珠虫生前歌

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記憶が埋もれたあたりに 旗を立てた。

祈りと 夢想の指針だ。

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違う形をした僕らが 空を仰ぐ

降りしきる光線 あびて笑う

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ただひと粒の宇宙の砂だ。

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模索して 未だ途中の形態

天と地がせめぎあう此処で

最も自然なものとはなんだ

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僕らがこの場所に立つまでに

幾つのいのちを費やした

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幾億年の彼方から 歩み寄る君

牙と眼球を携えて 通りすぎる

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さあ、僕達はもう帰ろう

口をあけた太陽が 同化をうながす

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目的なき生命 持て余す生命

意志など持つべきではなかった

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さあ、僕達はもう帰ろう

僕らのいない未来へ

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koreこれ以上なににも 触れずに消えてゆこう

壊す事以外何も 僕達には出来ない

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灯した火は瞬時に 消せない業火に変わる

原始の闇を割いて 生命の灯を喰らう

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ながい ながい さけび

全てのものが聞いた

幾世代もの悲鳴

誤魔化す事はできぬ

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はりつめた 憎悪の視線

取り巻く大気さえ

悲しげな 憎悪の視線

許されざる者 我

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僕達はまだ 報復はうけていない

そう見えるものはまだ ただの自業自得

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僕は此処に立つべきじゃない

君は此処にたつべきじゃない

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全てのものが 願っている

ぼくたちの 静かな自滅

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やっぱり馴染んできたぞ

薄暗い部屋での 独り遊び

舞い戻ってきたぞ 

この感覚

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空間に充満する

僕のアウラア

還元されず 床に溜る

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原色ばらまいて

言葉散らかして

頭はどんどん重たくなって

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、、、沈没

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アルコールの海 浅瀬で溺れる

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テレビはいつも真っ青

窓の外に赤いサイレン

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ここが焼けるならイイのに

なんて 不謹慎な事思う。

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tu月夜徘徊

さむばでぃ えるす

死人だ死人だ

しにゆくもの

低く唸る 振動

弦の 響き

ああ

密閉空間

灰色の骨

蠢く肉

不躾に凝視する

カンケイ

無遠慮に踏み込む

テリトリ

異郷

恥晒

誰だ おまえ

誰もいないさ

誰だ あんた

誰でもないさ

ぼくはまだこんなとこ

うろついてんのか

だけど、でも

僕は僕でいっぱいになって

君はどこにもいないよ

わっ でぃどゅぅせい?


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我を忘れるというのか、

陶酔するほど美しい、陽と影の

冷たい静寂の中へ

そのまま 流れだしたかったんだ

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思い出すと胸が痛む

今すぐあの時に舞い戻って

充実した天然に

末端から溶けてゆきたい

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小さな僕の表面

皮膚の冷たさを通して、

さざ波一つない意識が流れ込んでくる

知らない、触れた事のない、

不思議な意識群。

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大きなものを、小さなものを内包する、

拒絶なき世界のもの。

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ああ、また一つ逃してしまったのだ

あんなに素晴らしかったのに。

完璧と言えるほど。

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涼やかな大気で仕切られた、

明るい、少し揺らめく空間

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雑多な感情が消える。

人々のすがたが霞んできえる。

やわらかく鮮やかな 古色

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ひやり、足を入れ、

冷たさに痺れてゆく身体は 解放

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、、、、、、、

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逃がしてしまったのだ。

二度と来ない瞬間を

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またしても

逃がしてしまったのだ。

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soそしてまた、

作り笑いのあの場所へ、戻るというのか


魂は分かたれた

分け与えられた魂は

同量の虚空を残して去った

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混じり合い 同化を求め その果てに

倦み病んだ塊へと

堕ちそうになった時

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いたましく 不器用に

だが毅然と

残酷な救済の鈍器を

振り下ろす

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自ら引き剥がし 放つ ああ!

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その虚空に 自由の鉛 呑み込んで

飛翔に憧れられず

泣く

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めぐり来る歳月が

落とす影

或いは光

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愛しさを 

後悔を

鮮やかに

或いは淡く

過去の記憶と同列に

色付ける切なさよ

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もう一度 愛を呼び覚まし

汚泥ぬぐって 捧げよう

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まだ見ぬ誰か

めぐり会う 君に

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自分の埋葬のため

花を摘む

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舟に敷き詰め

横たわる

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火を放つ

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炎は飾り

みずが まこと

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案内役は

ああ、あなたがいたね

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残骸の中引きずられ

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ここは どこだ

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君の見据えるものも

僕が捕われているものも

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ここでは、ほんとうじゃないんだぜ

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泣きながら 眠り

切なさと 痛みで 目覚める

あああ

世界への呪詛を隠蔽し

何かを愛そうとしてみる

あああ

この身の醜さ不甲斐なさ

呪う世界の美しさよ

ああああああ

ああ、

あんた達は 美しいよ。


待つのはいやじゃなかった

あんな時でさえ

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あんな時でさえ

やじゃなかったんだ

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これから発する言葉も

君から聞く言葉も

今までの僕らとの

決別だろうに

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それでもただ、君に会えるのが嬉しくて

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たかが数十時間、君のいない時間

眠らずに朝日見て、出かけた

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君の目覚めを待つのに

適当な場所がなくって

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誰かいてもいなくても いや

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鳥と、地面のようなヒト

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足 ぶらぶらさせて たばこを吸った

ちょっと寒い

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子供が笑う

散歩の犬

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そんなの知らない

みいんな白っぽくてさ

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だから、僕も嘘みたい

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君を起こしたのは

早く終わりにしたかったからじゃない

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ただ、会いたかっただけだ

それだけだ

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aa

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愛してるといいながら

君の気持ちなんて考えてなかったんだ

きっと

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ずーっとね。

ああ