持たない涙になって、よけい虚しくなるだけ。
緩く舌を噛んで、涙を我慢する。
パーカーの袖で涙を拭いて、またベッドに座り直した。
けど・・・
「はぁ〜・・・」
溜息はとまってくれない。
〜♪
!!
剛くん専用の着信音に、すごい早さで反応する。
電話じゃなくて、メールだけど。
でもでも。
誕生日ネタじゃないわけないよね。
「『誕生日おめでとう。歳だな。今日は何もしてやれなくてごめん』」
・・・剛くんだ。
「『全然いいよ☆「おめでとう」だけで十分vv』」
送信、っと。
しょうがないよね。
お仕事、だもんね・・・
〜♪
「『本当にいいの?』・・・?」
どういう意味なんだろう・・・
『お仕事だもん、仕方ないでしょ?だってそこまで図々しくないよ?(笑)』
〜♪
「『そうなの?予想外れだな』って・・・」
じゃあ、こっちにも出方がある。
「『じゃあ、期待にお答えして(笑)・・・、剛くんが欲しいvvv』」
自分で送信したあと、ちょっと恥ずかしくなった。
でも、本当のコトだもんね。
〜♪
「『は本当に期待を裏切らねぇよな(笑)』って・・・え!?」
まさか剛くん・・・!?
「『タチ悪い〜・・・(><)で、くれるの?くれないの?』」
きっと、の答えがわかってたんだ。
反則だよ。
顔が緩む。
今、すっごいニヤけた顔してるんだろうな。
〜♪
「『俺でよければ、いくらでもやるよ』」
「『じゃあ、全部vvv』」
〜♪
「『了解。仕事終わったら、ソッコーお前の家行くから、食われる準備して待っとけよな』」
・・・。
「それじゃあ、まるでを剛くんにあげるみたいじゃない」
口を尖らせながら、返事を打つ。
「『準備万端でお待ちしておりますvプレゼントくんv』」
ケータイを閉じて、立ち上がる。
・・・さて。
シャワーでも浴びてこようかな。
*反省**
誕生日小説第2弾(笑)
メールのやりとりは、実際のものを参考にしましたv
今回は誕生日も変換可能にしてみました。
写真はTEFTEF様よりお借りしましたv